昨年のFBより

早いですね、もう1年たちましたか(^-^)
B層、益々拡大しているように感じますね。

選挙が近くなりましたので。以下、昨年のフェスブックより。

1年前

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少し長いですが、政治関係者の間でたびたび出てくる「B層」について

私は選挙については枚方、特にくずは地区に特化したチープ戦(名簿ナシ、知り合いナシ、組織ナシ、金ナシ、駅前報告とペーパー配布のみ)しか知りませんでしたので、郵政解散により行われた2005年9月の郵政選挙で参考にされた「B層」という言葉は昨年になって他市の友人から教えられました。

そこで古典に親しんでいる合間に、友人から紹介していただいた適菜 収氏の「日本をダメにしたB層の研究」、「日本を救うC層の研究」を読み、各層分類の元祖となった2004年12月15日付けのスリード社とオフィスサンサーラ社によるレポート「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略案」をダウンロードして読みました。

すでに「B層」という言葉はウィキペディアにもありますし、レポートもダウンロードできますので興味がおありの方はご参考ください。

このレポートによる分析は写真のような表の説明なのですが、選挙戦術として今も有効です。

ワンイシュー(単一争点)、ワンフレーズで極度に単純化し、二択か三択を目の前にぶら下げることで深く考えない人々の票を集める政治・選挙手法はこのレポートを参考にされているように思います。

ウィキによると
A層 エコノミストを始めとして、基本的に民営化の必要性は感じているが、これまで、特に道路公団民営化の結末からの類推上、結果について悲観的な観測を持っており、批判的立場を形成している。「IQ」が比較的高く、構造改革に肯定的。構成者は財界勝ち組企業、大学教授、マスメディア(テレビ)、都市部ホワイトカラーなど。

B層 郵政の現状サービスへの満足度が極めて高いため、道路などへの公共事業批判ほどたやすく支持は得られない。郵政民営化への支持を取り付けるために、より深いレベルでの合意形成が不可欠。マスコミ報道に流されやすく「IQ」が比較的低い、構造改革に中立的ないし肯定的。構成者は主婦層、若年層、シルバー(高齢者)層など。具体的なことは分からないが小泉総理のキャラクター・内閣閣僚を支持する。

C層 構造改革抵抗守旧派。「IQ」が比較的高く、構造改革に否定的。構成者についてはこれ以上の分析はない。

D層(レポートにはD層という言葉はない) 「名無し層」「命名無し層」と呼ばれることも多い。「IQ」が比較的低く、構造改革に否定的。構成者は既に失業などの痛みにより、構造改革に恐怖を覚えている層。

とされている。

「自民党をぶっ壊す」、「官か?民か?」、「改革なくして成長なし」、「聖域なき構造改革」、「反対派はすべて郵政族であり、郵政民営化を頭ごなしに反対する勢力=抵抗勢力」などのワンフレーズが使用されるが具体的中身は不明なことが多い。

「よくわからないけど、すごい!」と感じる層(B層)を狙う。何か世界的に類似現象が起こっているようにも感じますね。

「気をつけよう、ワンフレーズに中身ナシ」、「気が付くとポピュリズム」かも・・・

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遅ればせながら読んでみました。
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「B層」の原点となったレポート。
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レポート「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略案」より。
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