雑談の園9

少し長いので関心のない方は飛ばしてください。

雑談の園9 「議会における人間関係」

議員セミナー休憩時間中の雑談タイムが面白い。
セミナー中の質問時間では受講内容についての質問が大半です。

しかし、休憩時間中の雑談の中身はこっそり質問というより相談が多いです。

期数を重ねられた議員先生から「最近の若手は唯我独尊的な方が多く、議会というシステムを理解する気がないので困ります」という相談というより愚痴をお聞きします。

生産性には無縁ですが精神衛生上、愚痴は大いに結構。親身に拝聴させていただきます(^-^)

この話、民間でも同類の悩みです。共通しているように思うのは「若手」及び「そのまま大人」の方で高学歴、失敗経験があまりない、親や他人から厳しく叱られたことがない方に共通しているようです。

結果的に「社会(議会は小社会)」と呼ばれる「人間の営みに対する間合いの取り方」がわからないので自己保身という自己防衛の安全装置が適当に解除されない弊害ではないかと思います。

対応方法はハッキリしています。相手を変えようなどと思わず「関わらない事」ですが、会派内であればそうもいきません。

諭すようなことを言えば疑いの眼差しを向けられ、切れてしまうか、パワハラ、恫喝と叫ばれます。

自己中心(自己中)に自ら気づくチャンスを生かせるかどうかですが、所詮他人、自ら出て行っていただければベスト。

それでも会派として困る時は対策として議会・会派の顔となるメインポストには配置せず適当に褒めておくことぐらいです。

不幸なことにそのような方が議員になりますと、人生経験があまりないにもかかわらず翌日から「先生」と呼ばれ諭す大人がいなくなります。

まだ情報収集が不十分で軽々な事は申せませんが、つい最近「殺すぞ」発言でおやめになった西宮の市長さんは私とは議員同期(99年初当選)でした。

初当選からトップ当選を重ね、とても優秀な方で注目していましたが自滅された形になり残念なことです。

私自身は当初、既得権に対する駆逐艦の思いで活動していましたので相手に対し警告の上、直ちに発砲(^-^)するタイプでしたが、期数と失敗を重ね、議会に対する知識と経験が深まるにつれ、外交による解決が中心となりました。

西宮のこの方には自らを変えるチャンスを生かされなかったように感じます。重ねて残念。

議会活動はご自身の正義と妥協とのバランスです。そして相手の蟠り(わだかまり)をいかに最小にするかのバランス。
故にミリ単位の調整(^-^)

次回は議員セミナーでの雑談ではなく、個人活動中にお聞きする、ある自治体首長の生々しい雑談でもしましょうか。今宵はここらでよかろうかい(^-^ゞ

本日はこの程度にて散会しますm(__)m

※写真は愛知県議会議場コンサート 県庁HPより転載

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