高橋しんすけ議員報告 HOMEデータバンク2000年度9月 本会議質疑と答弁


2000年度9月 本会議質疑と答弁

ガイド:本会議で、一般質問の他に行う質疑です。


○高橋伸介議員

勤労者福祉協会の事業内容について  →西川 肇生活部長の回答へ

 報告第18号 平成11年度財団法人枚方市勤労者福祉協会の経営状況について、2点質問させていただきます。
 まず、ページ51から54の4ページにわたる事業報告を見ていますと、ある方向性が見えてきます。定員と応募者の関係です。パソコンや英会話、健康に関する事業は人気が高く、いわゆる啓発事業と言われている事業が不人気だということです。
 特に、ページ54、レディースワーク講習会「パソコン」、これは府と市の共催事業ですけれども、定員20名に対しまして、応募者が303名あったということです。この分野では、官民という言葉を使いますと、既に官が民を啓発するのではなく、民から学ばなければならない時代になってきているということではないでしょうか。もっと市民ニーズに合った事業実施が必要と考えますが、今後どのように進めていかれるのか、お尋ねいたします。
 

メセナ枚方のレストラン運営について  →西川 肇市民生活部長回答へ

 次に、メセナひらかたの2階にレストランがございますが、この関係の項目について、質問いたします。
 ページ61のところに、食堂設備改善積立金取崩収入、これは、当初予算額として500万円、次にページ64のところに消耗什器備品、これも当初予算額が321万円、ページ65ですね、食堂設備改善積立金支出252万という形で上がっております。また、その次の66ページには、有形固定資産という形で冷蔵庫、冷凍庫、食器洗浄機、冷凍冷蔵庫、茹で麺器などが上がっております。
 これ、レストランは、直営ではなく公募されたと聞いておりますけれども、本来、受託業者側の会計項目がここに挙がっていることについて、お尋ねいたします。
 また、売上の処理や市の持ち出し分ですね、そして、業者の負担金が11年度より月額30万から21万になったとも聞いております。この会計報告ではよくわかりませんので、あわせてお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。



○西川 肇市民生活部長

 お答えを申し上げます。
 まず、枚方市勤労者福祉協会が行っております自主事業の関係につきまして、御質問いただきました。
 この自主事業の実施に当たりましては、協会の設立目的でございます勤労者の福祉の向上と女性の地位向上あるいは社会参加を促進することを目的に、事業企画を行っておるわけでございます。特に、最近では、女子学生の就職につなげていくための就職セミナーや勤労者の教養と健康の増進を図る講座を初め、今日社会的問題となっております子供の虐待あるいは介護問題、こういった問題を取り上げた事業を行ってきておるところでございます。
 確かに、今、ご指摘のありましたように、個人の資格取得など身に付けることにより就労につながるようなもの、あるいは健康保持とか増進につながるものについては大変人気も高く、多くの応募者があるのが現状でございます。一方、個人の資格につながらない、また、すぐ役立つことが少ないと、こういったふうに思われる講座につきましては、なかなか参加者が集まらない状況にもなっております。
 また、女性の地向上や社会参加を促進し、男女共同参画社会の実現に向けて取り組んだ事業の中でも参加者が少ないものもありますが、こういった事業の中でも情報や場を提供し、機会を作っていくことも、その促進に向けては一定必要なものと考えております。
 しかし、ご指摘のように、市民ニーズを的確にとらえて、参加者が集まる工夫も必要なことだと考えておりますので、今後の事業計画を企画する中で、このことも念頭に置きまして検討を進めてまいりたい、このように考えております。
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 次に、レストランの運営につきまして、御質問いただきました。
 この勤労者総合福祉センターの運営につきましては、国の雇用能力開発機構から大阪府が委託を受けまして、また、大阪府より枚方市が委託を受けて、市からこの協会に委託をしていると、このようなことに手続的にはなっております。その中で、レストランにつきましては、専門的な知識または経験を必要とすることもございまして、ただいま申し上げたように、雇用能力開発機構及び大阪府の承認を得まして業者に委託しているものでございます。業者の選定に当たりましては、広く公募をいたしまして、選定委員会を設けるなど業者の状況、経験やメニューなどを参考として、決定をしてきた経緯がございます。
 また、基本的な設備あるいは備品等につきましては、建設時の工事の中で既に設置をしたものでございます。委託料は無料としておりますけれども、それに代わるものとして、売上げにつきましては、業者に帰属することになっております。その他の日常の光熱水費、消耗品等のレストラン運営に要する費用は受託業者において負担すると、このようになっております。
 また、委託に当たりまして、基本的な設備あるいは備品等の更新に要する経費として、この委託業者の方から、行政財産の使用量を参考に負担金、こういったものを徴収しております。その負担金につきましては、当初に設置をいたしました、ただいま申し上げた備品等の修繕あるいは買い替え等に充当するために、特定預金として預金をしているところでございます。この限りにおきましては市の持ち出しはないと、このように考えているところでございます。
 以上でございます。
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