ネアカな地域に人は集まる

この指摘(下のリンク)はどの世界でも、民間でも政治の世界でも日常茶飯事ですよね。大なり小なり極めて一般的なことです。

地方政治の世界では「愛する地元・地元愛」という言葉が結構なキーワードでしたが、その地域の未来を本当に見据えたものかについては疑問に感じる事が多々あったように思います。

1999年に「完全一人選挙」で当選した私が行財政改革に特化して地元活動をせず役所にへばりついていたとき、地元の古老の方から「あんたは地元にまったく役にたたん議員やな」、「あんたみたいな議員は存在するはずのないゾンビや」と語気強く言われたものです。

その後、しばらく「ゾンビ議員」という名が一部流通しました(+_+)

その評価が変わったのは2期目中頃から。当時の中司市長の行革努力の甲斐が実り、倒産寸前の財政が持ち直し各施策にも見通しが立ってきました。

3期目の選挙にも「完全一人選挙」で当選させていただくと、その方に呼び止められ「あんたみたいな議員も必要やなあ。わしの先は長くはないが生きてる間はあんたを応援させてもらう」、「あんたは枚方の諸葛孔明や」と笑顔で言っていただきました。

9年目で、ようやくゾンビから諸葛孔明にまで引き上げていただいたことが嬉しい思いの一つです(^-^)

私が政治の世界で心がけていたのは自ら発する「情報公開・情報共有」の姿勢でした。

私の考えはこうです。私は今この位置にいます。ここからここへ向かおうとしています。この3点を示すことで「こいつは、こういうやっちゃ」ということを認識していただく。

地方議員という仕事を何かの足場にして出世を目指す方も多いかと思いますが、「我(が)」はそこそこに、質実に、誠実に地方議員の道を究められるのもその街の定点観測(生き証人)として重要と思います。

どちらにしても、公選職の方は所属政党等の公式見解だけではなく、ご自身の思いを、自信を持ってもっと発信していただきたいと切に願っております。

さあ、現役の皆さん、この世に楽な仕事は一つもなし、氷の海原を突き進む砕氷船をイメージして頑張ってくださいね。

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