●高橋伸介
2回目の質問をいたします。
現在の消防団には、歴史があります。郷土に根差し、地域を熟知した人たちによる地域防災力は、大災害時にはかけがえのない戦力として維持していくことは必要と思いますが、現実には、一般市民には、常備消防との区別ができず、実態として存在感のないものとなっているように思われます。今後、消防団が有効な地位を確保するためには行政がどのような位置付けをしていく必要があるかが重要であるかと思いますが、市としては、今後どのようにお考えなのか、お尋ねをいたします。
2回目の答弁へ
2番のISO9001について、先進的なマネージメントシステムであるISO9001を他の自治体に先駆けて導入されました。この制度を生かすも殺すも皆様次第です。しかし、お聞きするところによると、つい最近もある窓口で3時間待ちが発生したとのことです。市民サービスを提供する窓口は、市民と接したその場で評価される職場であり、市民に納得いただける、いただけないにかかわらず常に緊張して対応されていることと思います。窓口は役所の顏であり、常に市民の目に触れる中で対応しなければならないということを考えますと、品質管理を怠ればイメージダウンに直結します。そこで、どのようなお気持ちで取り組まれ、市民からの評価を得ようとされているのかをお尋ねします。
2回目の答弁へ
教職員の夏季における勤務についてですが、学校によりますと、実態が不明な自宅研修や半日研修を継続して取得されるなど、いまだに学校によっては管理が正しく行われていないところがあると仄聞しております。勤務場所を離れての研修について、市教育委員会として実態把握をし、厳正な運用をされるよう求めます。実態把握ができましたらご報告いただきたいと思います。
また、職員室が、教職員室なんですけども、夏場は35度以上になっている実態も聞いております。現在、学校でのクーラー設置は、パソコン室、保健室と進みまして、この9月から図書室にも設置されました。私は、職員室にも必要かと思いますが、財政切迫の折りですので、今後のご検討をいただく際には、校長先生に職員室にクーラーを設置するか、他に利用するか、こういう差配のできるシステムにするなど、柔軟な対応も検討いただきたい、これは要望といたしておきます。
互助会負担金につきまして、大阪府市町村職員互助会は、別団体で、市としては直接的には何もできませんというご答弁であったかと思いますが、市が多額の負担金を支出しているにもかかわらず、関与できないということは、これおかしいんではないでしょうか。
また、情報公開などについても、どの程度実施されているのか、再度お伺いいたします。また、職員が、多分参事級だとお聞きしておるんですけれども、評議員として参加されているということですが、市として今後どのような働きかけを行っていかれようとされるのか、再度お尋ねをいたします。
2回目の答弁へ
勤務手当についてですが、管理職については、成績率の運用を行っているとのことですけれども、支給率を見ますと、ほとんど差がない一律の支給となっているのではないでしょうか。民間では、支給なしも当然想定されますけれども、勤務実績を反映できる幅はどの程度に設定されているのか、再度お尋ねをいたします。
勤務手当は業績によって支給されるものであり、公務員がほぼ全員について、ほぼという言葉が使わざるを得ないことをご配慮いただきたいんですけれども、一律支給されていることは余りにも民間の感覚からずれていると思います。能力や勤務成績に応じた給与制度の構築に向けて、これからどのような方向性を持って取り組んでいこうとされるのか、再度お尋ねをいたします。
2回目の答弁へ
それと、補助金、負担金についてですけれども、先ほど答弁でも少し触れられましたけれども、枚方市補助金等交付規則、これを見ますと、昭和40年に作られた規則なんです。規則ですから、市長が認めると支出できるわけです。市長がチェックできるシステムもあるんですよね、この規則の中に。このシステムとして、第13条の立ち入り検査、これと第16条の補助金等の交付の取り消し停止等があるのですが、過去発動されたことあるのでしょうか、お尋ねをいたします。
また、3年ごとに補助金の支出について見直す、姿勢、こういう言葉がちょろっと付くんですよね、最後に。「姿勢」ということでありますが、議会のチェック機能が働かない部分があるという自体がこれ問題ということなんです。説明責任ということから考えますと、納税者を無視しているとしか言いようがないんです。毎年度、決算明細書、事業報告書、役員名簿等のチェックに必要と思われる書類を提出していただく必要があるのではないかと思うわけですが、再度、お尋ねをいたします。
2回目の答弁へ
エコオフィスですね、エコオフィスの取り組みについて御答弁いただいたんですけれども、先ほどの御答弁で、エコスタイルについて調べてみますと、夏のエコスタイルキャンペーン実施要領というのがあるんですね。これは関西広域連携協議会の構成団体及び域内の市町村、企業挙げて平成11年度から取り組んでおられるわけです。毎年度の結果報告もされておるんですね、見ますと。平成15年度の報告を見てみますと、こんな項目があったんです。私、驚きました。知りませんでしたよ。少し引用しますと、こういうことなんです。
(3)議会への浸透。構成団体議会(議員)において、これは府県とか政令市のことなんですけれども、「委員会レベルでは、すべて軽装を採用、」で、「しかし本会議での軽装採用は、奈良県、大阪府、兵庫県、神戸市の4自治体のみで、昨年同様いまだ少数派。アンケート結果でも民間での定着には自治体の率先実践が有効との意見が多く寄せられていることを考慮すると、今後、本会議への浸透が期待されます。」
なお、ここがあるんですね。「市町村議会議員では、委員会で49%、本会議で34%が軽装を採用しました。前年度に比べ向上はしていますが、いまだ50%以下の結果となっています。」こんな書き方がされているんですよ。でね、これでは地球温暖化防止に抵抗しているのは議会であると言われているような印象を私は持ったわけです。で、私は、こういう評価結果があることすら知りませんでしたんですけれども、これは行政から議会に対する働きかけが、私は不十分であったように思います。
1回目の質問でいたしました9月1日、これは代表者会議でいただいたんです。「環境保全都市枚方の実現に向けての協力依頼について、」この文章を読み返しましても、指針(抜粋)にエコスタイルが欠落しているんですよ。明らかに行政の不手際だと言わざるを得ないと思うわけですけれども、御見解と今後どのようにされようとしているのか、再度お尋ねをいたします。
2回目の答弁へ
それと8番目、最後ですけれども、インターネットにおける有害情報に対する対策について御答弁いただきました。で、小中学校ではフィルタリングソフトを使用され、教員の指導のもとに行っているとの答弁をいただきました。学校においては、児童生徒が有害情報を簡単に閲覧することはできないことと思いますが、一方、家庭において必ずしもそのような状況にないことが推測されます。そこで、家庭いおいてもフィルタリングソフトの使用、これ費用の問題とかいろいろあるかと思うんですけれども、そういうソフト使用やインターネット等の使用時に保護者が付き添うなど、家庭においては保護者が責任を持っていただくよう、保護者に対しても呼びかける必要があると思います。便利なものを子どもに与える時ほど保護者の見識というものが問われてまいります。常に保護者に対しましても働き掛けていただきますようお願いをいたしまして、2回目の質問を終ります。
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