元京阪社長佐藤さん亡くなる

今朝の新聞(25日)で、元京阪社長で大阪商工会議所会頭の佐藤茂雄(74才)さんが20日に亡くなられたことを知りました。大阪にとって大切な人を失い、心から残念に思います。

記憶が定かではないのですが、私が改革市民派で組織、後援会、名簿、親戚はなく、同窓生も一人もいない枚方楠葉で当選させていただき、京阪樟葉駅前報告を繰り返していたときです。
1期目の終わりか、2期目の初め頃、10年以上前だったと思います。

京阪電鉄社長の佐藤さんと立ち話をする機会がありました。
佐藤さんは、「高橋さん、面白い議員さんですね。改革は進めはったらよろしい。(枚方に)ホテルは言わんといてな」というような事を言っておられた記憶があります。

私は枚方に宴会場付きのホテルが必要と思っていたときだけに、残念との思いと、この方は大阪全体のことを考えておられる方や、なかなかの「人物」やと思いました。

その後、大商会頭、京阪のCEOに就かれ、シンポジウムでお話しを伺う機会がありました。大阪、関西の文化も、中小企業も、観光客も大切にされ、幅広い視野をお持ちでした。

訃報をお聞きして一つのことを思い出しました。

11月1日に行なわれた「四天王寺ワッソ」ですが、ワッソは大阪の多くの企業が協力するのですが、最近は「東京の決済がいる」という企業が増え、大阪は地方の一支店に過ぎなくなってきているとスタッフの方がおっしゃっていました。

現在、大阪の政治は、維新:反維新の構図で矮小化されすぎているように感じますが、大阪再生、復活の道はこのあたり(佐藤さんの道)にもヒントがあるように思います。

小さな国ほどの財政力がある大阪市の市長に、京セラ創始者で、JAL復活を実行された稲盛さんあたりに一度任せてみたいと思うのは私だけでしょうか。

佐藤さんの死は、返す返すも残念です。佐藤さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

高橋 伸介さんの写真
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