HOMEデータバンク≫05.9.11衆議院選挙分析byしんすけ

衆議院選挙その1 (050808)
昼過ぎに
参議院において郵政民営化改革の各法案が否決されました。民主主義の中での改革がいかに難しいか小泉首相に深く同情します。これで間違いなく将来、郵政の尻拭いに莫大な税金を投入するハメになります。
また、郵政関連の金額が非常に大きい為、既得権=選挙票にすがる者がいかに多いかがハッキリわかりました。私は連日の暑さでバテバテの毎日ですが今日また出力がアップしました。改革に向けてガンバリマス。

追記:反対派の予想を裏切り夕方衆議院は解散になりました。

衆議院選挙その2 (050811)
私たちの会派は無所属、無政党、市民議員ですので国政に対しては皆さんと同じ一票の権利行使しかありません。したがいまして市会議員として枚方の自治政務に専念する為、国政の事をとやかく言う事は控えております。

が、それにしても今度の衆議院解散は面白いですね。ご存知のように改革には必ずリスクが伴います。
今回、小泉首相は法の規定により衆議院を解散されました。その手法に対していろいろご意見があるようですが私は民主主義の教科書(手順どうり)を見る思いで感慨深く報道を注視しています。

一国の総理大臣が「改革の本丸」と位置づけ政治生命を賭けた法案、審議時間も大幅に使い、骨抜き同然の修正に応じながらも一部の旧態依然とした既得権とメンツと水面下の駆け引きを重んずる議員の抵抗を受け廃案となったのですから再度選挙で信を問うのは当然です。自民党の反対された議員たちが民主主義の否定だのファッショ、独裁者とわめいてる姿を見るとあんたたちは今まで手順どうりの政治をしてきたの?と、問いたい。水面下で既得権を守るために各種法案を骨抜きにしてきたのはダレ?少なくとも再度「選挙」で国民の信を問う姿勢を示された小泉首相はその点でも評価できる。

それにしても野党は今回もチョンボしました。特に民主党の存在感が薄く、自民党反対派(守旧派)の尻馬に乗った格好となり、やっぱり民営化反対の党というイメージが出来てしまいました。自分たちが「政権を取ったらいい政治をします」では民主党の中身を知れば知るほど期待が出来ないではありませんか。将来のためにも賛成しておくべきでした。最初から完全な法案などありません。問題が出ればそのつど修正させていく方向でスタートさせるべきでした。民主党には少し期待していただけに残念。

小泉首相の肩を持つ格好になりましたが小泉首相に対して私自身は靖国問題、イラク派兵問題、アメリカ中心外交問題など平和を希求する独立国・日本として受け入れられない事案も多々あります。行財政改革問題に限っての思いということでお許しを。

衆議院選挙その3 (050830)
さて、衆議院選挙が公示され選挙がスタートしました。といっても実質中盤戦となっていますが無風の11区に自民党からいわきノブ子さんと言う極めてパワフルな女性候補が参戦されました。そこで2時からの街頭演説を聞きに行ってきました。驚きました!腹が180度ひっくり返るほどの大迫力の大演説でした。正にボディソニック!ステレオなんかいらない!こんなパワーの人、間違いなく枚方には居ない。男女を越えてスゴイ。身体がすでに男女共同参画済み!
有権者になって32年。今まで一度も自民党には票を入れた事が無かったですが今度はいわきノブ子候補に入れてみようと思います。つまらないイデオロギーを遥かに超えるものを持っておられる。今の時代にふさわしい人であると感じました。
演説を聞くまでは、せめて小泉自民党から来るならば小池百合子のような、はたまた片山さつきのような、ひょっとして佐藤ゆかりのような候補者が来る事を祈っていましたが、我が枚方にいわきノブ子あり!今回は比例区は小泉自民党に、小選挙区はいわきのぶ子と書こうと思いました。

皆さんも是非一度、素直にいわきノブ子候補の演説を聞いてみてください。感動する事、請け合います。

衆議院選挙その4 (050901)
さて、衆議院選挙の方ですがここ数日いろんな方と話をしていますとマメタンクの様ないわきノブ子さんが意外と女性の方々からの評判が高い。今まで枚方にはいないタイプの候補でもあり、写真だけでも興味をもたれるのではないかと思っています。
既に比例で2位となられたいわきさんは間違いなく通ってこられますが小選挙区でも意外な数字を出される可能性もあるように思います。今まで民主の平野さんが圧倒的に強い地区ですが久しぶりに面白い選挙になりそうです。枚方の沈滞ムードをぶっ壊していただけるかも知れません。

私は無党派、無所属ですので私の選挙以外は次善、次々次善の選択です。誰かに投票するわけですがその基準は3つあります。一つ目は情報公開に対する姿勢、二つ目は行財政改革に対する姿勢、三つ目は人物です。
国政選挙ぐらい距離が離れると三つとも良くわからないのが多くの有権者が感じられている所ではないでしょうか。
今回も良くわからない事が多々あります。突然パラシュート降下されて来たいわきさんはわからない事も多く冒険ですが、今回、チャンスを与えてあげようかと思っています。

願わくはいわきさんも小泉首相のようにしがらみだらけで国民には見えてこなかった古い自民党的体質の政治をぶっ壊すような選挙をされる事を期待します。

衆議院選挙その5 (050904)
本館議員控え室の室温は昨日が34℃、今日は31℃となっています。先ほどから雨も降ってきました。
衆議院選挙の期日前投票も始まり、市役所別館は朝8時半から夜8時まで開いています。選挙も後半戦に入り体力勝負となって来ました。体力勝負では自民党のいわき候補は強そうです。・・・ホントに強そう。いわき候補の公明推薦も決まり、どこまで鉄壁の民主党平野候補に迫る事が出来るか目が離せません。

枚方では国と違い永年にわたって民主と公明がリンクして来ました。今回は国と同じ自公となったようですが部外者の私には本当のところよくわかりません。それに伴い枚方市議会も変わっていくのか。現職の私でもわかりません。少なくともこれからの議員は有権者に見えるかたちでの言行一致がより求められていくように思います。

争点の一つである各マニフェストは各党のHPで見ることが出来ますので是非一度はのぞいて見てください。あらゆる意味で今回の選挙は戦後初の選挙形態です。言っている事には自民も民主も道理があるように思います。国民のジャッジ(審判)がどのように下されるか。本当に面白い選挙ですね。どのような形態でも投票率が上がる事を期待します。

衆議院選挙その6 (050905)
非常に大きな台風14号が接近している中、選挙が進められています。午前中に顔を会わした共産党の女性議員に「ちょっとは台風で中休みでっか」と声をかけたら「雨が降っても、槍が降ってきてもヤルわよ」と勇ましい返事が返ってきました。当落に関係なく選挙活動する姿に感心した次第です。(あたりまえか)私のように誰に入れるかで悩んでいるのとはわけが違う。(いらん事言って少し反省)

昨日の晩に数件電話をいただいた。内容はいずれも「くずは駅前で街頭演説を聞いた。せっかく今回は面白い候補なので票を入れてみよかなと思っていたら選挙カーに某議員が乗っており入れる気が失せた。高橋さん何とかならんか」と言うもの。(注:某議員が特定される恐れがあるので誰の街頭演説かは伏しています)
私だったら無党派の気持を察し、スケジュール調整で対処するところですが、党員でもなく、ましてや選対でもない私にはどうにも出来ません。と応えておきましたが選ぶと言う事は一筋縄ではいかないものです。ムツカシー。

それでも割り切って誰かに入れなければなりません。
悩み、悩みつつ無党派であることの喜びに浸っています。・・・・必死で応援されてる方にとっては腹立たしく思われるかもしれんなー・・・

衆議院選挙その7 (050907)
台風14号の吹き返しの風が強いですが近畿の直撃は避けられホッとしています。

先ほど市役所本館で衆議院選挙の期日前投票をしてきました。
有権者になって32年になりますが今回初めて自民党と自民党候補に入れました。

今回の投票判断の大きなポイントは4つ。
1.密室選挙から目に見える劇場型選挙へ切り替えた小泉首相への評価
2.今までの選挙地盤や族議員を切ってでも信念を貫く姿勢
3.マニュフェスト型選挙やインターネットを推進

4.拉致問題も含め小泉首相ならではの諸改革を精力的に推進

民主党の岡田代表もヒタムキさがいい雰囲気になってきたけれども郵政民営化反対を民主党の支持母体の問題をそのままに自民の反対派の尻馬に乗った形がズルく見えた。その点、郵政解散を断行し国民投票的総選挙に持ち込んだ小泉首相の方が真剣さが感じられた。

以上の大まかな理由で今回の票を入れました。
皆さんは今回の選挙ではどの様な判断を下されるでしょうか。政権交代は交代でそれもまたよし。11日が楽しみです。

衆議院選挙その8 (050909)
無党派集団である私どもの会派室には毎回各候補者のポスターやチラシが貼ってあります。

今回、1番に会派室にお見えになったのが自民党のいわき候補でした。私はたまたま留守にしておりましたが並々ならぬ気迫を感じました。と言うのは現在の日本では無党派が最も多く、政治のキャスティングボードを握っているのでここの所の反応で決する事が多くなったからです。組織中心の従来型の選挙だけでは票をまとめる事が出来なくなりつつあるからです。

自民党公認候補として11区に落下傘降下し、即、無党派会派に来られたと言う事は今回の選挙の本質を外していないと感じました。反対に今まで私たちが票を入れていた民主党は今に至るまで一度も無党派にアプローチがなく、(会派室に貼ってるチラシも新聞折込のもの)突然の選挙で慌て、11区の民公協調が崩れる中、従来の組織固めに汲々とされているように見えます。やっぱり民主は労組の組織依存が強い、改革はムリだと無党派の方々が判断される可能性が高いのではないかと思います。

どちらにしても選挙活動はあと1日。11日が楽しみです。
今日の午後4時ごろに「ざっくばらん」のコーナーに「超カンタンな11区選挙予想」をアップします。マニア系の方はそちらもご参照下さい。

衆議院選挙その9 (050910)
昨日、「超カンタンな11区選挙予想」を「ざっくばらん」コーナーにアップしましたが早速、「超カンタンとちゃうで。わかりにくい」とクレームをいただきました。
圧縮するとA4一枚なんですが数字を文書化するとあのようになる悪い典型になりました。申し訳ありません。
テレビでやっているようなグラフを入れるとカンタンに理解できると思いますが、そこまで時間がかけられなくて重ねて申し訳ありません。
本当の選挙マニアの出番は「超カンタンな11区選挙予想」最後の3行のデータです。これが入ると分厚くなります。
今回はあの程度でゴカンベンを。
選挙も今日が最終日となり、選挙カーも絶叫連呼スタイルになりました。有権者の皆様には主権者として政治判断を票により行使いただきますよう。明日の開票は注目です。

衆議院選挙その10 (050912)
お早うございます。いやはや、凄まじい選挙でしたね。皆さんも選挙で参加されたことと思います。
戦後政治史に残る選挙となり小泉首相の自民党が大勝しました。選挙が組織型から無党派世論選挙型に明確に切り替わった潮目の選挙でもありました。ドラスチックでエキサイティングでした。

11区では平野氏が小選挙区で当選され、いわき氏も比例で当選され、国会議員が2人になりました。市民にとっては良い事だと思います。
11区選挙詳細についてはデータが選管から届き次第、分析し、「ざっくばらん」のコーナーでアップします。
今日はこれから本会議が始まります。お疲れの議員さんも多いと思います。しっかり審議してまいります。

衆議院選挙最終回 (050914)
昨日、枚方の衆議院選挙結果を「ざっくばらん」コーナーにアップしておきました。ご参照下さい。書き切れなかった事(裏話など)は後日、「ひらかた市民会議」の市政報告会でご報告したいと思います。
今回の選挙では全国で7,65%の投票率のアップ(枚方は11,43%アップ)となりました。これだけ騒いで8%弱?とお思いの方もあるかと思いますが、人数にしますと790万6801人が新たに投票権を行使されました。

やっぱりすごい選挙でした。今回の小泉型選挙は基本的な選挙手法(地縁を断つ、しがらみを断つ、わかりやすい政策を出す、改革を出す、無党派に訴える)としては我々と変わるところがありませんが改革に向けてのパワーとオーラと戦略、戦術はまだまだ学ぶべきところが多々ありました。私は今回の選挙を胸に刻み、従来の甘口の改革から我々の辛口の改革へより一層活動に励んでまいります。よろしくご支援いただきますようお願いいたします。


ざっくばらんコーナー衆議院選挙特集1 (050909)

日記でお知らせした「超カンタンな11区選挙予想(枚方のみ)」を。

まず、前回、平成15年11月9日に行なわれた衆議院選挙結果から。枚方のみで見ますと(敬称略)

 平野(民主党) 95409票 (当選)
 小川(自民系) 41596票
 山下(共産党) 22460票
 吉武(無所属)  7198票

党派別(比例)では
     民主党  72896票
     公明党  30966票
     自民党  45759票
     共産党  16994票
     社民党   7275票

前回は以上の結果でした。

次に平野票95409票を見てみます。枚方では自公ではなく民公(大阪6区との関係)ですので平野票から公明の分を引きます。比例で公明の票を見ますと3万票あります。そのまま平野票から引き、その分を自民に持って行くと票数は逆転します。

しかし簡単にはそうはなりません。公明の票は公明の候補者に対しては3万がそのまま公明候補者に3万(10割)流れますが「協力」(推薦・支持など)の場合は8割程度から5割程度に低下します。枚方では民公協力の時代が長く続いたので8割とします。そうすると24000票が平野氏に流れたとします。平野票95409票から24000票を引くと71409票となります。次にいわき氏の基礎票を前回自民党系候補の41596票とします。

今回、公明は自民いわき氏を推薦しました。しかし突然の選挙で関係が薄いのと時間の問題(公明推薦は9月2日頃に決まる)や公明母体の宗教団体とのもろもろの関係で5割とします。そうすると15000票が公明からいわき氏へ行き56596票。24000票から15000票を引いた9000票は従来の平野氏へ流れるとすると71409票+9000票で平野氏80409票となります。このままでは平野氏圧勝です。

さて次にポイントとなる無党派票です。民主と自民に無党派票はいくら入っていたか。
まず、平野票を見てみます。先ほどの公明票を引いた71409票に無党派はいくら入っているかを見てみます。
まず民主系の市会議員の総得票は38097票、これが平野氏の基礎票となります。単純に71409票から基礎票38097票を引くと33312票となります。これが平野氏に流れた無党派票となります。・・・ムム大きい

枚方では自民の人気はあまりありませんでした。比例の自民票45759票から自民系候補の41596票を引くと4163票。これが明確に小泉自民に流れた無党派票の自民基礎票と考えられます。枚方では無党派票は圧倒的に民主・平野氏に流れていた事がわかります。

次に今回の選挙で無党派票はどちらに流れるか。

まず、前回、自民に流れた無党派票は今回もそのままとして、問題は平野氏の無党派票33312票の行方がキーとなります。
仮に5対5で平野氏に流れた無党派票が割れると
   平野氏  基礎票38097票+公明分9000票+無党派分16656票=63753票
   いわき氏 基礎票45759票+公明分15000票+無党派分16656票=77415票

あれれ・・・逆転。

では3対7で平野氏に7が流れたとして
   平野氏  基礎票38097票+公明分9000票+無党派分23318票=70415票
   いわき氏 基礎票45759票+公明分15000票+無党派分9993票=70752票

あれれ・・・

まだまだ投票率が伸びた場合とか(今回は伸びる。伸びた場合は自民有利!?今までとは逆!)、「風」で諸比率が変わったりしたら・・・・・・ムツカシ、わからなくなりました。要は無党派次第です。
本日はこれぐらいにしておきます。

ざっくばらんコーナー衆議院選挙特集2 (050913)

では11日の11区(枚方・交野)における衆議院選挙について前回同様枚方のみで見てみます。

まず平成15年11月9日に行なわれた衆議院選挙結果と今回の結果を並べてみますと。(敬称略)

 前回  投票率55,60%              今回  投票率67,03%(前回より11,43%アップ
                              
 平野(民主党) 95409票 (当選)        平野(民主党)  99796票 (当選)
 小川(自民系) 41596票              井脇(自民党)  82721票 (比例当選)
 山下(共産党) 22460票              山下(共産党)  26555票
 吉武(無所属)  7198票
  総数     166663票              総数     209072票(前回より42409票アップ)

党派別(比例)では                
     民主党  72896票                民主党  62507票
     公明党  30966票                公明党  32717票
     自民党  45759票                自民党  77089票
     共産党  16994票                共産党  18886票
     社民党   7275票                社民党  14084票
     総数   173890票                総数   205283票(前回より31393票アップ)

当日有権者数は323027人でした。投票された方は216516人なので投票率は67,03%となりました。この中から無効票が発生しますので実際の投票総数は上記の表のようになります。また、投票率が11,43%アップしましたが人数に直しますと36921人の方が新たに投票されました。

さて、この数字をどう読むか。出口調査をする力もない我々にはポアロのように推理を働かすのみです。・・・

まず、比例を見ますと民主が前回より−10389票、自民が+31330票。小泉旋風が吹き荒れているのがわかります。
そこでいわき氏を見てみます。無党派が入れた自民票と正規の自民票及び公明票だけで約11万票となり、いわき氏はグリコのはずです。しかし、実際はいわき票は約8万3千票と約2万7千票不足しています。公明推薦が名ばかりであった可能性が出てきました。また市民(無党派)の方に尋ねると比例は小泉自民、候補は民主の平野氏というパターンも多くありました。平野氏の人気が根強いのがわかります。実際はどうだったのか。

枚方では無党派の方の票が自民党といわき氏自民党と平野氏民主党と平野氏の3パターンがどのような比重になったのか。また、公明推薦が何割有効だったのか(今回は1割から2割の可能性もあり)。はたまた名ばかりの推薦だったのか。ここの所が良くわからないので詳細な結論は出せない状態です。
いわき氏が比例2位で当確を決めていたので公明としても今回は名ばかりで対処してどちらにも顔を立てた事も考えられる。

ただ、いわき陣営は無党派対策を徹底すれば小選挙区でも独力で勝利した可能性も高い。
多くの市民(無党派)の反応はいわき氏の名刺やチラシを見せると「ゲッ!」とか「ピンクのブレザー着たへんなオッサン」とか言う反応が多く、この方は女性ですよと話をすると「エーーーウソ」とか「ほかのマドンナとちゃう、なんでー」とかが多かった。まず、いわき氏と距離をおいてしまう反応が大方であった。

しかし、実際のいわき氏はとても気さくな人です。明るく元気でとてもいいオーラの持ち主です。このところの理解が進めば票は自民党に入れたが候補は民主の平野氏にというパターンは大きく変わったはずです。また、自民党の選挙カーを見ていると、いわき氏を取り囲む人々がいかにも古い自民党的で、視覚的に小泉自民党との違和感を覚えるものであった。選対にひと工夫もふた工夫も必要であったように思われる。

双方の選挙を見ていてコメントを求められると、各々言いたい事は山ほどありますが、どちらにしても後の祭りですので本日はこの程度にて。

※この文を書いていて中司市長が自民から選挙に出ておられたならば無党派は迷う事はないので小選挙区でも圧勝であったのにと思いました。残念!

ざっくばらんコーナー衆議院選挙特集最終回 (050919)

13日にアップした結果に腑に落ちないところ(公明票の行方)があったので聞き取り調査をしてみました。
結果、公明票がほとんどいわき氏に流れていなかった事が確認出来ました。(内容は市政報告会にて)

まず無党派票も含め整理してみましょう。(尚、数字は現時点では選管の正式発表を基にしておりませんので微妙に異なります。あくまでも私観です)

まず平成15年4月27日の市議会議員選挙から各党の基礎票を見ましょう。基礎票を見るのに市議会選挙を見るのは地域性が反映される為、ブレが少ない為です。

  市議選投票率45,76%              次に今回の衆議院選挙(比例) 投票率67,03%

 民主系  39275票                    民主党  62507票(+23232票)
 公明党  31435票                    公明党  32717票(+1282票)
 自民系  29342票                    自民党  77089票(+47747票)
 共産党  16925票                    共産党  18886票(+1961票)
 社民党   1094票                    社民党  14084票(+12990票)
 無党派  22329票(この票+72664票が今回の無党派票)     新党     7781票(+7781票)
上記を各党の基礎票とします
 総計   140400票(小数点切捨て)          総計   213064票(+94993票 今回の無党派票

で、次に小選挙区(候補者に票を入れる)を見てみましょう。


                  平野(民主党)  99796票(当選)
                  井脇(自民党)  82721票(比例当選)
                  山下(共産党)  26555票

                  総数       209072票(政党には入れたが候補には入れなかった票が3992票発生しています)
                  無党派票    94993票 前回22329票を引くと72664票が新規無党派票

よーく、よーく、票をトライアングルで見てください。比例区における無党派票の流れがわかります。


いわき氏に対して公明推薦が名ばかりだとして4000票程度と仮定すると

いわき氏は約83000票−自民基礎票30000票−公明票4000票=無党派票49000票(不確定)

平野氏は約100000票−民主基礎票40000票−公明票24000票=無党派票36000票(不確定)

山下氏は約27000票−共産基礎票17000票=無党派票10000票(確定)

あーやっぱり公明票が確定しない限り(公明票が小選挙区で誰にどれだけ入れたか)正確な無党派の票は読めません。

これぐらいにしておきます。

冒頭の私の調査の結果、いわき氏が公明推薦であったにもかかわらず公明の票はほとんどが平野氏に流れた為、従来どおり枚方市議会においては民公体制が維持継続されるものと思われます。
今後の議会運営を見ていればおのずと証明されるハズ。

枚方の自民党が弱体な為にこのような結果に終わったものと思われます。どちらにしても無党派の民意をつかんだ者が政治の主役になりつつある選挙でした。

本日はこの程度にて。

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