高橋しんすけ議員報告 HOMEデータバンク03.12.11 反対討論

会派代表の池上典子議員が行った、「ひらかた市民会議」3名の反対討論です。(03.12.11)

 

3市合併!! 議案第33号(合併協議会設置について)

正確には議案第33号、「交野市・寝屋川市・枚方市合併協議会の設置に関する協議について」)

議案33号に対し「ひらかた市民会議」を代表し、討論をさせていただきます。
「市町村の合併の特例に関する法律」第3条に、法定協議会設置に関して、「合併をしようとする市町村は、合併市町村の建設に関する基本的な計画の作成、その他市町村の合併に関する協議を行う協議会を置くものとする」と明記されています。



簡単に言えば、法定協議会は「合併する意思を持った自治体が集まり」「吸収合併なのか、対等合併なのか、新しい市の名前は何にするのか、新しい市の市役所の所在地はどこにするのか、合併の時期をいつにするのか等」を協議する場所であるとされているわけです。


その協議の中で「吸収合併は嫌だから止める」「新しい市の名前が嫌だからやめる」ということも勿論可能です。しかし、法定協議会は「合併をしようとする市町村」という前提がある以上「合併の是非自体を論議する場」などというものではないことは明白です。

「合併の是非を論じる」のであれば、法定協議会設置に先立ち、まず、関係市との間で枠組み等を含む基本事項について合意を形成し、しかる後に事務レベルの研究会や任意の協議会を先行させると共に、それら手続きの中で市民に情報を開示し、情報を共有化した中で、合併の是非を市民と共に論じるべきであります。

議案第33号は、この事前手続きを経ることなく、いきなり法定協議会を設置し、合併の是非を含めて協議しようとするものであり、あまりに拙速であるといわざるをえません。

また、本議案にかかる法定協議会は、枚方市・寝屋川市・交野市の3市の枠組みを指定したものであります。対象になる2市は財政状況の厳しいとされる枚方市より、一層の負の資産・脆弱な市民税基盤に立脚し、今後減少が明白な、国からの交付税依存度も枚方市の比ではありません。それらの全てが10年後、20年後、枚方市民の肩に重くのしかかってくることは国民健康保険の保険料一つとっても明白であります。


今、本市は厳しい財政状況のもとで、市民に対し財政建て直しの協力を求めている現状であります。
そのような市民に対して一層の負担を負わせる寝屋川市・交野市との3市合併、その前提となる法定協議会設置について、現時点では賛成できない旨を表明し「ひらかた市民会議」としての討論といたします。


※ コメント: この反対討論に多くの議員は「そのとおりや!」と賛同の意向を示されたが、結果は「賛成多数」?いろいろと「顔」を立てんとあかんらしい。もうそろそろ「ホンネ」の政治をしようや・・・ブツブツ〜なんでやろ〜なんでやろ〜

 

 

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