芸術といわれる分野は文芸、美術、音楽、演劇、映画などと共に、分類方法としても空間芸術、時間芸術、総合芸術という括りもあり、人間の創造活動として芸術は広く、そして深いものです。
今日は枚方市議会最終日、行政からの報告で「個人の寄付による美術館建設」が二転三転の末、なくなったようです。
私個人は大変残念に思っています。設計施工は美術館建設では定評ある竹中工務店と聞いていましたので建物としての美術館性能や耐震性も問題はありません。
現在の厳しい自治体財政では、独自施策として美術館建設(芸術)を実行する中規模以下の自治体はほとんどないと言えます。
行政にとって美術館の運営は厳しいものがありますが、行政トップ クラスに美術・芸術に対する見識があれば「単なる美術館」を「総合美術館」としての位置づけを行ない、他の老朽化建物の整理統合のピッチを早めるなど説得の手立てはあったように思います。
今後、他市に「寄付による美術館の建設」の可能性もあるようで、他市におかれては枚方での「芸」のないゴタゴタを参考にしていただき、知恵と工夫を総動員されて「芸」を武器の一つとして個性ある発展をされることを願っています。
下記のリンクは2014年9月です。
https://www.city.hirakata.osaka.jp/soshiki/s-gakusyu/mokeiimage.html
美術館の模型やイメージパースを展示しています – 枚方市ホームページ
寄附を受ける美術館について、イメージがよりわかりやすく伝わるよう、市役所別館1階と南部生涯学習市民センターロビーにおいて模型やイメージパース、美術館準備ニュースを設置しています。