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中司宏市長答弁の引用集 | 平成12年第4回定例会(12月) | 枚方市議会会議録より |
日付 * 私の判断で、ここはポイントと思うところは赤字にしております。 第1日 12月12日
21世紀を担う子どもたちの教育環境を整備していくということにつきましては、大変重要な課題であると考えています。決してこれで十分であるということと考えているわけではありませんので、大変厳しい財政状況ではありますが、教育委員会とも十分に連携をとりながら、必要な予算の確保に努めてまいりたいと、こう考えておりますので、よろしくお願いいたします。 第1日 12月12日
職員の意識改革ということにつきましては、以前から庁内として、率先してやっていかなきゃならないということで考えているところでございますが、こうした細部にわたった予算の執行につきましては、はやり職員の一人一人が、意識を本当に変えていかなければならないというふうに思っています。 午前中にも、専決処分の事故の問題でいろいろ御指摘もいただきまして、私自身も職員の意識改革につきましては、もう限界のところに来ているといいますか、やはりもう何とかそれを変えていかなければ、この市役所が、行政が本当におかしくなってしまうところまで来ていると、私自身も認識をしておるところでございますので、行政の内部につきまして、細部にわたって点検をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 第2日 12月18日
私の思いといたしましては、大阪府が示されたパターンに沿って、北河内に隣接する2市もしくは3市での合併で中核市を目指し、さらに北河内7市の合併により、政令指定都市を目指していくということが、行政のさまざまな角度から見て、より望ましいのではないかと考えております。したがいまして、今後、そうした観点から論議を深めていきたいと思っております。 北河内の市長会といたしましても、将来は7市が一つになっていく方向というものを前提にしながら、例えば消防でありますとか、さまざまな広域的な連携や合併について、考えていくという方向を持っておりますので、よろしくお願いいたします。 第2日 12月18日
現在、小さくても仕事のできる市役所の実現を掲げ、行政改革、そして当面する財政再建のための緊急対応策に取り組んでおりますのは、従来のような人口や経済の成長が見込めない中で、市民生活の向上を図るための新たな施策に財源を振り向けていくことができる財政体質の改善と、創意工夫を重ねる政策能力を持った自治体行政を確立するためであります。 そのために、行政評価システムに取り組むとともに、IT技術を活用した庁内情報基盤の整備を進め、効率的でかつ政策能力の高い行政組織への変革を進めております。また、職員の意識改革を図りながら、そうした課題を担うことのできる人材の育成に取り組んでいるところであります。 新たな基本構想の中でも示しておりますように、まちづくりの目標は、市民の皆さんがこの町で生きていてよかったと実感していただくこと、心をときめかせて、本市で市民生活を送っていただくことに尽きると考えております。 こうしたことを心に留め、常にたゆまない改革を実行しながら、魅力と活力のあるふるさと、枚方を築くために、最大限のリーダーシップを発揮しながら、市政運営に全力投球してまいりますので、よろしく御理解、また御協力いただきますようお願いいたします。 第2日 12月12日
お示しのように、このほど大阪府の市町村合併推進要綱が制定されましたが、この要綱は、地方分権の確率に向け、地方公共団体の自主性、自立性を高め、行財政基盤の充実強化、行財政運営の効率化、また地域が直面する広域的課題への総合的な対応を行うため、市町村や住民が、市町村合併について積極的に検討することが重要であるとし、実際の市町村間の結び付きの現状を踏まえて、具体的な合併パターンを提示したものでございます。 今日、行政課題は多様化、高度化し、かつ広域化してきており、分権時代にふさわしい特色あるまちづくりと、また、さまざまな課題に的確に対応するためにも、合併問題について、前向きにとらえていくべきであるというふうに考えております。 私の思いといたしましては、先ほど山原議員の質問にもお答えいたしましたとおり、今後、府の要綱で示されました交野市との2市合併及び寝屋川市、交野市との3市合併による中核市の形成、ひいては北河内7市が一つになって政令指定都市を目指していく、そうしたことなど、さまざまな観点から論議を深めていくことが必要だと思っておりますので、今後、そうした取組を進めてまいりたいと、こう考えておりますので、よろしくお願いいたします。 第3日 12月19日
まず、財政収入に対する見解に関する御質問でございますが、都市経営的な観点で本市の政策を考える場合、税負担の比重が大きい中間納税者層、違う表現をいたしますと、生産年齢にある勤労者層のニーズにこたえられる魅力のある施策展開が必要であるというふうに考えております。 ただ、市民にニーズには、中間納税者層のニーズと一くくりにできない多様性があります。たとえば公共交通を利用して通勤されている市民にとってはバス運行の定時制、自家用車を使っておられる市民には道路整備による交通渋滞の緩和、子育て中の市民には子育て支援のためのサービスや教育環境の整備、介護を必要な年寄りを抱えておられる市民には福祉サービスの充実というように、それぞれの方が置かれている状況や立場、考え方によってニーズはさまざまだと思います。 つまり、中間納税者層のニーズはこれであるというように決めつけられないところに特色があると考えます。事業展開におきましても、住みよさの確保の追及を軸に据えながら、決して一方向だけに偏らずに、バランスよく展開する必要があると、むしろバランスをとって遂行すべきであると考えられております。が、同時に、その動向やニーズにつきまして、分析に努めるということは必要だと判断しておりますので、よろしくお願いいたします。
また、私の政治姿勢につきましての考えはということでございますが、愛と心につきましては、政治家としての私の信念であります。環境や福祉、教育、さまざまな課題がありますが、すべての施策が、愛や心の概念に裏打ちされたものでなければならないと思いますし、一人一人が、行政も市民も意識を高めていかなければ、問題解決はできないと思います。 行政といたしまして、いくら立派な施設や制度を作っても、そこに愛や心が欠けておれば、結果として、画竜点睛を欠くということになるでしょう。私は、数字と分析を否定するものではありませんが、例えば、地球環境問題でも、日本ではCО2をいまだに増やし続けていると。あるいは、キレる青少年が増えている。そうした社会だからこそ、物の豊かさから心の豊かさへの価値観の転換が必要であると考えておりまして、愛と心は、決して念仏ではなくて、私の市長としての、この町をよくしていこうという政治哲学でありますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、再雇用、再任用の条例化について、お答えいたします。 本市としましても、年金制度の改正内容、地方公務員法等の改正の趣旨を踏まえた上で、高齢者雇用の推進をしていく必要があると認識をしております。 しかし、制度の導入に際しては、まずは当面、職員の10%削減を達成することが前提でなければならないと考えております。また、現在、本市がおかれている危機的な財政状況の克服、さらには他市や民間の動向を十分に把握した中でなければ、市民や議会の同意は得られないと、こう考えております。 続きまして、職員の採用の件でございますが、私自身、この逼迫した財政状況が、本市にとりまして絶対絶命の危機であるという認識に変わるところはありません。民営化や民間委託の推進をはじめ、いかに行政改革の実効性を高め、小さくても仕事のできる市役所を確立していくということが、今、一番求められているところと考えております。 職員採用に対する基本的な考え方については、先ほど総務部長が答弁させていただいたとおりでございますが、今後につきましては、枚方市役所という巨大な船を守り抜いていくためにも、民間の経験者の中途の採用、現業職からの一般職への登用、他の機関からの派遣の受入れなど、幅広い観点をも入れながら、より一層シビアな判断を下していきたい、こう思いますのでよろしくお願いたします。 第3日 12月19日
今後の行政改革の展開についての御質問にお答えいたします。 今日の厳しい財政状況あるいは地方分権時代における自治体行政の役割などにつきまして、職員で構成されている職員団体と私との間におきまして、大きな認識の隔たりや手法の違いがある場合が少なからずあることも事実であります。 しかし、財政再建や行政改革についての取組をより円滑に進めるためには、当然のことながら、職員団体と積極的に話し合いを進め、距離を縮め、信頼関係を築いていかなければなりません。ただ、市民意識からかけ離れた硬直した考え方や組織的利害などから、職員団体の理解を得られないことがあるとすれば、市民から行政運営を付託されている市長といたしまして、当然ながら、なすべきことをなすべき時期に毅然として決断し、断行することも必要であると考えております。 本市を取り巻く状況は、過去の財政悪化のように、時期が来ればまた状況は好転をするといったような甘い期待が持てるような時代ではありませんので、行政改革は恒常的な取組としながら、たゆまざる努力をしていかなければならないと思っております。また、その中で、時には、従来には行われなかった大胆な発想で、大胆な改革を進めることも必要になると考えており、まさにこうした面で強いリーダーシップを発揮していかなければならないと考えております。 次に、事務事業の展開あるいは業務の執行管理に対する姿勢について、お答えいたします。 この間、さまざまな状況の中で、行政組織及び行政活動の執行管理責任者としての責任を非常に強く感じることが多かったわけでありますが、まだまだ改善、改革しなければならない課題は、山積しております。しかし、職員の多くは、極めて熱心に、真面目に職務を遂行しており、職員一人一人の意識改革を進め、危機感を持って、今、為すべき努力を積み重ねていけば、必ずや、議会や市民から信頼される行政を確率することができると考えております。 行政の透明性を確保し、市民に対する説明責任を果たし、一方で、職員の士気を高く保つことにも留意しながら、今やるべき事務事業を誠意を持って適切に展開してまいりますので、よろしくお願いをいたします。 第4日 12月20日 続きまして、感謝状の贈呈の件につきまして、その経過につきましては、ただいま助役が答弁をしたとおりでございますので、よろしくお願いいたします。 また、決算特別委員会でもお答えしておりますように、市としては、せっかく感謝の意を表すのでありますから、担当の方で、相手の意向を尊重し、調整をするということは、自然なことであり、妥当な部分であろうかというふうに理解をしております。そのことをもってして、市の主体性を損なうものではないというふうに判断をしております。 今後も、ラグビー部が活躍をしました啓光学園、東海大仰星の両校につきましても、感謝の意を表すという観点から、卒業式等に出向いて感謝状を手渡す予定をしております。 また、市長会に遅れたことにつきましては、当日は、市長会の時間を考慮しまして、秘書課で日程を調整をし、早めに出発をしたものでありますが、途中で予想以上の交通渋滞に巻き込まれてしまったものでございます。このことにつきましては、さきの決算特別委員会での質問にもお答えをし、11月30日の厚生委員協議会でも、この間の経過について、説明をさせていただいたところでございます。 今後、日程調整や時間調整につきましては、無理のないように十分に配慮してまいりますので、よろしくお願いをいたします。 また、この感謝状につきましては、先ほども助役がお答えしましたとおり、アンジェリック・ブラスバンドが、文部大臣奨励賞、また内閣総理大臣賞を受賞するなどの目覚ましい活躍をされました。音楽分野における指導、育成に対する市としての感謝の意を表するために贈呈したものでございます。 創立記念日に私が出向きまして贈らしていただいたところではございますが、そのとき私が感じましたのは、子供たちはとても明るくて、このことをとても喜んでくれましたし、大きな励みになったというふうに感じられました。このことは、印象的であり、心が洗われることでありました。こうした子どもたちの個性を伸ばし、目標に向かって努力する心をはぐくみ、養い、大きな成果を達成したことをたたえ、励まし、それを支える指導者に対して感謝の念を表する、そうしたことは、21世紀を担う子どもたちの心を育てる教育の一環として大切なことであり、幅広い市民の推薦のもとに、今後も、こうした顕彰については、続けていきたいというふうに考えております。 また、私の政治的な立場につきましては、これまでの質問の中でも答えておりますように、偏りのないバランスを持った行政執行をすべく、市民の声に耳を傾けて、全市民的な立場で市政の運営に当たる決意でございますので、そのことに何ら変わることがございませんので、よろしくお願いいたします。 |
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