高橋しんすけ議員報告 HOMEデータバンク2005年予算質疑ログ


2005年3月17日 予算委員会 高橋しんすけの質問と答弁
(未校正ですのでご参考までにとどめて下さい)
 

●大槻哲也 委員長

次に、高橋伸介委員の質疑を許します。高橋委員。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

お昼ご飯も入りまして、昼からの審議に入らせていただきます。

初めに、さきの全員協議会で構造改革の3点セットが示されまして、構造改革の3つの基本指針というのがそれぞれの部から出たわけです。これは構造改革の3点セットというふうに言うてるんですけども、読ませていただきまして、今回の場合、それぞれ非常に私は評価をさせていただいております。そこで今回は財政の方の質問は置いておきます。ただ、3点セット、それぞれレベルが高うございましたので、レベルが高い中で見ていきますと、やっぱり行政改革部の方がちょっとまだ、もう一頑張りしていただけたらな、という思いも持っています。これは権限の問題もございますので、各部調整していただけたらなと思っております。

市長におかれましてはいい基本指針を出されました、市長のウイークポイントというのは、どちらかというと速度の点でちょっと慎重な面があるのかなという思いを抱いておりますので、できるだけ改革を前倒しに進めていただきたいと要望をいたしておきますので、よろしくお願いいたします。

次に、予算説明書のいつも初めの方から入るわけですけれども、昨年の予算特別委員会で、非常勤特別職である議員の期末手当に、常勤の職員と同様に20%が役職加算されていることは根拠に疑義があり、違法性があるとの指摘をいたしました。その後、この1年間に議会内での動きが何かあったかをお尋ねしたいと思います。

 

●伊藤隆 市議会事務局庶務課長

お答えいたします。このことにつきましては、委員もご承知のとおり、手当に係わるものとして、議員報酬3%削減以外には代表者会議の議題に上がっておりません。以上です。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

昨年のやりとりでは相当掘り下げて質問をし、また、答弁もいただいたわけですが、その後の動きはなかったということですね。そこで議員の期末手当における20%の加算措置につきまして、議会費として予算査定をされた市の当局側は、法的な面も含めてどのようにお考えになったかをお尋ねしたいと思います。

 

●君家通夫 職員課長

お答えいたします。市議会議員の期末手当の加算措置につきましては、地方自治法の規定に基づき、「枚方市報酬及び費用弁償条例」において規定されているものであり、本年度におきましても、これに基づいて義務的経費として予算計上を行ったものであると考えております。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

この件について、ここで今、昨年の予算審議で審議された内容につきましては改めて質問はいたしませんけれども、今の御答弁で、「規定に基づき義務的経費として計上」と、自動的に行われたようですので、改めて精査を求めますと同時に、昨年の違法性があると指摘をさせていただいた審議内容の観点から、今後継続してお尋ねしてきたいと思いますので、これからの宿題としたいと思います。よろしくお願いいたします。(甘いとヤジが入る)

では、次に移ります。次に、予算説明書の33ページ、市営葬儀使用料についてお尋ねをいたします。市営葬儀につきましては、第二次行政改革推進実施計画において、「新火葬場稼働時に規格葬儀方式などによる委託化を図る」とされていますけれども、どういう内容なのか。また、使用料金につきましてはこの33ページに載っておりますけれども、市民で、12歳以上で、セット料金で3万4000円という値段なんですけれども、効率性の観点からも、この新火葬場稼働時を待つまでもなく、見直される必要があるのじゃないかと思うわけですが、そこのところをお尋ねいたします。

 

●田中稔 衛生管理課長

お答えいたします。市営葬儀の見直しにつきましては、第二次行政改革推進実施計画で、「新火葬場稼働時に規格葬儀方式などによる委託化を図る」としており、現在検討を進めているところです。また、実施計画にあります規格葬儀でございますが、これは現在、大阪市等で実施されておりまして、内容といたしましては、市において葬儀の仕様、価格等を定め、その規格に基づき、複数の市の指定葬儀業者の中から御遺族が選択され、執行されるといった内容のものでございます。

次に、市営葬儀使用料でございますが、委員御指摘のとおり、府下で比較しても低い水準となっております。このことから、先ほども申しました、市営葬儀の見直しを検討する中であわせて行いますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

今、一定の御答弁をいただいたわけですけれども、この市営葬儀につきましても、構造改革の視点に立って見直しというものが進められるのかどうか、お尋ねをいたします。

 

●森下修造 環境保全部長

市営葬儀につきまして、お答えをしたいと思います。現在、この市営葬儀の利用者の減少傾向の原因としては、翌日骨上げや、核家族化の進展による住宅事情、あるいは近隣に御迷惑をかけたくないと、このような理由で、式場が確保された民間葬儀場の需要が伸びているというのが現状でございます。

本市の市営葬儀につきましては昭和27年から実施をしておりまして、当時いわゆる新生活運動で、冠婚葬祭の簡素化に寄与し、現在も地域においてこういった簡素化に寄与しているものと、こういうことで考えております。また、全国的に、民間葬祭業に対するサービス内容や料金に絡む消費者といいますが、御遺族からのクレームが多発をしておりまして、公正取引委員会が対応を検討するという報道も過日ありました。こういった状況の中で、市営葬儀についても効率的な執行を行うための検討を、先ほど課長がお答えいたしますたけれども、今後構造改革に関する指針も踏まえ、あらゆる角度から、人生だれもが遭遇する市民生活における厳粛な葬儀に対して、行政の関与の仕方も含め、行政施策のあるべき姿を選択する時期になってきているのではないかと考えております。もうしばらく時間をいただきまして、十分な検討を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

非常に慎重な御答弁でしたね。ありがとうございます。本市の基本理念は「民間にできることは民間に」でございますので、さまざまな問題を解決していただいた上で、本市の基本理念に沿ってこの問題はお薦めいただきますよう、これはお願いとさせていただきます。

次に、これは総務費の方に入っていくんですけれども、実は最近の職員厚遇問題では、市民納税者の目は非常に厳しいものがございます。私どもの方にもさまざまなメール、はがき等が届いてまいります。その一例を、一部要約して紹介させていただきたいと思います。「最近の新聞記事では、厚遇問題がトップ記事になっていることが多い。その内容によると、国民を愚弄するにもほどがある。国民の代表たる議員ども」、議員どもということになっているんですね、これ。「よくも半世紀も放置し、国民を食い物にしてきたものだ。もう我慢の限界で、自爆テロでもやったろうかというのが偽らざる心境である」。あと、「幸い云々・・・(私のこと)」という文面があるんですけれども、もっと頑張ってくださいよというようにつながるんでねすけれども、役所から一歩出れば、こういう目で納税者、市民の方から見られていることを強く認識していただきたいと思うわけです。

厚遇問題について、私どもをはじめ、議会からも以前よりさまざまな指摘があったことは、皆さん方も御存知かと思います。まず、不透明でありました労働協約を整理をいたしまして、管理運営事項の明確化をしていただいたことや、時間外勤務手当、特殊勤務手当、労働時間7時間半を7時間45分に是正、非常勤職員の報酬本体部分、非常勤職員の退職金・ボーナス支給部分、条例に基づかなかった再雇用の問題、それから、退職時の1号・2号級アップ、住宅手当、通勤手当、「わたり」の見直しなどは一定の前進があったところなんですけれども、また、以前より指摘がなされ、まだ未解決なものとしては、定年退職時期の見直し、これも既に市長が延べられたところなんですけれども、互助会の負担金の問題、組合健康保険の法定基準以上の市負担部分の問題、全職員への勤勉手当支給の問題、それと、先ほど申しました議員報酬20%期末手当加算などがあります。総人件費に関しましては、メリハリのある給与制度とか、さまざまな民間委託なども議会で指摘をされて、これからの課題となっているわけです。

そういうわけで、そういう流れを受けた中で、今回、大阪市が集中砲火を浴びている状況なわけですね。総務費全般、とりわけ人件費にかかわることとして、職員の厚遇問題については新聞で大きく報道されていますので皆さん方も御存知のところなんですけれども、今回、大阪市と枚方市の比較についての資料をお作りをいただきました。ただし、これはあくまでも新聞に載っていた部分のピックアップなんです。先ほどから申し上げましたさまざまな改善事案については、今まで議会、行政ともが改善に向けて行ってきたわけなんです。ですから、これからここに資料の説明を求めたいと思いますが、あくまでも新聞に載った部分と本市との対比ですので、よろしくお願いしたいと思います。では、説明をお願いできますか。

 

●君家通夫 職員課長

それでは、お手元に配布させていただいております資料の「大阪市職員厚遇問題と枚方市の状況」につきまして、御説明をさせていただきます。この資料は、今、委員からもお話がありましたように、昨年来、新聞等で報道されております大阪市の職員厚遇問題につきまして、その報道内容を取りまとめますとともに、枚方市における状況との比較検証を行ったものでございます。まず、縦の項目ですけれども、これは大阪市のそれぞれの項目でございまして、2列目についてはその内容、そして、右端の方が枚方市の状況というふうにまとめさせていただいております。それでは、順次御説明をさせていただきます。

まず、互助組合(4団体)という分ですけれども、これにつきましては、福利厚生を行う団体に対しまして、職員掛金の2から3倍を公費で負担していたというものです。本市におきましては、大阪市町村職員互助会に加入いたしますとともに、枚方市職員共済会に委託することにより、福利厚生を行っております。個人と市の負担比率は、互助会で1対1.64、共済会1対0.71となっております。

次に、互助積立金でございますが、内容は、大阪市で賃金交渉決着時に職員に支給しておりました解決金1人3万6000円を廃止した代替措置としまして、同額を互助組合に支給した公費の積み立て分で、残額約144億円というものです。これについては、本市の場合、該当はございません。

次に、互助組合連合ですけれども、生命保険会社との契約による年金、退職金保険の保険料負担を行っているということでございます。本市の場合、該当はございんせんけれども、退職時に一定の支給がなされるという点を見ますと、類似のものとしまして、互助会事業としての退会せんべつ金(給付金)を支給いたしております。ただ、この事業につきましては、平成16年度から互助会の方で一定の見直しが図られたところでございます。

次に、互助組合部内報広告ですけれども、互助組合の部内報への掲載広告料としまして、保険会社から徴収を行っていたと。金額で、平成15年度の場合、約2300万円というものでございます。本市の場合、これについては該当はございません。

次に、永年勤続表彰金ですけれども、勤続25年及び勤続35年の職員に対しまして、市会計からそれぞれ厳禁6間年、4万円を支給していたというものです。本市の場合、該当はございません。

厚生会(50団体)につきましては、職員単位でつくる親睦団体、厚生会ですけれども、これに対する懇親会やスポーツ大会費用の公費助成ということで、1人年額1万円を支給しております。本市の場合、これに該当はございんせんけれども、福利厚生事業の内容としましては、類似のものとしまして、共済会事業としましてスポーツ大会を実施しております。

次に、団体生命保険ですけれども、公費による生命保険の掛金負担、1人月額1000円ということで、死亡時保険金として550万円を支給するものです。本市の場合、該当はございません。

団体生命保険積立金ですけれども、これは今延べました団体生命保険加入に伴う生命保険会社からの配当金を積み立てていたというもので、残額が約6億7000万円というものです。本市の場合、該当はございません。

それから、健康保険組合ですけれども、職員掛金の2倍以上を公費で負担しているということで、平成16年度における負担比率は1対2.05でございます。本市の場合は、大阪府市町村健康保険組合に加入しておりまして、個人と市の負担比率は1対2となっております。

制服につきましては、イージーオーダースーツを係長以下の全職員に支給するというものですが、本市の場合、該当はございません。

それでは、裏面の方をごらんいただきたいと思います。

特別昇給についてでございますが、次の基準に該当する場合ごとに特別昇給を行うということで、項目としましては、定数内特別昇給、これは毎年度全職員の35%以内について実施をされております。それから、25年勤続者、勤続30年の方、56歳到達の職員、2級への昇格者、4級以上への昇格時。2級への昇格者については、高卒者のみということでございます。本市の場合、同様の特別昇給はございませんけれども、類似のものとしまして、3級任用者などについての昇級期間短縮措置や、課長級などへの昇任時の延伸措置を実施しております。

次に、給料の本給加算(調整額)というものですけれども、環境事業部など、11の勤務場所、部局の職員につきまして、月2700円から14万円を上乗せ支給するというものです。本市の場合、該当はございません。

次に、特殊勤務手当5種類ですけれどおん、まず変則勤務手当につきましては、ローテーション職場勤務者が土日、それから祝日について出勤した場合、1日につき1200円を支給し、一月当たり、さらに給料の2から5%を加算支給するというものです。また、交代制勤務者についても支給をされております。本市の場合、同一の手当はございませんが、類似のものとしましては、変則勤務手当として、土日が開庁となる職場勤務者に月額1200円から3900円の額を支給しております。なお、休日勤務や交代制勤務者には支給いたしておりません。

次に、主任手当ですけれども、現場における作業計画の計画立案、効率的な運営を図るための業務に従事する現業職員に対しまして、業務の困難度、役職の責任度合いにより、3から4段階に区分しまして、それに応じて支給するもので、月額5000円から4万3000円が支給されています。本市の場合、同一の手当はございませんけれども、類似のものとしましては、指揮監督手当のうちに、監督、主任、班長の方に対して月額3000円を支給いたしております。

次に、水道局施設維持管理手当ですけれども、施設維持の作業をしていなくても、計画立案などに係わっていれば支給されるもので、月額8000円から3万6000円が支給されております。枚方市の場合、同一の手当はございんせんが、類似の取扱としましては、清掃業務手当や下水処理業務手当につきまして、事務作業従事の場合にも手当額を減額して支給いたしております。

水道局業務手当につきましては、事務職員を含めた係長以下の全職員に平均月額で約1万4000円を支給するというものですが、本市の場合、同一の手当はございません。

次に、交通局業務手当ですけれども、市バス運転で日額600円、地下鉄運転で日額500円、さらに加算があるという内容でございますけれども、本市の場合、同一の手当はございません。

それから、管理職手当についてですけれども、管理職でない係長級にも支給ということで、月額4万9000円から5万4000円が支給をされておりました。本市の場合、係長級への管理職手当は支給しておりません。なお、指揮監督手当、これは特殊勤務手当ですけれども、としまして月額2万円を支給いたしております。

最後にカラ残業ですけれども、勤務実態がないにもかかわらず手当を支給するというものでございまして、当然これについては、本市に該当はございんせん。以上でございます。よろしくお願いいたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

ただいま説明をいただきまして、表を見ると、意外と枚方市は成績がいいではないかという感じになるかと思うんです。これは、大阪市という地方自治体の一つの雄なんでしょうけれども、それを今、国税(国)が入って、(地方を)切ったという形になっているんですけれども、大阪市がいかに永年の組合との癒着によって、ある意味では組合の植民地化されてきたということが如実にわかる内容だなと思っています。その点、今の比較資料の中で、大阪府市町村互助会、それと健康保険組合ぐらいの問題が枚方市でも課題になるかなと思いますが、これらについては別法人ということにもしておりますので、単独ですぐに改善をするということは難しい面もあるかと思いますが、事は急を要しております。今後の方向性についてはどのようにお考えなのか、お尋ねをしたいと思います。

 

●君家通夫 職員課長

お答えいたします。大阪府市町村職員互助会や健康保険組合につきましては、昨年12月1日に大阪府市長会から負担割合の見直しについての要望がなされたところでありまして、互助会では、平成18年度での事業主と個人の割合を1対1とする方向での検討が進められています。また、健康保険組合でも負担割合の引き下げに向けた検討が行われていると聞いておりますので、今後の推移を注視していきたいと考えております。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

大阪市との比較では、比較する方がちょっとクラスが違うような気もしますけれども、この互助会、健康保険組合以外に、枚方市において職員厚遇と考えられるものがあるのか、あるとすれば、今後どのように対応されるのか。また、今のことなんですけれども、よく市民の方は新聞を見て判断をされます。そういう意味では説明責任ということが必要なんですけれども、新聞には載っていないけれども、これは納税者から見て厚遇と言われかねない支出、支給はないか、お尋ねしたいと思います。

 

●君家通夫 職員課長

お答えいたします。厚遇かどうかということについては難しい判断がございますけれども、福利厚生全般について検証を加える観点から、職員共済会の在り方や特殊勤務手当の見直しに取り組んでいきたいと考えております。

また、現行の任用制度のうち、一定の職務経験があり、かつ勤務成績の良好な職員を主任に任用する3級任用制度につきましては、メリハリのある給与制度の観点から検討を要する課題であると考えており、今後は、人材育成型の人事計画案における主査等への昇任選考制度の導入過程におきまして、制度の見直しを図っていきたいと考えております。なお、徒歩通勤に対する勤務手当につきましては、3月10日と16日に組合交渉を行いまして、4月1日から廃止することといたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

時間も限られていますので、今回は細部にわたって指摘をすることはいたしませんけれども、納税者、市民から指摘を受けることがないよう、これはぜひとも透明化を図られた上で大鉈を振るっていただきますよう、要望したいと思います。

また、先ほど、互助会につきましては1対1を目標にということですけれども、これはあくまでも負担率はゼロですよ、市は。他の自治体でもそういうことをやっているところも出ておりますので、これも早期に是正を図っていただきますよう、これは市長に強く要望をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いします。

次に、以前、職員さんの時間給が大体4000円前後というふうな金額の数字をお聞きしたことがございますが、例えば1日15分という勤務は一般会計全体で幾らになるのか、お教えください。

 

●君家通夫 職員課長

お答えいたします。平成17年度居版会計におけます職員1人当たりの給与の一時間単価は、3978円でごあいます。これにより算定いたしますと、15分に相当する年間給与費は6億円となります。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

先ほども申しましたけれども、職員の勤務時間についてですけれども、枚方市の場合、7時間45分ということなんですね。8時間の場合と比べますと、本来市民サービスに充てられるべき時間が1日につき15分短くなっている。その額が6億円なんですね。そうすると、勤務時間が短いということは、賃金が時間という形で供与されたんじゃないか、お手盛りじゃないかという指摘にもなるかと思いますので、一刻も早く8時間勤務に改めていただきたいと思うわけですけれども、その辺りはどうお考えでしょうか。

 

●君家通夫 職員課長

お答えいたします。職員の勤務時間につきましては、平成13年度に条例改正を行い、平成14年4月より、1日の勤務時間を7時間30分から7時間45分に改めたところであり、労働時間短縮についての社会的な流れなども考慮いたしますと、当面はこの状況を継続したいと考えますが、市民サービスの充実に向けた取り組みにつきましては、多角的に検討していく必要があると認識しております。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

この件では、トップの市長さんはどのようにお考えになっているのか、再度御答弁をお願いできますか。

 

●中司宏 市長

今の御指摘の件につきましては、一定7時間45分ということで改善をしてきております。今、府内では、1日8時間勤務という自治体はないわけですので、そういう状況ということは認識をしておるんですけれども、国基準の週40時間ということの整合性を図るということも一定行っていかなければならないと思いますので、御指摘の件は課題として受け止めて、今後検討してまいります。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

今、府内がそうであるからという御答弁であったかと思います。これは強制的に是正という流れが働いているわけです。私は、国が言うから自治体もそうしろというつもりは毛頭ございんせん。地方自治の観点がございます。ただ、その時間が市民サービスとの整合性、総人件費との整合性と、さまざまな要素を考えたときに、これは今見直してこなければならない時期ではないかなと思います。これも枚方市での厚遇の一つと言えないこともないと思いますので、早期にぜひとも是正、8時間と、きっちりルール通りやろうじゃないかと、後ろ指を指されることがないようにサービスに努めていただきたいなという思いを強く申し上げまして、これも要望させていただきますので、よろしくお願いいたします。

それと、厚遇問題で一連、君家課長からも答弁をいただいたわけですけれども、これの最大の問題点はどこかと思いますと、行政が厚遇を厚遇と考えてこなかったことがあるんですね。だから、「厚遇ってないですか」と言ったら、「いや、ないです。ルールどおりです。すべて条例化も図って、ルールどおりやっております。問題ないです」。ところが、外から、オンブズマンやマスコミなんかからやられてひっくり返ると、これが続いているわけなんです。

先ほどの議員の期末手当20%加算の答弁でもございましたけれども、「規定に基づき、義務的経費として計上」と。ここでもう意思は働かないんですよ。「ルールどおりなんです」と。「厚遇じゃないんです。流れなんです」。こういうことが、やはり基本として長年そういう考え方でこられた、このことがお手盛り、二重支給、ヤミ支給というふうな観点で批判をさらされている現状ではないかと思いますので、ぜひともそういう観点からお考え直しいただきたい。もし、それが無理ならば外部から、やはり専門家という方になるんです。これは大阪市の本間さんという方がいろいろ問題になっておりますけれども、僕はああいう観点も、それが旧自治省、総務省からがいいのかどうかの話しは別といたしまして、外からの目のチェックということがどうしても必要じゃないかと思っておりますので、そういう方向でも御検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

それと総務に関しましてもう一問、続けてあるんですけれども、これは余り言うのも何かなと思うのですが、この前、防火訓練の関係で、万一の場合、防火管理者などが刑事責任を追求されると、そういう職責にあるということで、この手当が1500円だったということなんですけれども、これはどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。

 

●君家通夫 職員課長

お答えいたします。確かに、防火管理者の手当といいますのは1500円となっております。今後、職務内容に応じた手当支給を行っていくという観点から、予定しております特殊勤務手当の見直しの中で検討をしていきたいと考えております。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

防火管理者といいますと、私もこれが4つ目の仕事なので、民間も何ヶ所かあるんですけれども、普通、支店長とか、長につく人が管理者に同時になるんです。その場合、こんな手当など付かないことが多いんですけれども、その代わり、その地位にふさわしい報酬になっておるわけです、給与に。その点、皆さんの場合は役についても年収でほとんど変わりがない中でこういう役をこの金額で引き受けるという事情がありますので、そういう意味ではお気の毒な面もあるなと思います。これは早期に、市長さんがおっしゃっているようなメリハリのある給与制度に早く持っていっていただきますよう、これも重ねて要望しておきたいと思います。

次に、これも総務費関係になってしまうんですけれども、今年度の課長試験について、さきに行われましたけれども、対象者数、受験者数、合格者数及び合格者の受験回数の内訳をお教えいただけますか。

 

●岸弘克 人事課長

お答えいたします。今年度の課長クラス昇任選考の対象者は193名、うち受験者が53人、うち合格者が21人、そのうち20人が1回目の受験者でございました。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

市長も市政運営方針でも述べられましたけれども、若手登用ということで、それは大賛成なんですけれども、人事政策として一番大事なのは、さまざまな人の能力の引き出し、また人材育成をすることでもあります。組織としても、多種多様な能力を有する職員がいる組織が一番強いというふうにも聞いています。今回、ペーパー重視だったのかどうかわかりませんけれども、バランスが大事だと思うんですけれども、20名中1名の方だけが、表をいただきましたので見ますと、4回目の受験をされて通られたということで、あとは全部初回の方々で占められているということなんですね。職員間の今後あつれきはないかなと懸念するんですけれども、対象が193名、約200人ほどおられた対象者の中で、受けられたのも53人しかいなかったということですから、これから職員さんのモチベーションをどう維持されるのか、課題かなと思うんですけれども、そこのところはどうお考えでしょうか。

 

●岸弘克 人事課長

お答えいたします。課長クラスの昇任試験では、法律などのペーパー試験に加えまして、勤務評価、小論文、課題面接も行っており、総合的に評価をさせていただいていると考えております。今年度はこのような結果となりましたが、昨年は合格者の17人中7人、一昨年では22人中14人が2回目以上の受験者として合格していらっしゃいます。課長クラス昇任選考は、平成9年度に導入以来、制度の改善を行ってまいりましたが、委員御指摘の件も含めまして、まだ課題はあると認識しております。人材育成型の人事計画案でお示ししておりますように、今後、主査、グループリーダークラスへの昇任選考制度も導入したいと考えておりますので、この課長級の昇任選考につきましてもその中で改善を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

職員さんの中には、プレゼンテーションは得意で、非常に人当たりもよくてという方もおられれば、非常に地味だけど、こつこつと努力をされている方もおられるわけなんですけれども、一面そういう方を「叩き上げ」というふうな表現、評価もするわけなんですけれども、その辺の方達に対する評価、課題としてどういうふうにお考えなのか、もう一度お尋ねしたいと思います。

 

●小池正明 理事兼総務部長

確かに、課長クラスではさまざまなタイプの人材が必要になってまいります。そういったことで、先ほど課長が申し上げましたけれども、主査、グループリーダーの選考方法の創設も行いますので、それにあわせて、多様なタイプの人材が登用できるような内容を検討してまいりたいと考えております。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

流れとしては改善していかれるというお答えかと思いますが、常に不合格の方にも希望の持てるシステムが必要かと思うんですけれども、そこのところ、最後、市長さんはどうでしょうか。

 

●中司宏 市長

課長以上の管理職につきましては非常に高いレベルの能力が要求されるというふうに、まず考えております。しかしながら、今回不合格者の中にも、将来的に課長クラスとして活躍してほしい人材は多々あるわけでございますので、さまざまな可能性を持った形でこれから職員に活躍してほしいと思っておりますので、至らない点につきましては、それを埋めるといいますか、挽回する努力をし、またチャレンジをしてほしいと思っております。今後、さまざまな可能性を持った人材を登用できるように制度の改善は進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

ひとつよろしくお願いいたします。次に、「市役所内怠業者(ニート)」ということで、ヒアリング、通告をさせていただいた分があるんですけれども、「市役所内怠業者(役所内ニート)」という言葉が正式なのかどうかは別としまして、他市では、医師の診断書なしで、こういうことは本市ではないと思うんですけれども、病気休暇を取得したり、無断欠勤をするなど、仕事をしないで給与をもらっている職員がいると聞いていますけれども、枚方市では、取りあえずそういう実態があるのかどうか、お尋ねします。

 

●岸弘克 人事課長

お答えいたします。病気休暇につきましては、本市では診断書の提出を求めておりますし、仮に欠勤した場合につきましても、当然のことですけども、給与カットを行っておりますので、本市ではそういう実態はございません。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

当然、そういう答弁になるかと思いますね。今後、職員数を700数十名削減をされていかれるということで、一人一人の果たすべき役割というのは必然的に増大してくるわけです。意欲をなくしたり、非能率的な職員、こういう言葉の使い方というのはちょっとよく僕もわからないですけれども、人に対して。そういう職員さんがいるように思います。私も6年おりまして、見ていますと、そういう職員さんを今後どうしていかれるのか、また、地方公務員法では「分限免職ができる」とありますけれども、そのこともどのように今後お考えなのか、お尋ねをしたいと思います。

 

●岸弘克 人事課長

お答えさせていただきます。職員の指導育成につきましては、第一義的には仕事を通じて行うものでございますので、それぞれの所属長を中心に行っております。また、強い指導を行っても改善が見られない場合につきましては、指導記録をとるようにお願いしております。委員御指摘のように、今後、ますます職員一人一人の役割、責務は増大してまいりますので、今後、職員の意識改革を進め、それぞれの能力を高める為の人材育成が必要であると認識しております。しかしながら、職員として、あるいはそれぞれの職制に必要とされる職責を果たすことが困難になった職員に対しましては、委員の御指摘の分限処分も視野に入れた取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

仕事をよくしている職員がやる気をなくすようなことだけは、ぜひともこれは避けなければなりんせんので、そうではない職員に対しましては信賞必罰と申しますか、厳格な分限処分の執行お願いしていただきたいと、これは要望しておきます。

市民の目からしますと、処分で辞めていただいても、代わりは今、山ほどおられるわけです。特にやる気のある、能力のある人を中途採用の道という形で拡大していただくということも一つの方策かと思いますので、これはぜひとも要望しておきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。次に移ります。

時間の方が、またペースが崩れてきまして、ちょっと、はしょっていきたいなと思いますけれども、車両購入費。これは予算説明書の117ページなんですけれども、この車両購入予算の内訳を見ますと、軽自動車買替え3台、ライトバンが1台、普通乗用車1台となっていますけれども、購入する車の基準は何か、お尋ねをいたします。

 

●堀山勝明 総務管理課長

お答えします。公用車の購入に際しましては、枚方市低公害車導入指針に基づきまして、平成17年度基準排出75%低減レベル、いわゆる星4つの低排出ガス車の車両を、それぞれの用途に応じた適切な車両の購入を予定しております。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

ヒアリングでお尋ねしましたところ、軽自動車3台で270万円、1台あたり90万円ということなんですね。ライトバン1台で100万円なんです。それでは、この860万円から引きますと、残りの490万円、これが普通乗用車1台ということなんですけれども、これはどういう車両なんでしょうか。また、その車両を購入する際の車種の選定をどのようにされるのか、お尋ねをいたします。

 

●堀山勝明 総務管理課長

この車両購入につきましては、13年間、永年使用してきた市長車の購入を予定しております。また、車種の選定に際しましては、本市の低公害車導入指針に適合していることはもちろんのこと、移動時間中に協議や連絡等を行う執務室の役割もあり、また、それに対応できる静粛性や車両の耐久性、安全性等、市長車に求められる機能と性能を総合的に勘案して適切な車種を決定してまいりたいと思っておりますので、よろしく御理解いただきますよう、お願いいたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

今の御答弁ですと、買い替える車種は、市長車ということで、金額から推測しますと従来どおりの黒塗りのクラウンになるのかなと推測するんですけれども、中司市長は長年環境とか行政改革とか、非常にそういうイメージを持たれておられます。私は、そういうイメージにふさわしい車種を選ばれるのも一つの方法かなと思うわけですけれども、その辺りはどうでしょうか。

 

●堀山勝明 総務管理課長

市長車の車種につきましては、本市が備品を購入する際と同様に、総合的なバランスを確保する観点からいろいろ判断をしてまいりたいと思いますので、よろしく御理解いただきますよう、お願いします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

総務管理としては、そういう答弁になりますよね。ここはやっぱり、僕はイメージのことを聞きましたので、せっかくマニフェストとかさまざまな先進的なイメージをお持ちの市長ですので、秘書室あたりからこの辺を御答弁いただけませんか。

 

●小池正明 理事兼総務部長

市長にお尋ねでございますけれども、市長車の車種選定につきましては、課長が申し上げましたさまざまな観点から担当部で事務的に進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

だから、総務管理としてはそういうふうな答弁になるだろうと、こういうことなんです。ただ、車種選定というのは、今いろんな自治体でプリウスに乗っておられたり、黒塗りのカローラに乗っておられたり、そのイメージに合った車種選びを最近されつつあるんですよ。だから、そのイメージで購入される思いというのはないのですかということで、今秘書室に振ったんです。だから、秘書室の方から答えてください。

 

●人見泰生 市長公室次長兼秘書室長

お答えします。公用車の選定ということでございますけれどもん、本市の公用車につきましては、台数の削減、あるいはこの間、買替え年数の延長、運転手の削減、そういったことを含めて行政改革に努めてきた経過がございます。そうした経過の中で、今回14年ぶりに市長車の購入をさせていただくということを考えておるわけですが、市長車といいましても、やはり市の備品の購入でございます。ですから、先ほど総務管理で答えましたように、ほかの備品と同じく、市長御自身のご意向とかご判断、いわゆるそのイメージで判断するというようなことはいたしておりません。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

この件は、もう結構です。私は、やっぱり市長のイメージやったら、車選びというのは、「ああ、なんや、黒塗りのクラウンか」と、「やっぱり、ああ、国の方へ行かはるのかな」というふうなこともあるやもしれませんので、・・・黒塗りのエスティマとか何とかありますわな、ワンボックスとか。執務とか何とかおっしゃるんだったら。そういう、ちょっと市長のイメージに合ったものもあっていいかなということの質問でしたので、これは市長にお任せします。

次に行きます。通らない?ああ、そうですか。次に行きます。時間が・・済みません、またなくなってきましたので。

学校教育部で、教育費の中には、今のところ私はちょっと見つけられなかたんですけれども、さまざまな要望に対する---時間がないんです。更生な対応についてということで、予算説明書で今どこにあるのか、私は見つけられないんですけれども、お尋ねしたいんですけど、教育委員会事務局に対して、さまざまな団体等から申し入れや要望があると聞いています。そのような要望等に対しまして、対応した部課長や担当者が情報を共有化して、適切に対応することが求められているのが現在の行政の在りようじゃないかと思うわけですけれども、また、市民への説明責任の観点から、その対応内容を情報公開することによって、対応者の責任と権限に基づいた公正な対応ができるものと考えています。このことは学校も同じで、教育委員会と各校長が連携して適切に取り組んでいくべき課題であると認識していますが、日々学校の指導に当たっておられます教育委員会の見解をお尋ねしたいと思います。

 

●今森巌 教育指導課長

お答えいたします。委員お示しのさまざまな団体等からの要望に対しましては、市民、保護者への説明責任を果たし、透明な教育行政を推進する観点を踏まえ、事務局はもとより、各学校においても校長の責任と権限に基づき、なお一層公正で適切な対応を行うよう指導してまいりますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

ご答弁ありがとうございます。質問では団体というふうにしましたけれども、これは個人も含んでおりますので、教育長さん、それと特に北村次長さん、このことについてはよろしくお願いしたいと思います。

175ページですけれども、シルバー人材センターに対する補助金3345万3000円の内訳と、平成16年度当初予算比でどのような動きになったか、ちょっとお尋ねします。

 

●福島亮一郎 高齢社会室課長

お答えいたします。内訳としましては、市職員派遣人件費分が2324万6000円、事業補助分で1058万7000円でございます。平成16年度予算は3500万9000円で、その内訳としまして、人件費分1058万7000円でございます。事業費分につきましては、およそ10%の減としております。以上でございます。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

構造改革の基本方針の中では、出資法人等の自立経営の促進、派遣職員の見直しなどが上げられているわけです。また、指定管理者制度が始る中で、さらに厳しい環境になると考えますけれども、シルバー人材センターの自立経営に向けてどのようにお考えなのか、お尋ねします。

 

●福島亮一郎 高齢社会室課長

シルバー人材センターは、高齢者の雇用の確保に関する法律の規定に基づき設立されております。高齢化が進む中、高齢者の働く場の確保のために活動を行い、多くの高齢者の就業の場を提供を行うなど、重要な役割を果たしておられます。一方、社団法人として財政的に独立した運営を行うべく努力を重ねられておりますが、今後なお一層自主運営に努められるよう、働きかけてまいりたいと思います。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

シルバーというのは、あくまでも法律の規定に基づいているんですよね。今問題となっていますのが若年者の雇用の方なんですけれども、この若年者の雇用については、現状についてどのようなことなのか、お尋ねできますか。

 

●片尾寛 産業振興課長

お答えいたします。若年層の雇用対策につきましては、今現在、枚方市域におきまして、有効求人倍率は改善傾向にあるとはいうものの、平成17年1月の統計資料によりますと、全国平均が0.91倍、大阪府の平均が0.95倍に対しまして、枚方市域は0.45倍ということで、極端に低い状況が続いております。こういった状況を改善するために、本市では平成16年度より、全国の多くの自治体に先駆けまして、厚生労働省の地域雇用機会増大促進支援事業に取り組み、若年層の雇用対策を中心にした諸事業を進めております。主な取り組みといたしましては、ホームページによる求人求職マッチングサイト、『ひらかたJOBハンター』を無料で提供し、給食や雇用機会の増大を図るとともに、市内大学と共同いたしまして、就業支援セミナーの実施、それから、市内事業者等の協力を得ましてインターンシップを実施するなど、若年層の就業支援を行っているところでございます。

なお、地域雇用機会増大促進支援事業は、平成17年度におきましては地域提案型の雇用創造事業として形を変えて実施されることになっておりますが、本市は、この事業についても事業の提案を行っております。以上でございます。

 
高橋しんすけ●高橋伸介 委員

時間が迫ってまいりましたので。ヒアリングを重ねてきましたので結果はお聞きしたんですけれども、大分『JOBハンター』の登録者数も増加してきているということなんですけれども、これは国からの予算が付かない事業ですので、ぜひとも若年層の雇用につきましては、市の単独予算でもこれは取り組んでいく必要があるんじゃないかと思っております。ヤング人材センターでもつくって、とにかく若者が働けるチャンスをつくってやってくださいというふうに思います。市長にはよろしくお願いしたいと思います。

次行きます。これに行きましょう。おまつりの方へ行きます。予算書の131ページなんですけれども、平成17年度の予算額900万円が計上されていますけれども、昨年は確か1000万円の予算であったと思います。そこで、開催補助にかかわる主な内容、それと平成16年度の補助額について、まずお尋ねをいたします。

 
●北條喜久夫 観光課長

お答えいたします。まず、開催補助の内訳につきましては、新まつりの夏のイベントの各事業経費といたしまして、また、安全対策費が主な内容でございます。補助金の支出につきましては、昨年4月に1000万円の交付決定を行いましたが、秋まつりの開催が台風の影響で中止になったことによりまして、まつり完了後に改めて変更決定を行い、開催補助として600万円を交付いたしました。なお、600万円の決算につきましては、適正に執行されていえると監査報告を受けたところでございます。以上でございます。

 

高橋しんすけ●高橋伸介 委員

昨年から見れば、平成17年度の開催補助が900万円、10%減額されています。来年以降も徐々に少なくなっていくのかなとは」おもうんですけれども、私はそれでいいと思っているのですが、行政のかかわりを減らすという意味で、これはいいと思います。

私も昨年、新まつりを見学させてもらったんですけれども、まつり全体に迫力が欠けておりまして、何か盛り上がりが中途半端であったような感じがします。皆さん、どう感じられたでしょうか。市民の参加も少なかったように思います。本来のまつりは、市民の自発的なやる気が重要だと思うわけですけれども、無理やり市民の参加を要請するというものではないとも思うんですけれども、今後の自発的な市民参加がないようなら、やめてみたらどうかなと思うわけですが、そこはどうでしょう。

 
●北條喜久夫 文化観光課長

お答えいたします。昨年は枚方まつりの在り方を大きく見直し、これまでの「みる花火から参加するまつり」へ転換を図り、市民参加型のまつりの仕組みづくりに取り組んできたところでございます。内容につきましても、一つのイベントに終始するのではなく、例えば、市民各地で行われてきた伝統的な祭りを取り上げることで、市民の方に枚方市をふるさととして感じていただけるよう努めてきたところでございます。しかしながら、新まつりの初年度といたしましては、組織の立ち上げに時間を要した事から、運営面、イベント面に課題を残し、また市民参加にも多くの反省点を見ました。委員ご指摘の市民の自発的なやる気を醸成するためにも、こうした反省点に立って、現在関係機関とともに、市民団体や6大学など広く呼びかけを行っているところでございます。これまでのまつりを見ましても、続けていくことが大切であり、その中で真に市民に愛されるまつりづくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたいます。

 
●大槻哲也委員長

高橋委員、あと1問?

 
高橋しんすけ●高橋伸介 委員

あと1問です。

 
●大槻哲也委員長

簡潔にやってくださいね。

 
高橋しんすけ●高橋伸介 委員

これは要望と。まつりの件は、行政支援もいいですけれども、僕は市民からの盛り上がりが来るまで待ってはどうかということで、提案をしておきたいと思います。

あと1問ということで、時間の方が1分ということなので、はしょっていきますけれども、先ほどちょっと中西委員からもありました楽寿荘の保育所の件なんですけれども、簡単にいきますので。179ページ。楽寿荘、これは3年間無償で土地の借受を継続して、運用されることが決まっているわけです。運営費用は委託料として1272万2000円、諸経費で401万円が計上されています。使用料収入はいくらになるのか、お尋ねします。

 
●福島亮一郎 高齢社会室課長

使用料収入は300万円でございます。

 
高橋しんすけ●高橋伸介 委員

地域の方から喜ばれているということは承知しておりまして、いろんな施設、市長の市政運営方針の中で、さだ保育所の建て替えの有効な候補地として検討すると言われたわけですけれども、保育所を立てるとするならば土地を買い取る必要があるかと考えるんですけれども、そこで、楽寿荘土地の大阪府の簿価はいくらなのか、お尋ねします。

 
●福島亮一郎 高齢社会室課長

平成15年度の大阪府の公有財産台帳価格は、およそ9億6000万円と聞いております。

 
高橋しんすけ●高橋伸介 委員

時間が来ましたので、質問はやめまして要望にしておきますけれども、今、金額をお尋ねしたらべらぼうな金額ですね。大阪府が、これを無償あるいは著しい低額で譲渡してくれるとは考えがたいわけです。3年後には高額で買い取るということではなしに、やはり行財政改革を進める観点から、手放すということも視野に入れていただきたいなと、こういうふうな要望で終わっておきます。

質問をまた半分近く残しまして、ヒアリングを重ねました職員さんには誠に申し訳ないと思います。今後、生かしていきたいと思いますので、ご容赦いただきたいと思います。これで終わらせていただきます。ありがとうございました。

 


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