昨日は一日不調。近頃は2次会で食べるとダウンです(-_-;)
さて、今月初めにかけて他県で当選された方から「議会会派」に属するべきかの相談を複数承りました。
相談された方は皆さん何らかの会派に属されました。
同じようなことを昨年4月にFBで述べていましたので加筆して再度アップしておきます。
高橋 伸介
2018年4月8日 ·
雑談の園8 「会派」
今日、4月8日はお釈迦様がお生まれになった釈尊降誕会(ごうたんえ)。
3月8日で一旦終わった「雑談の園」ですが、もっと聞かせて下さいというお声が複数ありましたので熟考の上再開します。興味の無い方は飛ばして下さい。(少し長くなります)
尚、この件、タイムラインでの「コメント」は控えていただき、ご意見はメッセンジャーでお願いします。
以前、無所属、無会派の議員さんから、「やっぱり会派に属した方が良いか、会派を作った方が良いか」という話がセミナー休憩中の雑談の中でありました。
この話、都市部の議員さんにとっては非常に重い話で短い雑談の中で話しきれる内容ではありませんので、「今日はこの後(セミナーの後)のご予定は?」とお聞きすると、明日も受講予定で泊まりとのことなので居酒屋で続きをすることとなりました(^-^) もちろん雑談料は無料です(^-^)
議会という小社会(小宇宙)は過半数の同意をいただいてこそ物事が進む世界ですので議員一人で物事を進めるのは極めて困難な社会です。まず議会は小社会という認識が必要です。
議会は小社会という認識を持っていただければ会派問題の半分は解決したようなものです。
ただ、社会をあまり経験せずに当選された方は言葉と体験が認識できず難しい(-_-;)
皆さんの議会におられませんか、会派に属せずご自身の独断と偏見と意固地を貫いて満足している議員さん。
そのような姿を清く正しく美しいと錯覚されている議員さん。ハッキリ言いますと議会は宝塚ではありません。
そのような議員さんに報酬を払うのは税金のムダ使いです。異論はあろうかと思いますがこれが議会という実戦の社会です。
故に私の答えの基本は「会派に属して下さい、なければ会派を作って下さい」です。
会派は多くの議会では条例(議会基本条例)や規定(議会規定)で定められており、議会によりますが、2名ないし3名から構成出来ます。
議会によっては、予算や決算を特別委員会で審議する場合、各会派から委員を選出することも多いので、会派に属すると予算や決算の審議に加わるチャンスも生じます。
また、年に一度行われる議会役員選挙では、議長、副議長、監査(議会による)、常任委員会委員長、副委員長、その他諸々のポストも有利に指名を受けることが出来ます。
このポストは議会では大変重要なことで、行政との関係性、他会派(議会)との関係性を体得するためにも経験されることは重要です。
議員一人で研修に行かれることは、目的がハッキリしており、とても重要なことですが、会派で研修に行かれると、同一テーマにもかかわらず、それぞれの会派議員の興味やアプローチもわかり、勉強の幅が広がります。
さて実際にメリットが多い「会派」を結成するとしましょう。
同じ政党に属する議員さん達で会派結成されるのは簡単ですので、無所属議員や一人政党などで会派結成する場合です。
ここで重要になるのが、あなた自身のレンジ(許容度)の広さです。レンジが狭いと会派は苦痛となります。ただでさえ選挙を勝ち抜いてきた議員さんは極めて個性的な人が多いです(*_*)
ですから会派の大きなメリットを考えた上で、レンジを広く持つことが絶対的に必要です。
まず、「我」(が)を控えて下さい。言い争いになると議員さんの習性として「持論については一歩も引かない」という方が多いです。
言い負かそうと絶対してはいけません。しこりを残すだけです。但し、有権者に対しては皆さん別のお顔をお持ちですよ(^-^) そうでないと選挙突破出来ませんので。・・・
例えば「改革」を目指す会派を作りたいとします。しかし皆さんそれぞれのベストな改革案をお持ちです。
この場合、全く同じ思いを0度(正面)とします。右側に90度(過激要素)、左側に90度(保守要素)、すなわち180度より少しでも前(改革前進)ならば許容してください。
それより(180度)後ろ向きの人は逆噴射(^-^)となりますので会派がまとまらない事になります。
但し、組む人に全く合わない人がいても会派の代表となるべき人が、大変レンジの広い方だった場合は賭けてみる値打ちはあります。
いずれにしてもあなた自身がレンジを広く持つことが必要です。メリットを享受するためには苦労も付いてくるということです。
こんな事があります。
最少人数の3人会派が5人会派を上回って上位のポストを獲得するということは、議会では良くあることです。
一見、バラバラなように見える3人会派であっても、ポストについては一丸(結束)となると強い。また、その会派を応援する他会派の協力もある。その場合、主流会派の方がサポート(副・監視役)に付く場合が多いです。
行政は常に議会の中の力関係(ポスト)をよく見ていますから、行政からの情報サービスなどが違ってきます。
また、あってはならないことですが、行政側から「あの議員は副議長や所管の委員長にしてほしくない」という要求が示されることがあります。
このあたりは文字に出来ない分野でもあり、人事については極力、行政は行政、議会は議会の矜持をもって事に当って貰いたい所です。(この部分、居酒屋にて・・・)
おまけ
私の1期目は大変な会派運営でした。私自身が行政に対して駆逐艦のような活動でしたので、3人でスタートした会派は1年を経ずして一人が保守系の会派へ行かれました。
その方は翌年の役選で常任委員会副委員長を獲得されています。
そこで私は2年目に真逆のお考えを持った方をお願いして組んでいただき残り3年間を会派として活動できました。
「役」は一切ありませんでしたが、おかげで予算や決算の審議に加わることが出来ましたが、会派運営においては言葉に出来ない苦労がありました。
しかし、1期目で多くのことを勉強させていただき、その方には今でも感謝しております。
苦労は買ってでもする。会派運営で汗を流してください。行政や議会の皆さんはその姿を見ておられます。
議会はあくまで合議機関です。議会の中で力を得るには会派は必要です。
ということで一旦終わり、ヴェノーバのレッスンです。
福山先生が飛び抜けた技量をお持ちの先生であることは日曜日のリサイタルで分かりました。
先生はサーキットで時速300キロ級、私は木炭車で時速15キロ級(+_+)
本来、私のような者がヴェノーバでペラペラお付き合いいただく先生ではないので、少し緊張しましたが、ここは・・ここは年の功!!これは負けません。
レッスンでは先生に大いに笑っていただきました(^o^)v
本物を見分ける力(これが難しい)を!そして相談相手を
インテリジェンス(情報・知恵)を重視すること。情報、外交の
今は体力も気力もありません。
ヴェノーバ吹くのがやっと!
この後、先生は声を上げて笑っていただきましたm(__
何をしたかはトップシークレット。
帰りにクラリネットのベテランがトップに立つ店へ。
「おれ、本物のカーブドソプラノサックスを買おうと思う
「髙橋さん、ムリやわ。ソプラノサックスは通常のサック
「なんとなく・・・カッコいいから・・・」
「ふ~~ん」
と、瞬殺。