しんすけの議員報告日記 
過去ログ
 08年10月から12月まで

08.12.30 PM 12:00 (火)

昨日で役所の業務は休みとなりました。私も明日から2日まで休みます。尚、役所は5日からです。

公職選挙法により年末・年始のご挨拶はいたしておりません。何卒、ご容赦願います。
皆様にとって来年が良い年となりますよう心より祈念いたします。

なかなか金融機関時代(当時は正月3日だけ)の癖が続き、年末年始は3日しか休む気にはなれません。悲しい習性なのかも知れません。
08.12.27 PM 5:10 (土)             

市会議員は地域の方に年賀状や挨拶状、弔電や祝電、寄付などを法によりおこなえません。そこで、議会報新年号で、会派形式により新年のご挨拶をしています。
昨日、この議会報新年号が「広報ひらかた」と同時に配られました。会派ごとに各議員が写真付きで新年の挨拶をしているのですが・・・・これって、いつもこの時期に配られていたっけ?年賀状が26日に来たようで何か違和感があるのですが・・・・・

さて、昨日の中司前市長の冒頭の発言をアップします。ご本人の被告人質問において、弁護側の質問に対して述べられました。

   市長としての政治姿勢、信条  (08.12.26 603号法廷にて メモと速記)

 私の市長としての政治姿勢や信条についてお話させていただきます。

 私は、平成7年4月に初めて枚方市長選挙に立候補しましたが、それは、阪神大震災という未曾有の災害の直後の時期でした。枚方では目立った被害はなかったのですが、すぐに仲間と街頭で義援金を集め、救援物資とともに被災地に届けました。その惨状を目の当たりにしたとき、こうした大災害が枚方のまちを襲ったなら大変なことになる、危機管理や災害対策は万全だろうか、生まれ育った愛する郷土を、そして市民生活を何としても守りたい―との思いを強くし、それまでめざしていた国政から方向転換して、地元枚方の市長選挙への立候補を決意したのです。

 私は、このとき完全な無党派として選挙を戦うことを決め、政党の推薦や支持を一切受けなかったため、各党相乗りの元助役の候補と徒手空拳で戦うことを余儀なくされました。予想通り選挙戦はかなり厳しいものとなりましたが、「枚方の流れを変えよう」と、停滞していた市政の刷新を訴えて相乗り候補に挑んだ私に軍配が上がり、僅差で初当選を果たすことができました。

 政党の支援を受けず、しかも庁外から単身市役所に乗り込む形となったため、就任当初は市政運営や議会対策に大変苦労しました。当時、市は財政再建が急務であり、このため、市長になって最初の決断は、以前から計画されていた文化ホールの建設の凍結を表明することでした。市議会からは反発を受けましたが、各議員と誠意を持って話し合い、行革の必要性を強く訴えた結果、ようやく文化ホール建設の延期が承認されました。この出来事がきっかけとなって市議会との関係が改善され、予算案をはじめ、重要案件はすべて可決される状況となりました。

 市長は一党一派に偏るべきでないという考えから、その後も一貫して無党派を貫き、全市民に公平公正な市政であることを信条に、市長就任後は、それまで続けてきた後援会活動のほとんどを休止しました。2期目以降の市長選挙でもどの政党の推薦も支持も受けませんでしたが、それぞれ10万票から12万票を得票し、他候補を圧倒的に引き離す結果で当選することができました。このように市民のみなさんの強い支持を得て、公約に掲げた市政改革を強力に進めることができたのです。

 市長に就任して最も重視したことは「市民との対話」です。市役所への行き帰りは公用車を使わずバスと電車を乗り継ぐなど、通勤時にも市民のみなさんとの対話を心がけ、市政に対する意見や思いなどを聞かせていただきました。その一方で、市職員との対話も大切にし、各職場を回って市政の実情や問題点を把握することに努めました。

 枚方市では45の小学校の校区ごとに住民自治の組織としてコミュニティー協議会が設けられています。私は、各校区が抱える問題や地域の実情を把握するため、各校区のコミュニティー協議会の総会や行事にできる限り出席し、職員とともに地域の役員さんから要望や問題を伺い、市民のみなさんと力を合わせて問題解決に当たるよう務めました。このことは、失われつつあった地域コミュニティーの再生や、地域力を高めることにつながったと思います。

 また、阪神大震災の教訓から危機管理に力を入れ、災害などの現場にはいち早く駆けつけるよう心がけてきました。災害のみならず、問題解決のためには何事によらず現場を訪れ、住民の意見を聞くことを大切にしてきました。

 さらに、商工、福祉、医療、環境、教育、文化、スポーツ、労働組合など、幅広い分野にわたって、常に多くの人々と意見を交わし懇談する機会を持っていました。こうした姿勢が職員にも伝わり、枚方市では市政の各分野で市民と行政との協働の仕組みが培われてきました。

 しかしながら、このように市民のみなさんとの対話を重視してきたため、土日祝日は必ず何らかの予定が入り、年間を通して休みは10日にも足りないほどでした。

 就任当時、バブル経済の崩壊で市税収入が減少する一方、歳出面では人件費など経常経費が増大し、市の財政は赤字に転落、財政的に破綻寸前の状況であったため、先ず第一番に着手したのは行政改革です。そこで、市民参加の行政改革推進会議を設置し、その提言を受けて行政改革大綱を策定、さらに思い切った緊急対応策を実施して赤字財政からの脱却を図りました。

 具体策としては、市役所内部の行革努力を最優先し、4千人近くいた職員を約1千人削減し、給与、手当てのカットを行うなど、他市に比べて高かった人件費の大幅削減に切り込みました。職員からの反発もありましたが、私を含めて特別職や管理職が率先して給与をカットするとともに、職員に危機的な市の財政状況を説明し、粘り強く話し合いを重ねて理解を求めました。

 また、行政評価システムを取り入れて膨大な市の仕事をもう一度洗い直して整理し、時代に合わなくなった無駄な仕事をなくす一方で、受益者負担の原則を踏まえて行政サービスの適正化を図るなど、全庁挙げて行財政改革に取り組んだことで、財政危機を脱し、様々な市民要望や事業を実現しながらも、財政の黒字転換を達成することができました。

 私は、市政運営において常に市民参加と情報公開を心がけてきましたが、その考えをさらに高めるため、3期目の平成15年の選挙では、全国に先駆けてマニフェストを導入しました。そして、マニフェストが実行できたかどうかを市民の視点で検証する「マニフェスト検証評価大会」を2度にわたって実施し、その結果を踏まえて昨年の4期目の市長選挙のマニフェストを作成しました。

 こうした、いわゆるマニフェスト・サイクルの取り組みは全国で初めてでした。このようにビジョンを示して開かれた市政を行うことによって、政策遂行のスピードアップが図れ、市政改革が一層進み、市民の市政への関心度や市政への市民満足度が高くなり、日経新聞の行政サービス調査で近畿の市の中で1位になるなど、各種指標調査で枚方市の都市ランキングも次第に上がってきました。

 平成16年から昨年辞職するまで大阪府市長会の会長を歴代最年少で務め、50歳未満の市長で組織する全国青年市長会の会長にも就任、このほか、道路整備促進期成同盟会全国協議会会長、環境自治体サミット共同代表などをつとめ、都市間の調整や都市問題の解決に力を注いできました。

 市の政策として力を入れてきたのは、子育て支援をはじめ福祉、医療、環境、文化観光などで、それぞれの政策展開においてできる限り市民との協働の仕組みを作ることを心がけ、一部の市民のためでなく全ての市民が幸せを感じるようになることを目標にしてきました。

 このように、市民サービスを高め、魅力づくりに力を注いできたのは、今後さらに少子高齢化が進み人口減少期を迎えることで、市税収入も確実に減少する見通しであり、まさに自治体も競争の時代といわれる中で、一人でも多くの人に、枚方を愛し、枚方に住みたい、と感じてもらうことが、市の発展と市民の幸せにつながると思ったからでした。このため、マニフェストで方向性をきちんと示して施策の具体化を進め、全ての市民が、より幸せを感じる市政を実現することが、市長としての私の目標でした。

 市民から信頼される行政であるためには、透明性を高めなければなりませんが、枚方市では、過去ほぼ2年に1度の割合で市職員の不祥事が起こっていました。そこで、市職員の綱紀を粛正し、能力重視の人材登用など人事体制を確立して庁風を刷新する一方で、契約・入札制度の改革を重視し、他市に先駆けて価格公表制度、一般競争入札制度、郵便入札、電子入札の導入などを行い、透明性を高めてきました。

 就任時の大きな政策課題は、40万都市に相応しい都市基盤の整備でした。私は、国や大阪府に何度も足を運び、繰り返し現状を訴えましたが、そうした苦労の中で、遅れていた道路や下水道、駅前や公園の整備などが着実に進んできました。しかし、残された問題は、老朽化している清掃工場と火葬場の2つの施設の建て替えでした。いずれも市民生活には不可欠でありながら、近くに建てられては困るという、いわゆる迷惑施設であることから、いざ建設するとなると周辺住民の激しい反対を受けて前に進まず、長年先送りされてきた事業でした。

 財政再建に一定の見通しが立ったため、まず老朽化が著しい清掃工場の建て替えを優先することになり、私は、住民の激しい反対運動が続く中、何度も現地に足を運び、深夜まで話し合いを行いました。その中でいただいた地元の皆さんの意見を真摯に受け止め、ダイオキシン問題など環境面で最大限の配慮を行うことや地域の活性化策を進めることを約束するなど、担当職員と一緒に地元の理解を得る努力を重ねてきました。そして、焼却ゴミの半減を目標にごみの減量化を強力に推進した結果、施設の規模も予算の額も当初の予定より大幅に削減することができたのです。

 また、以前に別の清掃工場建設のさい契約に疑惑があることが判明し、市議会で調査特別委員会が設置されたことがあったことから、事業実施にあたって、談合のない施設整備に取り組むこととしました。そこで、市民参加の第2清掃工場建設検討会議を設置し、世界最高水準の施設整備と談合のない発注方式を諮問することにしました。

 このように、長年にわたる地元のみなさんとの話し合いや、それを受けた施策展開など、関係者の不断の努力の中で、第2清掃工場の整備を進めることができたのでした。
    

冒頭部分は以上です。

中司氏は阪神大震災が市長選挙に出る切っ掛けとされていますが、私も震災を切っ掛けに「政治と選挙」を考え、4年後の99年に当選させていただきました。
今朝の新聞では、昨日の証言のパーツ部分については報道されていましたが、冒頭部分は触れられていませんでしたのでアップしました。
08.12.26 PM 1:45 (金)

午前中の中司前市長の公判を終え、役所に戻って来ました。

本人の被告人質問ということで、弁護側からの質問となりました。
冒頭、中司氏の政治姿勢、信条について質問があり、10分程度お答えになりました。その後、経歴から事件前まで「個人史」を確認するような質問が続き、事件となった第2清掃工場の直前で終えました。

次回は来年1月13日午前10時から、803号法廷で、今回の続きが行われます。10月22日にご報告した予定表通りに進んでいます。年内の公判は今日で全て終了しました。

中司氏が冒頭で述べられた内容については、上手くまとめられればアップしたいと思います。
08.12.25 PM 4:10 (木)            今年もあと1週間

午前中、議会改革懇話会が開かれました。会派からは池上のりこ議員が出られました。
様々な改革案が出されているようです。懇話会では出来る事はすぐに取りかかるという姿勢ですので、来年3月の予算委員会は担当副市長(2名)の事務ごとに分けて審査されることになったようです。手狭な委員会室に余裕ができると思います。傍聴の方も入りやすくなります。

明日の公判は中司前市長の公判で、弁護側による中司氏本人への被告人質問となります。明日は午前中で終わる予定です。
08.12.24 PM 4:30 (水)              硬骨の組織

今日の中司前市長の公判では、証人に中司氏を取り調べた(中澤)検事が尋問を受けました。公判は午前10時から午後1時まで休みなく行われました。

私は仕事で行けなかったのですが12月3日に行われた初田氏の公判では、初田氏を取り調べたY(山本)検事の証人尋問が行われております。傍聴の方にお聞きすると、今日のN検事はY検事ほど崩れなかったとのことです。

N検事は証言の中で、中司氏が冒頭陳述や証言で述べられた取調中の問題となる「行き過ぎた取り調べ」は一切無いと断言されました。
しかし、取調中のビデオ撮影や録音はおこなっておらず、また取調中のメモやノートは勝手に処分したとのことです。この事は初田氏を取り調べたY検事も同じです。警察官は取調中のメモやノートの保存が義務づけられているそうですので検察官は治外法権か神様のような身分制度が続いているのかも知れません。

中司前市長には平原氏の証人尋問の時と同様、今日の公判ほど腹立たしく思われたことは無かったのではないかと思います。
検察が一旦組み立てたストーリー以外は聞く耳を持たない組織ということが再確認出来ました。
08.12.23 PM 5:00 (火・祝

昨日の公判では午前10時から午後5時20分頃まで開かれていましたが、予定があったため5時前に裁判所を出ました。
初田氏自身の証人尋問は時間切れで、検察から「収賄」とされている部分は次回(1月20日)となりました。

明日は中司氏の公判で、中司氏を取り調べたN検事が証人尋問を受けられます。被告以外の証人としてはこの方が最後です。
08.12.21 PM 5:15 ()              冬至

暖かい冬至となりました。

さて、役所の中で一カ所だけタバコの自販機が残っています。しかし、年末でもって撤去されるそうです。タスポの影響で売り上げが激減したそうです。タバコを買う方はコンビニや駅の売店で買っておられるからです。

私は議員ですので健康上の問題はさておき、地元の販売店からの税収が激減することが心配です。
政治は税収でもってよりよい住民サービスを計らなければなりません。税収の確保に血眼になる雰囲気がないことが最も心配です。安易な借金だけはご免被りたい。

明日の公判は中司氏と初田氏の併合で行われます。証人は小堀氏です。午後からは初田氏の公判にご自身が尋問をお受けになります。「収賄」とされている部分の中身もお聞きできそうです。
08.12.19 PM 1:45 (金)               追い込み

議会は午前中で全て終了しました。
今議会で問題となったのは、市の小口契約制度を用い、分割発注で特定業者に受注させるゴマカシ(談合)が発覚し、11月27日に新聞報道となったことです。

幸い、市の総合契約検査室で不正が指摘され、談合情報対応マニュアルにしたがって、直ちに警察と公正取引委員会に通報し、土木部のコンプライアンス(法令遵守)体制のチェック機能の不備が明らかとなりました。

事情をお聞きすると、土木部担当が業者から「巧みな追い込み」に引っかかった形跡が伺え、業者側にも問題があったようにも思いますが、行政は毅然と対応せねばなりません。常に複数対応、内容録音をお願いします。

業界に詳しい方にお聞きすると、その業者は「建設業界のK新聞」とのことですが、私には何のことかあまりよくわかりません。・・・・わかる方はとりあえず気をつけてください。

仮に、今回の「危険レベル」を4段階で表示すると、検察特捜→府警特捜→警察署→派出所のうち、「派出所」レベルではないかと思います。担当部は安心することなく、締まって今後の仕事をお願いします。

因みに、私は市民の税に対する損害額は契約額の2割、150万円から200万円程度と試算しています。取り戻してほしい。・・・・私は内心怒っています。
08.12.18 PM 2:25 (木)             インフルエンザ予防接種

枚方市民病院のインフルエンザ予防接種が予約制で、月曜と木曜のいずれかという制約があります。申し込むと非常に混んでおり、仕事の兼ね合いで希望の日時に合わないことが多々ありました。

そこで市役所周辺で、仕事が空いた時間に素早く予防接種を受けられるところを探していたところ、サンプラザ3号館4階の「敬節(けいせつ)クリニック」というところが予約なしで予防接種が受けられるということで受けてきました。
受付で予診表に記入しながら体温計で体温を測り、しばし待つと先生から体調等を聞かれてからインフルエンザA型B型有効の予防接種を受けました。総時間は30分程度、料金は3000円でした。
院内には予防接種の注意点や効果についての説明文もありますので参考になります。

本会議の方は明日で終了します。今議会では一度も私の出番はありませんでした。

本日、議員報酬が支給されましたのでご報告。(12月は年末調整等で手取り金額が大幅に増額しています)

支給額       669000  (04. 7月より69万円から3%の減額669000円)

所得税       +148135  
(12月年末調整分)

市府民税        59900  
(府が40%、市が60%となります)(07.6月 税源移譲により約1万円のアップ)

議員共済会費     99200 
(地方議員として最高額負担・これに公費約4割がプラスされて議員年金が支給されます。国会議員とは制度が異なります)
                    
(19年4月分より80600円から9300円アップ)(20年4月分より89900円から9300円アップ)
議員厚生会費      9000 
(04.4月2500円アップし、ここから議員駐車場代2720円を出す事に。以前の5000円から実質値下げ)

会派費         30000 
(改革市民会議の研修・旅費・図書購入・会派慶弔費等に充てます)

        -----------------------
以上が議会事務局から配られる明細書の引き去り記載分------------------------  
     
議員駐車場代
         0  (02.10月より支払い。全国初徴収)(04.4月より上記の議員厚生会より支出。当時の駐車場代5000円)

国民健康保険     
65000  (03.6月より報酬天引きから個人の自動引き落としに変更)
                              (内訳は年額で
医療440000円.介護90000円、後期支援120000円です)

国民年金        14410
  (03.6月より報酬天引きから個人の自動引き落としに変更)(07.05より13580円から14100円へ負担増)
                    
   (08.4月より310円の負担アップ)

手取額       543935 

※市会議員は地方公務員ですが採用試験ではなく「選挙」で選ばれ、任期4年の「特別職非常勤職員」という扱いを受ける為、「給料」ではなく、「報酬」となり、「退職金」及び「諸手当」(期末手当を除く)はありません。また、4年に一度の「選挙」については無所属の私は自費となります。
尚、別に議員に支給される「政務調査費」(月額7万円)につきましては領収書も含め、使途を公開しておりますのでホームページ内「データバンク」をご参照下さい。また、年収については源泉徴収表そのものを私は公開しております。
以上、皆様の税金からいただきました。ガンバリマス。

08.12.17 PM 4:55 (水)

今日で一般質問はすべて終了しました。昨日の質問に続き、2名から談合の疑いがある土木部関連に対する質問がありました。明日は休会となり、19日で議会は終了します。

さて、今日の公判の方は中司氏と初田氏の公判が開かれ、午前中の証人には大塚氏が、午後からは小堀氏が証言されていると思います。来週の公判は傍聴に行く予定です。
08.12.16 PM 7:00 (火)

今日は4名の議員が一般質問を行いました。伏見議員を含め2名からは、11月27日に新聞報道のあった土木部に係る事件に対して質問が行われました。明日の池上のりこ議員も、この問題に対しての質問を行う予定です。

この問題では特定の業者に分割発注し、公正な競争を阻害した疑いと、その事により市に損害を与えている可能性もあり慎重に調査する必要があると思います。
今日の答弁では、すでに警察と公正取引委員会に通報しているとのことなので捜査の可能性もあり、捜査が入る前に議会としてしっかり問いただす必要を感じています。
08.12.15 PM 4:45 (月)

今日、行われた一般質問者は5名で終わりました。明日と明後日は各々4名が予定されています。明日の2番目の質問者は伏見議員です。

さて、今日の公判では、午前中は3者併合で、行政側職員のK証人の証人尋問が行われ、午後からは2者併合で行政側元理事で議員のO証人の証人尋問が行われているはずです。傍聴にも行きたかったところです。
明日は中司前市長の公判に初田氏が証人として証言されます。これも傍聴に行きたいところです。残念!
08.12.14 PM 5:20 ()          平原元警部補の上告は棄却

今日は日曜日ですが、各会派からも質問準備のため役所に来られています。明日から一般質問が始まります。

一昨日の新聞記事に平原元警部補の最高裁への上告が10日付で上告棄却となり、実刑判決が確定したとの記事がありました。これで高裁判決の懲役刑と追徴金が確定しました。証人尋問が一通り終わるのを待って下されたように思います。事前のウワサでは証言後、上告を自ら取り下げるとも聞いていましたが・・・

現在行われている公判は第3コーナーにかかって来ているところです。被告が無罪となるには「証拠不十分」「罪に問うべき事実がない」ことが求められます。裁判官のジャッジはどのような結果となるのでしょうか。
明日から3連続の公判は議会日程のため傍聴には行けません。
08.12.13 PM 2:45 (土)

議員報告地域配布版のホームページ版をアップしました。トップページからご参照ください。
08.12.12 PM 8:35 (金)          それでも罪に問えるのか?

午後1時から初田氏の公判が開かれました。私は用事が重なり8分ほど遅刻しましたが、今日の証人は中司前市長でした。途中、10分の休憩がありましたが午後5時45分に本日の証人尋問は終了しました。

中司氏の尋問での印象は、事件については昨年の逮捕前に述べられていたことと何ら変わるところはありませんでしたが、中司氏の逮捕前後の取り調べの様子やメトロ会談、大野屋での集まり、岡市氏、平原氏、初田氏との関係、初田氏宅で行われた勉強会などがご本人から聞くことが出来ました。

尋問内容は私の予想の範囲内でした。ただ、私は一点だけ疑問に残るところがあります。大林組が落札することを知っていたか、または推測できていたのではないかという点です。私は総合的に考えても、たとえ知っておられたとしても不思議ではないように思うのですが・・・。
中司氏は収賄もなく、大林組に不当利益を与えたとも言えず、深く大林組の談合に関わったとも言えず、「知っていた」それだけならば従来の凡例では罪に問われることはないように思うのですがどうでしょう。

今回は、刑法の競売入札妨害罪での起訴であり、「知っていた」だけで罪に問える、いわゆる官製談合防止法での起訴ではありません。

来週は月、火、水と公判がありますが議会一般質問のため傍聴には行けません。証人尋問は15名前後が終わり、残る初登場の証人は3名のみとなりました。
08.12.11PM 4:15 (木)          100条委員会設置の請願は不採択

昨日の公判は、中司前市長、小堀前副市長、初田元府議の三者を併合しての公判となりました。そのため、法廷は201号大法廷で行われました。午後1時から井川証人の尋問の後、1時半から堀家元助役の尋問が始まり、3時50分に公判は終了しました。

堀家元助役からは、平原元警部補とは平成14年頃から面識があったことや、その頃から平原氏より分離発注方式の話があったようなこと、また、平成15年5月9日には堀家氏が分離発注方式のメリット、デメリットについて聞くため、平原氏に連絡を取ったことなどが述べられました。
また、平原氏にプラントメーカーではなく、ゼネコン一括発注方式の話をしたことも述べられました。
ゼネコン一括発注方式で思い出しましたが、11月14日の伊丹氏の証人尋問でもゼネコン一括発注方式の話が出ていました。何か関係があるのか今のところわかりません。

今日の午前中に行われた議会運営委員会では、大林組による談合事件を受けて、昨年12月5日に請願された100条委員会設置の請願は、度重なる慎重な審査の末、賛成少数で不採択となりました。賛成されたのは共産党さんのお二人と堀井議員さんでした。
不採択とした討論については本会議最終日以降にアップします。
08.12.10 AM 10:45 (水)          議員報告地域配布が始まる

3日にお知らせいたしましたが、今日から、私の議員報告地域配布版(談合特集3)の配布が始まっています。しかし、ホームページ版がアップ出来ていません。しばらくお待ちください。議員控え室には最新版を置いています。
尚、検察側、中司氏、小堀氏の冒頭陳述はすでにアップしており、トップから見ていただくことは出来ます。

午後からは、公判の傍聴に行ってきます。今日の公判の証人はH元助役と聞いています。


本日、期末手当が支給されました。私に支給された期末手当支給額明細のご報告。

支給額       1886580

所得税         314123円  税率18%(共済費を引いた分に課税)

議員共済会費    141450円  比率7.5%

差引支給額   1431007円

期末手当の計算式は次のようになります。

〔669000円議員報酬月額+(669000×20/100)〕×2.35ヶ月=1886580円

以上、皆様の税金からいただきました。ガンバリマス。
08.12.09 PM 7:30 (火)

今日の本会議は午後2時23分に終わりました。直ちに市民病院整備実施計画(案)と新病院整備に向けた長期財政フレーム改定についてを案件とした全員協議会が開かれ、各会派から代表質問の形式で行い、午後5時40分に終わったところです。議会は休会となり、来週からの一般質問に向けたヒアリングが始まっています。

今日は中司前市長の公判がある日でしたが傍聴に行けませんでした。明日は、午後から三者合同で201号大法廷で公判が行われる予定です。私の一般質問はないので傍聴に行く予定です。
08.12.08 PM 7:30 (月)        小堀氏の公判に初田氏が証人として出廷

午前10時から始まった小堀氏の公判は、終日、初田氏の証人尋問が続き、午後5時10分に終わりました。なかなか特徴ある尋問となりました。

もともと供述調書は被疑者段階で作成された物でありますが、公判中、供述調書を巡って、供述調書の信頼性を問われることが多くあります。リンクをしました所の「捜査段階の供述調書」を参照していただきますと、今日の初田氏においても参照文面で指摘された状態に類して初田氏の供述調書が作成された可能性があります。

中司氏と小堀氏は、自らの冒頭陳述において過酷な取り調べの実態を述べておられます。今日の初田氏の尋問においても、初田氏の術後、処方の薬が与えられないまま、精神的不安定の中で供述調書にサインせざるを得なかった過酷な取り調べがあったことを述べられました。

6時間に及ぶ証言内容については、もともと初田氏には明確な検察風の「犯意」が無かったと思われるため、検察尋問もスレ違いに終わったように思います。その意味では極めて正直な証言をされたように思います。
当然のことながら小堀氏にとっても大変有利な証言であったように理解しました。
ただし、初田氏個人が、大林組が落札することを事前に知っていたか・・・云々については初田氏はそのような認識をお持ちのようですので、中司氏を含め今後の展開が注目されるところです。

私自身はこの事件で一貫して述べていますが、この事件は「役所ぐるみの官製談合ではない」と感じていますし、小堀氏はこの事件とは「無関係」、中司氏は「逮捕・起訴・辞職」にあたらない。と判断しているところです。主犯はこの3人ではありません。
08.12.07 PM 3:40 ()          本格的な冷え込み

昨晩の自宅玄関前の気温は0℃でした。今朝は氷が張り冷え込みました。

11月30日の日記の中で「ホンマもんの不景気」について触れました。その中で、「衝撃に備え!!」という夢を見たと報告しましたが、ある方から「その衝撃は地震かも知れませんよ」というお話をいただきました。
来年1月にマグニチュード8.2の地震が大阪で起こり犠牲者が数十万人達する可能性があるという「予言」があるとのことです。
行政や議会は決して「予言」で動きませんが、気になる方は「予言者ジュセリーノ未来からのスピリチュアルメッセージ」をご参照ください。個人として地震に対する防御を一応お願いします。

明日、8日は小堀氏の公判で、初田氏が証言に立たれます。9日からは本会議が始まります。
08.12.05 PM 4:10 (金)           新市民病院が建設に向けてスタート

昨日は、第7回市民病院事業運営審議委員会が行われ、案件である「新病院整備実施計画(案)と長期財政フレーム改定について」の審議をようやく終えることが出来ました。
この案件は9日の本会議終了後、全員協議会で報告されてから協議されます。尚、建設費用は181億円となります。
また、昨日付で会派の議会運営委員を池上のりこ議員からの申し出により、私に変わりました。私は会派代表も務めさせていただいていますので2期目の伏見議員にお願いしましたが辞退されました。当分、会派代表と議運委員兼務でガンバリマス。

今日は9日からの議会準備のため、公判傍聴には行けませんでした。極力、事務作業を前倒しして8日の公判は傍聴したいと思います。
08.12.03 PM 6:40 (水)            コストパフォーマンス

昨日は、午後4時に寝屋川の議長を表敬訪問させていただき、そのまま場所を変え夜遅くまで話し込みました。
いろいろと勉強させていただきました。ありがとうございました。

今日は朝から小堀氏と初田氏の公判傍聴の予定でしたが、議員報告地域配布版の原稿修正が入り、依頼先で修正いたしました。また、修正後の原稿を昼一番にOKを出す必要が生じたため傍聴には行けませんでした。5日の公判は傍聴に行けると思います。

今回の配布数は特集版ということで樟葉地区以外にも拡大し、4万部となります。

枚方市の10月末の人口は410641人、世帯数168120世帯と今なお増加しています。

仮に、全世帯にA3用紙1枚、両面印刷の議員報告を配布しますと軽く200万円以上がかかります。4万部でも60万円近くになります。枚方の議員は「政務調査費」(公費)を月額7万円いただいていますが、議員報告をお配りするだけでオーバーします。後は全て個人の持ち出しです。
議員活動とは・・・議員によって様々ですがコストパフォーマンスの優れた議員と市民から言われるようガンバリマス。
今日の午後からの公判傍聴も行けなかったため、急遽、午後1時半から行政主催で行われた「多重債務問題の研修」に参加しました。
08.12.02 PM 1:30 (火)            枚方・ナンバーワン

今朝の日経記事で、第6回目となる「行政サービス調査」の結果が公表されていました。調査は施設数や料金、制度など計38項目を9月時点で調べた、とのことでした。
財政の良い関東勢が上位を占める中、枚方市は総合19位、近畿二府四県では枚方市がトップとなりました。

私は以前より議会質問で、2年に一度行われる「日経自治体ランキング」トップを目指すことがわかりやすい政治にもつながると指摘をしてきましたのでホッと胸をなで下ろしていますが、正直言って実感がありません。

枚方市の点数は300満点で161.6点とのことです。100点満点でいえば53.8点・・・まだまだです。よそが悪すぎるのです。
思えば、中司前市長が行革を熱心に行われ、今日の結果に繋がって来ているように思います。思い半ばで中座され、無念の思いをお持ちだと思います。行革、財政改革はより進めていかなければなりません。行財政改革あっての充実したサービスとなります。せめて、まず80点となるよう議員としてガンバリマス。
08.12.01 PM 4:40 (月)

良い天気の12月スタートとなりました。今週は3日と5日に公判があります。議会で行けなくなるまで、出来るだけ傍聴に行こうと思います。
それにしても29日(土)の朝刊各紙には驚きました。平原元警部補の証言を記事にされているのですが、記事になっているのは証言前半の何度も聞かされてきた内容です。なぜ弁護側の尋問の内容も書かないのかわかりません。
「証人」そのものも含めて調査報道をお願いしたいところですが、昨今のマスコミには求める方がムリということなのかも知れません。「証人」については判決後も様々な事実がマスコミにも届いているように聞いています。

午前中に議員報告地域配布版のレイアウトを依頼しました。後は事務が流れていくだけです。
08.11.30 PM 6:15 ()           ホンマもんの不景気

早いもので11月も最後となりました。
最近、市民の方とお話ししていて、必ず出てくるのが景気が大変悪いという話です。民間時代の同僚からも良い話はありません。日本経済は小泉さんの構造改革で少し延命したものの、その後の本丸改革が出来ていないため、いよいよ私も経験したことがないホンマもんの不景気に突入していきそうです。

近年、財務内容の向上が見られた枚方市政も下降曲線を描きそうです。私は6月まで、「まず、何をおいても本庁舎の建て替え派」でしたが7月からあきらめました。「衝撃に備え!!」という夢を見たからです。(オレはシャーマンか?)
案の定、9月に米国発でやってきました。

実は簡単なことで、経済を見る場合、預金、貸し金の金利を見るとわかります。大体3%から5%の預金金利がついているとまず経済は健康です。貸出金利はプラス3%です。戦後最長といわれた景気でしたが、金利は大変低く、マネーゲーム・投機的商品などで経済は回っていました。改良型バブルで乗り切っていたわけですが補給線が伸びきりゴマカシが利かなくなったわけです。(ゴマカシとは正規雇用を切って補正しなかったことです)

そんな時代に枚方市は年収500万から800万の職員を動員し、高額の残業代を払い、条例化して早々の「歩行たばこ禁止」をヒステリックにおこなっているように見えます。何かズレているように感じる今日この頃です。・・・・

 議員報告地域配布版の原稿が先ほど完成し、明日、レイアウトに出し、印刷、折り、ポスティングとなります。12月中旬には配布いたします。
08.11.28 PM 5:48 (金)            なんと羽賀研二氏の判決と

先ほど中司前市長の公判から役所に戻って来ました。
朝、地裁前に着くと報道陣も含め黒山の人だかり、後で聞くと羽賀研二氏の恐喝未遂、詐欺被告事件が地裁第5刑事部であり傍聴券が必要となっていたようです。(結果は羽賀さん無罪?現時点で未確認なので)

中司前市長の公判は、予定では平原元警部補の検察側証人尋問関係が、午前10時から午後5時半まで予定されていましたが、検察側尋問が昼の休憩を挟んで午後1時40分までで終わり、弁護側尋問が1時40分から2時23分まで行われました。次回は12月5日午前10時から603号法廷、引き続き平原元警部補の証人尋問が決まり閉廷しました。

平原元警部補の検察尋問は、これまで行われてきた大林組関係者や平原氏ご自身の裁判などや、この10月からの各公判でお聞きしてきました内容を基本に尋問をされてますので、改めて証言内容に驚くことは無かったように思います。

弁護側尋問では、平成16年1月7日に行われた「大野屋」での新年会に大林組関係者が居られた事に中司前市長が大変な不快感を示され早々に席を立たれた事や、証人が中司前市長に、ご子息の就職を依頼され、枚方市役所の採用試験を受けたものの不合格となり、その後の役所採用の要望も断られ、別の民間を紹介されたことなどが証人の口から明らかとなりました。
中司前市長の仕事に対する公平性が、検察の意図とは逆に明らかとなりました。

また、平成7年の市長選挙で、元O市議が後ろ盾となった元助役のH氏を出馬前日に証人が脅して止めさせ、Y助役が候補となった事などを証人自ら証言するなど、当時の七不思議の一つ二つが明らかになりました。

午後からの尋問は見所、聞き所の多い尋問でした。裁判官の判定に興味が出てくる場面でした。
尚、このコメントは私の速記(要点筆記)を元にしていますので、あくまで速記としてのコメントであることをご理解ください。
08.11.27 PM 3:45 (木)              危険な伝統療法    

風邪をひいておられる方が目に見えて増えてきました。私も昨日に症状が出ましたが危険な伝統療法で回復しました。
私が、当時、休む事が許されない京都信用金庫に勤めているときに先輩から教えていただいた方法ですが、ムチャと思われますので絶対にマネをしないでください。

職場から帰ると40℃以上の湯に30分入ります。適当な時間(私の場合2,3時間)をおいて3回入ります。水分の補給は、ほしいと思う分を湯で摂取します。バスタオルにくるまって汗をかきながら寝ます。早朝にもう一度湯に入ります。全薬工業の小児用ジキニンシロップを一回で全て飲み干し、イザ出勤です。
昨晩、75キロあった体重が71.5キロになっています。当然、身体が軽く感じられますが、フラフラ感じられたら病院へ直行します。
長年この方法を実行していますが、病院へも行かずに今回も成功です。但し、体力がある間だけと思いますので絶対マネをしないでください。命を落とす危険性があると思います。余裕のある方はユックリ休んで直してください。
08.11.26 PM 1:10 (水)

総務と厚生委員協議会が終わりました。終わりしだい小堀さんの公判に行く予定でしたが風邪のようなので休みました。

先週から伏見議員が風邪をひかれ、池上議員が今日から風邪をひかれたようで休まれました。私もタバコの煙で必死に防御しましたが、甲斐無く、風邪が移ったようです。今日は早く帰り休む事とします。
08.11.25 PM 6:55 (火)             12月議会の始まり

今日は午前中、議会改革懇話会が開かれました。会派からは池上議員が出ておられます。
明日は、いよいよ総務と厚生の協議会が開かれます。実質12月議会の始まりです。

明日は小堀氏の公判もあり、証人尋問は5名の方が予定されています。途中から傍聴に入りたいと思っています。
08.11.23 PM 5:30 ()              オンブズパーソン

昨日のオンブズパーソン委員会での集まりでは、オンブズメンバー以外に議員からは京都府議をはじめ、京都市、福知山市、亀岡市、木津川市と私の各市議も集まり、なかなかユニークな試みでした。
ただ、各市議は、その市独特の風土や問題を抱えており、共通課題を見いだすことには難しい面もあるように感じました。

読売テレビのヒット番組に「そこまで言って委員会」という番組があります。右系だと嫌われる方もおられますが私は出来るだけ見るようにしています。専門知識と現場経験のある方がざっくばらんに語り合われるのですが・・・基本的にタブーがないのがイイわけで、地方政治もこれぐらい本音で語り合えるようになれば間違いなく議会も変わっていくように思います。
議員はどのような議員であっても、選挙を始め、常に現場で活動しているので、議員レベルで話し合うには「一般教養」として、憲法、地方自治法、地方公務員法を精通していることを前提にメンバーをそろえるとヒントとなる事も多くなるように思います。

現場経験だけですと、参加者みんなが「お山の大将」になりがちで論議が行き止まりがちになりやすいように感じます。専門知識、現場経験、一般教養(常識)の三つがそろうと実りある議論になる可能性が高くなります。
08.11.22 AM 10:50 (土)          岡市節(ぶし)は健在でした

昨日の中司前市長の公判では検察側証人として、岡市元市議と淺沼組のT氏の尋問が行われました。
岡市元市議とは、私が議員となった平成11年から、岡市氏が5期目で引退される平成15年までの4年間、議場でご一緒しました。
法廷では検察側、弁護側、裁判官から、再三に渡り「質問だけに答えてください!」と指導が行われたほど能弁に証言されていました。久しぶりに「岡市節(ぶし)」を聞くことが出来ました。よって、裁判官は発言内容を理解できたのかしらん?と思ってしまいました。申し訳ありませんが証言内容には触れません。

今、役所周辺はイベントだらけです。また、午前中から市民病院のTQM(職場改善小集団活動)活動の発表会が行われているところですが、これから京都のオンブズパーソン「情報公開塾」で、議員として話し合わなければなりません。
TQMも聞きに行きたいところですが残念です。
08.11.20 AM 11:35 (木)        早や、本格的な寒さ到来、議会も師走の慌ただしさ

一気に本格的な寒さになりました。体調を崩されている方も多くなりました。

昨日はバタバタと用事が多く役所にも来られませんでした。今日の午後からは議員研修会で千里まで行きます。
明日は午前中、裁判の傍聴の後、午後からは市民病院の事業運営審議委員会が開かれます。
土曜日は私が会員となっています京都・市民・オンブズパーソン委員会での「地方議員とは?」研修会にお呼び(出頭命令)がかかり参加してきます。

現在、12月議会を前に各常任委員会委員長、副委員長によるヒアリングが始まっています。師走の慌ただしさとなっています。
08.11.18 PM 7:10 (火)           木枯らし1号

福知山市民病院から先ほど役所へ帰って来ました。福知山では午後から冷たい北風(木枯らし1号)が吹いてきました。

研修してきた「病院経営」とは少し異なりますが、最近の病院では敷地内禁煙が流行り(はやり)のように広まっています。しかし、管理する側の実態は大変頭を痛めておられるようです。

そもそも、タバコは単なる嗜好品であり、分煙や適度な場所があれば禁止する対象物ではありません。
嗜好品である以上、吸われる方はマナーと適量が大事と言うことだと思います。医師や看護師さん、職員さんでもお吸いになる方はおられます。また、お見舞いに来られた方もお吸いになる方がおられます。敷地内禁煙とした場合、その方たちは予想外のところでお吸いになり、事故やトラブルが心配とのことです。

自治体において、たばこ税は貴重な税源となっています。ダブルスタンダードやタブー視することは許されません。自治体病院はその事も視野に入れた対応が必要であるように思いました。

本日、、議員報酬が支給されましたのでご報告。

支給額         669000
 (04. 7月より69万円から3%の減額669000円)

所得税            40730
  (平成19年1月分より所得税の税率見直し及び定率減税の廃止に伴い2750円安くなりました)

市府民税          59900
 (府が40%、市が60%となります)(07.6月 税源移譲により約1万円の負担アップ)

議員共済会費       99200
  (地方議員として最高額負担・これに公費約4割がプラスされて議員年金が支給されます。国会議員とは制度が異なります)
                       
(19年4月分より80600円から9300円アップ)(20年4月分より89900円から9300円アップ)
議員厚生会費        9000
  (04.4月2500円負担アップし、ここから議員駐車場代2720円を出す事に。以前の5000円から実質値下げ)

会派費
(改革市民会議)   30000  (改革市民会議の研修・旅費・図書購入・会派慶弔費等に充てます。不足は追加負担、余れば個人に返されます)

        -----------------------
以上が議会事務局から配られる明細書の引き去り記載分------------------------

議員駐車場代           0  (02.10月より支払い。全国初徴収)(04.4月より上記の議員厚生会より支出。当時の駐車場代5000円)

国民健康保険       65000
  (03.6月より報酬天引きから個人の自動引き落としに変更)
                              (内訳は年額で
医療440000円.介護90000円、後期支援120000円です)

国民年金          14410
  (03.6月より報酬天引きから個人の自動引き落としに変更)(07.05より13580円から14100円へ負担増)
                    
   (08.4月より310円の負担アップ)

手取額         350760 円
 

※市会議員は地方公務員ですが採用試験ではなく「選挙」で選ばれ、任期4年の「特別職非常勤職員」という扱いを受ける為、「給料」ではなく、「報酬」となり、「退職金」及び「諸手当」(期末手当を除く)はありません。また、4年に一度の「選挙」については無所属の私は自費となります。
尚、別に議員に支給される「政務調査費」(月額7万円)につきましては領収書も含め、使途を公開しておりますのでホームページ内「データバンク」をご参照下さい。また、年収については源泉徴収表そのものを私は公開しております。
以上、皆様の税金からいただきました。ガンバリマス。

08.11.17 PM 8:20 (月)

午前中、病院での診察があり、役所に戻ってからも雑務に追われて傍聴には行けませんでした。
明日は市民病院の事業運営審議会での視察で、福知山市民病院へ行く予定です。19日の水曜日は小堀氏の公判がありますが、この日もずらすことの出来ない用事で行けそうにありません。

さて、今朝の新聞記事で小川弁護士(元府議)に逮捕状という記事が載っていました。
今年の1月27日に行われた府議補選では約4万票を獲得された方です。たしか民社から自民の道を歩まれたのではなかったかなと記憶していますが、・・・たしか、その際に、以前お辞めになった大物元市議とも懇意にされていたのではなかったかなと・・・違ったかな・・・

いずれにしましても、秘書の方が自殺されたとのことですので、何かもっと深い事情がありそうです。
08.11.15 PM 5:30 (土)          遅れている議員報告地域配布版

11月も半ばとなりました。議員報告地域配布版のレイアウトに苦しんでいるところです。今号も枚方市政を揺るがした談合事件の内容が中心となるため、楠葉地域以外にも配布地域を増やす予定です。
17日(月)の公判は中司氏、小堀氏の公判ですが、午前中、病院での診察がありますので傍聴に行けるかどうかわかりません。誰かに内容をお聞きしなければなりません。
08.11.14 PM 7:45 (金)            イエローカード

今日の午前中の公判では中司氏、初田氏、合同での公判でした。傍聴券が必要でした。

証人はSゼネコンのI氏でしたが、検察側が突然火葬場関係に触れられたため、両方の弁護側から十数回に渡り異議が出され紛糾しました。
さすがに裁判所も検察側に対してイエローカード(注意)が出される事態となりました。
裁判官や弁護側、多くの傍聴人もいる場においてもこのような調子だとすると、検察の取り調べでは如何ほどのものかと恐ろしくなりました。

午前11時10分には、公判は分離され、中司氏の今日の公判は終了し、初田氏の公判が続きました。
分離後、弁護側証人として、行政のI氏の証人尋問が行われましたが、その中で、発注方式については、I氏が、プラントメーカー一括発注方式、分離発注方式と共に、「ゼネコン一括方式」も検討されたことについては、私は初耳で驚きました。
その後、再び行政側からS氏が検察側証人として証言されましたが、その中で「プラントと建屋を分離発注する場合、設計も分離するのが普通」というような趣旨の証言があったように思いましたが、聞き間違いでなければ検察側のミスとなるように思いました。

最後は、情状証人として、初田氏の後援会関係2名と奥様の計3名の証言があり、本日の公判を終えました。

公判終了後、傍聴人の方と話をしてますと、「情状証人」が早い時期に出てこられたので、初田氏が争うことを止めて、情状酌量を求める方針に変わったのかとの印象を持たれている方もおられましたが、これは、日程調整のため、本日となっただけであるとのことです。

初田氏は、従来通り、談合の関与は認めておられず、よって3000万円についても「収賄」ではないとの姿勢に変わりはないと思われます。3000万円については「収賄」という罪状が違うということです。

私は初田氏の性格から、そうなのだろうと思っています。ただ、そうなると所得税法や他の法律とで違反が出てくると思われますので、当時の「議員」として、その事を批判されることは免れないと思います。・・・

尚、10月22日にアップしました公判予定表での12月10日は201号大法廷に変更となりました。皆さんの傍聴をお願いします。




08.11.13 PM 4:25 (木)         ちょっとお休み、映画鑑賞してきました

役所も裁判も大変なときですが、昨日は少し早く役所を退出し、映画「レッドクリフ(赤壁の戦い)を観てきました。

映像も美しく、久しぶりに映画を観たと感じる作品でした。映画は「三国志」、赤壁の戦いの前半部分で、後半は来年4月封切りです。いいところは後半部分ですが、前半部分だけでも充分楽しめます。

私は、高校生の時は「水滸伝」に惹かれました。浪人時代に「三国志」を読み、その雄大なストーリーに興味を惹かれました。映画は充分に視覚化に成功していると思いました。それだけでも値打ちがあります。

三国志をご存じない方でも、字幕、吹き替え共、冒頭に簡単な説明(日本だけ!)がありますので、誰でもが楽しめると思います。
08.11.12 PM 2:20 (水)

昨晩、総務常任委員会の先進都市研修から戻って来ました。今日は文教常任委員会が戻られます。そして、厚生が今朝出発され、建設が明日出発されます。一週間で全ての常任委員会の先進都市研修を終える予定です。

さて、昨日は中司前市長の3回目の公判が開かれました。常任委員会の研修で傍聴することは出来ませんでしたが、ニュートラルな証言内容であったともお聞きします。検察主張からは欠落している「検討会議」も証言であったようです。
行政側に対する起訴については、昨年から行われた大林組関係者や平原元警部補の公判、そして今回の公判を傍聴している限りにおいて、起訴の必要は無かったように感じる裁判であります。一人でも多くの方が公判の傍聴をされることを期待します。
次回は14日、中司氏、初田氏の公判です。
08.11.09 PM 5:10 (

明日から各常任委員会での先進都市研修があります。
私は総務常任委員ですので、明日から一泊二日で神奈川県の横浜市と大和市に行きます。横浜市神奈川区では「窓口連携システム」、大和市では「市民参加に係る法整備」について研修してきます。

裁判の公判は、11日には中司前市長の公判が午前中予定されていますが、S氏の証人尋問で傍聴したい内容です。行けなくて残念!
08.11.08 AM 10:25 (土)           今日から本格的に寒くなりそうです

最近感じることですが、第2次世界大戦で日本がどこの国と同盟し、どこの国と戦ったかご存じない方がおられます。
また、政治、行政、議会などの歴史とシステムを理解しないで、堂々と不平不満を述べ、大雑把な批判をされる方も見受けられます。
様々な原因が考えられますが、その一つに中学や高校で、「近現代史」を時間をとって充分に教えきれていないと思うことがしばしばです。

もう一つは、物事をじっくり考えることと、素早く臨機応変に対処することのバランスが「大人」の条件の一つと考えられますが、やはり年齢に応じた人格、品格、風格を感じる人が少なくなっているようにも思います。

「老若男女」(ろうにゃくなんにょ)という言葉がありますが、私は大好きな言葉です。民主主義の基本は「老」の知恵と経験をどれだけ生かしながら、社会全体で発展するかにかかっているようにも思えます。

立冬が過ぎましたが、寒さが深まると色々なことを考えてしまいます。

さて、来週からは談合事件の公判もピッチが上がります。しかし、議会日程も詰まってきており、来週は常任委員会視察があり、なかなか傍聴も行くことができません。時間がある方は極力傍聴に行ってあげてください。裁判を密室にすることだけは避けたいと思っています。(10月22日に公判予定をアップしています)
08.11.04 PM 6:15 (火)            合同公判も始まる

午前中から、中司氏と初田氏の合同公判の傍聴を終え、先ほど役所に戻って来ました。

今日は、10時から淺沼組の関係者2名の証人尋問が行われ、午後3時22分に終了しました。
次回は10月22日にアップしました予定通り、中司氏は11月11日午前9時40分から、初田氏は11月14日午前10時からです。

さて、「お知らせ」コーナーの8月29日、特報にありますように、2日、3日と岡山県美咲町の亀庵に行ってきました。明日は午後1時からの小堀氏の公判を傍聴してから、再び5日、6日と行って参ります。
来年についても計画しておりますので希望される方はお声をかけてください。
08.11.01 PM 4:50 (土)            だから言ったじゃないの・・・

 11月に入り、出張を伴う研修が多くなります。今年は月の三分の一近く、役所に来られないように思います。
 談合事件の公判を傍聴しに行けない日があるのが気がかりです。

 さて、昨日、一つの裁判結果が出ました。平成12年に発射した魚雷が紆余曲折して命中爆発となりました。

 私と池上のりこ議員とで、数々の議会質問において指摘した「非常勤職員の違法支出」の問題です。

 当時の中司市長は、我々の指摘を理解され、条例化を図られましたが、条例案は違法状態が解消されていない不十分な物でした。
 そこで、せめて大阪府の非常勤の条例レベルまでは必要と、何度か説得しましたが聞き入れていただけませんでした。
 この間、団体構成員から、「お前は議員でありながら職業差別するのか!」とか、「それでも市民派か!」等々、多くの抗議をいただいたこともあり、条例すらなかった事から比べれば「はるかに前進」か、と考えました。
 そこで、とりあえず不十分でも、まず「条例化」をはかり、違法状態を無くし、時期を見て正常な条例を求める段取りにしたところ、枚方市在住のオンブズマンである前田氏が一人で住民訴訟を起こされました。

 それから3年半が過ぎ、極めて時間をかけた慎重な裁判となり、昨日の10月31日、オンブズマン前田氏の勝訴となりました。行政と団体を相手に、一人でよくぞ勝訴を勝ち取られたと思います。

 今後は、敗訴された方は直ちに控訴されることと思いますが、時間をかけた裁判結果だけに基本的には覆ることは少ないように思います。判決要旨は近々前田氏のホームページにアップされることと思います。
08.10.30 PM 12:35 (木)             再度、JanJan

28日にご紹介しましたインターネット新聞JanJanについて何件か問い合わせを頂きましたので再度紹介します。
私はネット上の多くの記事やブログを日夜参考にしていますが、JanJanの記事は、マスコミからは出てこない視点を持っておられます。多くの方が、「観点」の一つとして「参考」にされ、リンクいただければと思っています。

昨日は第8回目の会派研修会を行いました。被告となられた中司前市長、小堀前副市長、初田前府議の公判が、ようやく開かれましたので改めて論点整理をいたしました。

本日の午前中は、第2回目となる「議会改革懇話会」に、池上議員の代理で出席しました。活発な話し合いが行われており、最終的な答申がどのような結果となるのか楽しみです。

明日は「ひらかた人権協会」主催の研修で奈良まで行ってきます。
08.10.29 PM 12:30 (水)        小堀前副市長の冒頭陳述まさに真実ここにあり

一昨日の27日、弁護側からなされた小堀前副市長の冒頭陳述をアップします。
私は、どのようなベクトル(方向)で検討しても、小堀前副市長への容疑は極めて不当なものと考えています。
小堀氏が一刻も早く、平穏な日々を取り戻されることを心から祈っております。


       平成20年10月27日               冒頭陳述要旨

被告人小堀隆恒に対する談合被告事件について、弁護人が証拠により証明しようとする事実上及び法律上の主張は、下記の通りである。

                                     記
第1 総論

 本件談合被告事件において、主たる争点は、被告人が談合の共謀に関与していたか、である。
 被告人は、およそ談合行為に加担しておらず、談合の存在についての認識もなく、談合の共謀に一切関与していない。このことは、下記の事実からも明確であり、本件公訴事実は、被告人には謂われなき嫌疑に他ならない。

                                     記

1  枚方市は、従前より談合防止のために入札監視委員会の設置、電子入札制度の導入、入札予定価格の事前公表制度の導入及び契約約款における賠償条項の規定等の施策を講じていたところ、本件においても、かかる施策は実施されており、被告人は忠実にその職務を遂行し、談合防止に取り組んでいた。

2  被告人は、当時大阪府警警部補であった平原幸史郎(以下「平原警部補」という)、当時枚方市市議会議員であつた初田豊三郎(以下「初田市議」という)、当時枚方市長であつた中司宏(以下「中司市長」という)等と(仮称)第2清掃工場建設工事(以下「本件工事」という)を特定の業者に発注できるように便宜を図るための調整をしたことはない。

3  被告人は、株式会社大林組(以下「大林組」という)及び株式会社浅沼組(以下「浅沼組」という)等の業者と本件工事を大林組及び浅沼組共同企業体に発注できるように関係者と接触したり、便宜を図ったりしたことはない。

4  そもそも本件工事の発注方式をプラント設備工事と土木建築工事とに分けた分離発注方式に決定したことは、被告人が副市長に就任し、本件工事に関与する以前に方向性が決定されていたものであり、被告人は、かかる決定についておよそ影響力を与えておらず、決定の判断自体に関与していない。

5  被告人にとっては、今回の一連の談合事件に平原警部補が関与していること自体が青天の霹靂であり、談合防止のために協力を買って出ていた現職の大阪府警の警察官である平原警部補が談合に加担していることなど、想像だにしなかったことであり、被告人が自らの談合への加担を問われるなど、夢にも思わなかった。
 以下、これらの点について、詳述する。

第2  枚方市における談合防止のための施策と本件における談合防止策

1  枚方市における談合防止策

 枚方市は談合を防止するため以下のような施策を実施している。

(1) 入札監視委員会での審議

 枚方市は、外部委員で構成される入札監視委員会を設け、同委員会にて入札方法等について審議を受けることにより、談合防止に役立てている。

(2) 電子入札制度

 枚方市は、応札可能業者同士の接触を避けるために、電子入札制度を導入している。

(3) 入札予定価格の事前公表制度

 枚方市は、透明性の向上や事業者からの不正な働きかけを防止するため、入札予定価格の事前公表を行っている。

(4) 契約約款における賠償金条項

 枚方市は、契約約款に、談合を行った場合のペナルティとして、契約金額の10%を賠償金として支払う旨の賠償金条項を設けている。

2  本件における談合防止策と被告人の職務の遂行

 本件工事に関して、上記談合防止策は全て実施されており、被告人はこれらを踏まえて、忠実にその職務を遂行したに過ぎない。
 また、枚方市は、本件工事に関して、談合防止及び公正性・競争性・透明性等を重視する観点から、枚方市廃棄物減量等推進審議会の委員、コミュニティ連絡協議会などの各種団体代表者、学識経験者、枚方市職員など多方面から構成される(仮称)第2清掃工場建設検討会議(以下「検討会議」という)を設置し、発注方法・入札方法等について、幅広い意見を求め、検討を行った。
 被告人は、副市長としての職務を忠実に遂行しており、上記の諸施策を推進こそすれ、これに反する談合への加担は一切ない。

第3  中司市長から平原警部補を紹介された状況

 中司市長は、枚方市における談合を防止するため、歴代副市長に平原警部補を紹介しており、被告人に対しても同様に紹介した。
 被告人は、平成16年1月16日午後2時、枚方市役所市長室にて、中司市長から、談合捜査のプロフェッショナルであり大阪府警特捜のエースとして平原警部補を紹介された。この時、市長室には、中司市長、平原警部補、被告人の他、当時枚方市副市長であったH(以下「H副市長」という)、当時枚方市職員で本件工事の担当理事であつたO(以下「O理事」という)が同席していた。被告人は、その際、中司市長から、枚方市発注工事における談合を防止するために専門家である平原警部補に協力してもらうように指示され、以後、平原警部補と相談を重ねて談合の防止に尽力し、職務に努めていた。
 なお、被告人は、平成16年1月16日以前に平原と接触したことはない。

第4  中司市長とのやりとり

1  被告人は、副市長として中司市長と毎日のように職務上接触していたが、この間、被告人は中司市長から本件工事を特定業者にとらせたいという希望を一切聞いていない。また、被告人も中司市長に対して本件工事を特定業者にとらせたいという希望を表明したことはない。

2  被告人は、中司市長から、本件工事の談合防止のため、平原警部補に何でも相談するように指示を受けていた。このため、被告人は、談合防止のために平原警部補からの本件工事に関する情報提供を求められた場合には、素直にこれに応じていた。しかし、平原警部補からの問い合わせが度重なったことに加えて、平原警部補が、土木建築工事の2回目の入札前に補正予算を市議会に上程すべく予算組をしていた頃、補正予算の増額金額について少ないのではないかとの意見を述べて枚方市の専権事項にまで干渉する姿勢を見せたことから、被告人は、中司市長に対し、この点の不満を言った。これに対し、中司市長は、気にしなくてもよい旨の発言をした。そのため、被告人は、従来どおり平原警部補からの情報提供の求めに応じることとした。

第5  平原警部補とのやりとり

 被告人は、平原警部補を紹介された後、何度か平原警部補と連絡をとった。
 これはもっぱら平原警部補が被告人に連絡をとるという方法であり、被告人が自ら進んで平原警部補に連絡し、情報提供したことはない。
 被告人は、中司市長から平原警部補を紹介され、中司市長が平原警部補を信頼していたこと、及び平原警部補が警察内部において何度も表彰されている優れた警察官であると聞いていたこと等から、平原警部補の指示に従って動くことは必然的に談合防止に繋がるものと考え、平原警部補から情報提供を求められた際には当該情報の提供に応じていた。
 被告人は、平原警部補から大林組も本件工事の受注に興味をもっている一社であるという話を聞いたことがある。被告人は、かかる平原警部補の発言を聞いて、平原警部補は本件工事に関する談合情報の捜査の過程でそのような情報を聞いたのだと認識していた。
 なお、被告人は、本件工事について、大林組を含め特定業者にとらせたいという趣旨の話は誰に対しても一切したことがない。明示的にも黙示的にもかかる趣旨を一切表明したことはなく、かかる意向を疑われるような行動も一切していない。
 被告人は、平原警部補から、談合防止には分離発注が妥当である等と聞いたことがある。平原警部補からそのような話を聞いたときには、既に検討会議において、本件工事の発注方式はプラント設備工事と土木建築工事とに分けた分離発注が妥当であるとの見解が出ていたことから、やはり検討会議の見解は妥当なものであったのだと確信した。
 被告人は、土木建築工事の2回日の入札前に補正予算を市議会に上程すべく予算組をしていた頃、平原警部補と電話または面談をしていた際に、枚方市が本件工事に関して、どの程度予算を増額するのか予定価格を質問され、具体的な数字ではないもののおよその金額を回答した。このとき、平原警部補は、「その程度の金額で大丈夫か」という趣旨の発言をした。被告人は、枚方市が設定する金額は、市職員にて算出した金額であり、談合防止とは関係ないにもかか わらず、平原警部補から批判的意見を出されたことに不満を抱いた。被告人は、かかる平原警部補に対する不満を、中司市長らに述べた。
 なお、被告人は、平原警部補からの接触時に平原警部補から聞いた内容及びその会話の内容を市職員に伝えたことは一切ない。

第6  初田市議とのやりとり

 被告人は、初田市議と副市長及び市議という関係上、初田市議が副市長室に来訪すれば、これに応対していた。しかし、被告人は、初田市議に対し、守秘義務に属する事項を一切公開していない。また、初田市議に本件工事に関し、資料を交付したこともない。
 被告人は、初田市議から、本件工事について、特定の業者が受注したいと考えているというような発言を一切聞いていない。また、被告人も本件工事を特定業者にとらせたいという話を一切したことがない。

第7 その他、本件談合被告事件の関係者の行為と被告人の関与

1  中司市長、初田市議及び平原警部補の会合

 中司市長、初田市議及び平原警部補は、平成13年頃から、平原警部補から枚方市の談合情報や他市の談合の原因を聞いたり、様々な工事やその他の政策について、議論したりするために、勉強会を設けていた。ここで、本件工事についてどのような協議が行われていたのか不明であるが、被告人はかかる会合の存在すら知らなかった。

2  大林組関係者、浅沼組関係者等との関係

 本件談合被告事件は、大林組、浅沼組、佐藤工業及び鹿島建設の各関係者によつて引き起こされたものであるが、被告人は、これらの関係者とは本件工事が大林組・浅沼組共同企業体に受注されるまで、一切接点がなかった。被告人は、本件工事が大林組・浅沼組共同企業体に受注された後も、大林組の森井繁夫及び浅沼組の永井某から、O理事らとともに、市長室にて本件工事受注の挨拶を受けただけで、その後一切接触していない。

第8  本件工事の談合に関与する動機の不存在

1  被告人には、本件談合行為に関与する動機が何ら存しない。

 被告人は、昭和40年9月以来、平成19年11月5日に枚方市に無念の辞職願を提出するまで、40年以上に渡り、枚方市のために尽くしてきた者である。
 被告人は、枚方市職員として勤めた40年以上の間において、一度たりとも業者から接待されたり、業者を接待したりしたことがなかった。

2  被告人は、他の関係者と異なり、本件工事に関連し、何らの利得も得ておらず、何らの要求も行つていない。
 被告人には、何ら本件談合行為に加担する動機が存しない。

第9  枚方市における(仮称)第2清掃工場建設工事への対応

1  枚方市の工事発注への対応経緯の評価について

 本件談合事件は、かつて検察庁が摘発し、本件談合事件の捜査の端緒となつた和歌山県の談合事件とは異なり、官製談合としての要素はなく、枚方市自体は、誠実に談合回避のための努力を続けていた。
 発注方式の決定や、検討委員会への諮問、入札予定価格の決定等の一連の経緯は、被告人の恣意・関与によって、談合を容易にすることはおよそ実現不能であったことを如実に物語るものであるが、その事実経緯をかいつまんで説明すれば、以下の通りである。

2  発注方式の決定について

(1) 検討会議

ア  本件工事に関して、枚方市は、上記のとおり、談合防止等のため、検討会議を設置した。
 検討会議は、平成14年2月19日の第1回検討会議から、平成15年8月26日の第16回検討会議まで全16回開催された。このうち、本件工事の発注方式については、平成14年12月10日に開催された第11回検討会議から検討が始まった。まず、第11回検討会議においては、発注方式(一括、分離、総合評価方式等)の事例報告及び質疑が行われた。
 そして、平成15年2月28日に開催された第12回検討会議、及び平成15年3月28日に開催された第13回検討会議において、発注方式について分離発注と一括発注のいずれを採用するかの議論を経て、平成15年7月7日に開催された第14回検討会議において、発注方式を分離発注とするのが妥当である旨の検討会議における意思決定がなされた。

イ  被告人が検討会議に出席したのは平成15年7月7日に開催された第14回検討会議以降の3回のみである。そして、本件工事をプラント設備工事と土木建築工事に分けて分離発注することが妥当であるとの意見がまとめられた第14回検討会議において、被告人は、担当副市長への就任の挨拶をした他は何ら発言をしていない。被告人が本件工事に関与した時点では、発注方式について分離発注を採用することが既定路線となっていた。また、第15回及び第16回の検討会議においても、被告人は、本件工事関与後、十分な検討時間もなく、本件工事の知識・情報を十分に持ち合わせていなかったことから、挨拶を行うに留まり、実質的な議論に何ら参加していない。
 枚方市は、検討会議においてまとめられた、@本件工事をプラント設備工事と土木建築工事に分離して発注すること、A落札者の決定方法について枚方市独自の総合評価方式によること、Bプラント設備工事については「指名競争入札」とし、C土木建築工事については「制限付き一般競争入札」とすること等の意見を尊重し、検討会議での結論に沿って本件工事の検討をすすめることとなった。
 かかる検討会議は、元大阪商業大学教授であり経済学の専門家であった藤原昭三検討会議会長の指揮の下に進められたものであり、検討会議の議論及び結論に対し、被告人はもちろんのこと、平原警部補、中司市長、初田市議らが影響力を行使することはなかった。

(2) 検討委員会

ア  本件工事の事業計画は、枚方市担当職員にて構成される(仮称)第2清掃工場建設検討委員会(以下「検討委員会」という)で議論を交わしながら進行した。
 検討委員会においては、市民の声が反映されたものと評価し得る検討会議での結論を尊重し、検討会議での結論を覆すことは行われなかった。
 検討委員会は、平成15年9月12日に開催された第27回検討委員会において、検討会議で妥当との結論が出た本件工事をプラント設備工事と土木建築工事に分離して発注する分離発注方式を採用することを決定した。

イ  検討会議においては、プラント設備工事と土木建築工事を分離発注することが決まっていたが、土木建築工事の設計業務をプラントメーカーに発注するか、別途土木建築工事設計業務を設計業者に発注するかについて、何ら議論されていなかった。本件工事の担当理事であったO理事は、当時、全国的にプラント設備工事の談合問題が数多くあったことから、談合防止のためにはプラントメーカーの影響力を出来る限り減少させる必要があると考えていた。このため、O理事は、プラントメーカーヘの発注量を減少させることとなる分離発注が談合防止に役立つと考えていた。O理事は、真に土木建築業者がプラントメーカーの影響を受けずに本件工事に参加するには、本件工事をプラント設備工事、土木建築設計及び土木建築工事に分離して発注する必要があると考えていた。
 このため、O理事は、土木建築工事設計業務の分離の可否を検討するため、枚方市東部整備室に土木建築の設計業務をプラントメーカーヘの発注から分離した場合、工期に影響が出ることがないかについて調査させた。O理事は、担当者から、土木建築工事の設計をプラントメーカーヘの発注から分離しても工期に影響はない旨の報告を受けた。
 検討委員会は、平成16年3月19日に開催された第29回検討委員会において、O理事の発案を受け、プラント設備工事、土木建築設計、及び土木建築工事を分離して発注する発注方式を採用することに決定した。
 なお、被告人は、平成16年1月ころ、中司市長からプラント設備工事と土木建築工事を分離するならば土木建築設計の分離発注も検討してはどうかと提案されたことがあるが、最終的に土木建築設計業務をプラントメーカーへの発注から分離したのはO理事からの提案を受けて検討委員会にて議論を経た末のものであり、中司市長からの指示が土木建築業務の分離に直接繋がったものではない。

ウ  検討委員会は、平成5年7月19日、第1回検討委員会が開催され、本件工事の基本計画や現状と課題等について議論がなされた。検討委員会は、全32回開催された。
 被告人が検討委員会に初めて出席したのは、被告人が本件工事の担当副市長に就任した後に開催された平成15年8月8日の第25回検討委員会である。被告人は、全32回の検討委員会のうち、第25回以降の8回の検討委員会にしか関与していない。被告人は、本件工事が大詰めを迎えた時期に、新参者として参加することとなった形式的責任者に過ぎず、市職員が被告人に求めたのは決裁のみであり、具体的に被告人の本件工事に対する意見等を求めることはなかった。大詰めの時期に急遽責任者となった被告人は、自己の具体的意見を提示できるだけの背景的知識を有する者でもなかった。

3 事業費の積算

(1) 本件工事の当初予算の決定

 本件工事は、平成16年1月乃至3月の間に、市議会にて、予算を約100億円と定められた。
 本件工事の工事費について、市担当者が工事履行能力を有する実績のある企業数社から見積もりを取得としたところ、最低価格が100億円を超過するものであった。しかし、近隣の特別地方公共団体である城南衛生管理組合(京都府宇治市・城陽市・八幡市・久御山町・宇治田原町・井手町の3市3町で環境・廃棄物行政の為に設立された一部事務組合)が発注した本件工事と同規模の類似施設である新長谷山清掃工場の事例では、入札予定価格が約98億円、落札価格は約58億円であり、また清掃工場の落札結果が全国的に下落していた傾向も加味し、総100億円以内という枠組での予算が市議会に上程され承認された。

(2) 土木建築工事の第1回目の入札予定価格の決定過程
 
 枚方市は、平成16年6月、本件工事のプラント設備工事を落札した川崎重工業株式会社との間で、プラント設備工事請負契約を請負代金約58億円(税込み)にて締結し、土木建築工事(工場棟・煙突・管理棟・洗車棟)の予算残額は約41億円であった。
 しかし、枚方市担当部署にて、土木建築工事の設計業務を落札したI建築設計事務所から提示された概算額について、精査を重ねたが、優先的に着工すべきと考えられた工場棟と煙突の土木建築工事だけでも、予算残額を超えるものであった。もっとも、一度議会にて根拠を示して承認を得た予算について、何ら入札もしていないまま補正予算にて本件工事の予算の増額を要求するということは通常あり得ない事柄であったため、検討委員会は、平成17年4月22日開催の第31回検討委員会会議において、土木建築工事において優先的に着工すべき工事である工場棟及び煙突のみを対象として発注することで予算対策を行う方針を確認した。
 さらに、枚方市担当者は、議会で定められた予算約100億円の範囲内で本件工事を遂行するため、枚方市発注の建設工事の入札状況を参考に直接工事費から20%削減した実勢価格調整を行った。
 これにより、土木建築工事の第1回日の入札予定価格は、約39億円(税抜き)とされることとなった。
 かかる土木建築工事の第1回目の入札予定価格について、被告人が指示したことは議会で定められた当初予算の範囲内で発注できるよう指示したのみであり、何ら具体的な指示をすることはなかった。
 かかる入札予定価格での入札見込みについて、市担当者及び被告人は、新長谷山清掃工場の事例や清掃工場の落札結果が全国的に下落していた傾向に照らし、どこかの業者が入札するものと考えていた。

(3) 土木建築工事の第2回目の入札予定価格の決定過程

 平成17年8月に行われた土木建築工事の入札が不調に終わったため、枚方市は、再発注が必要となった。
 土木建築工事の入札方式は、制限付一般競争入札を採用していたため、指名競争入札のように応札可能業者を変更することができなかった。このため、再発注に際しては、工事範囲・内容などの発注条件の変更が必要となった。また、再発注に伴い本件工事のスケジュールが遅れた中で、プラント設備工事は着工していたこと、第2清掃工場が平成20年度稼動予定であったこと、さらに国庫補助金交付申請手続への影響という時間的な制約もあった。このため、検討委員会は、平成17年8月24日開催の第32回検討委員会会議にて、工場棟・煙突と管理棟・洗車棟を分離して発注するという発注方式を見直し、これらを一括発注する入札方式を採用する方針を確認した。
 また、入札予定価格について、第1回目の不応札の原因は、入札予定価格が低額過ぎたことも原因ではないかと考えられたこともあったため、市担当者は、20%削減していた実勢価格調整を戻し計算することとした。
 この結果、第1回目の入札予定価格よりも約17億円増額した約56億円(税抜き)を第2回目の入札予定価格とした。
 かかる土木建築工事の第2回目の入札予定価格について、被告人は、市担当者の考案した入札予定価格に決裁したのみであり、何ら具体的指示をしていない。
 なお、第2回目の入札予定価格及び経審点等の入札条件の決定に際し、平原警部補、中司市長、初田市議らからその影響力を行使されることはなかった。

4  土木建築工事の第1回目の入札不応札への対応

 担当部署及び被告人は、どこかの業者が入札すると考えて金額を設定していたにも関わらず、1件も入札がなかったという結論に落胆した。  被告人は、土木建築工事の入札方式は、制限付一般競争入札における入札可能業者が70社を超えていたにもかかわらず、5社しか設計図書を購入していなかったことから、何らかの原因があるのではないかとも考えていた。しかしながら、被告人は、談合防止について議論が行われた検討会議における結論に従ったこと、及び枚方市には平原警部補がついていることから、談合が行われたとは思えないでいた。
 ところで、枚方市副市長であるK(以下「K副市長」という)が担当副市長を務める総合契約室が、枚方市入札監視委員会及び公正取引委員会に本件不応札について報告した。総合契約室は、かかる報告に対し、枚方市入札監視委員会からは、不応札について業者に事情を聞くのは不適切との回答を得、公正取引委員会からは、応札がなかったという事実のみで談合があったということはできない旨の回答を得た。総合契約室は、枚方市入札監視委員会の意見に従い、業者に談合情報の有無の確認を控えることとした。

第10  終りに

 以上のとおり、被告人は、およそ談合行為に加担しておらず、談合の存在についての認識もなく、談合の共謀に一切関与していない。被告人は、職務に関連して、何ら不当な権限行使や任務違背をしておらず、これに関連して利得を得た事実も全く存在しない。とりわけ、同じ公務員でありながらも、警察官という身分を悪用し,賄賂を要求し私腹を肥やす公務員としての清廉さもない平原警部補と被告人とは全く異質の存在である。
 被告人と弁護人は、一連の本件工事の発注経緯と被告人の関与を具体的に精査することを通じて、被告人のいわれなき嫌疑を明らかにするとともに、捜査過程において、検察官が前立腺肥大症を患う被告人に約6時間にも渡る取調べの間、一杯の水も飲ませないまま取調べを継続することで前立腺肥大症を悪化させ、被告人をしてカテーテルの装着を余儀なくさせた事実、さらにはその後も長時間に及ぶ取調べを継続し、カテーテルの長期装着を余儀なくさせ細菌感染までさせた事実、公訴事実を否認し続ける被告人に人権を明らかに無視した罵詈雑言を浴びせ続けた事実、被告人が実際には行っていない供述を被告人がなしたかのような虚偽の情報をマスコミに流し、不当に被告人の名誉を毀損した検察官の行為、並びに検察官が中司市長逮捕のための証拠の駒として利用すべく、根拠なく憶測や見込みのみに基づいて、根拠なく被告人の身柄拘束及び訴追に及んだ、本件訴追の実態を明らかにする所存である。

以上

以上が小堀前副市長の弁護人が行った冒頭陳述です。
08.10.28 PM 3:40 (火)       インターネット新聞JanJan

インターネット新聞のJanJanを紹介します。マスコミとは違った観点で今回の事件を報道されています。ご参考ください。

さて、10月18日の報告日記で、私が平原元警部補と遭遇したことについてご報告したところです。

今回は、一連の大林組に関係する裁判を一手に担当されている保坂公判検事さんとの遭遇です。

実は公判の休憩中、タバコを吸うところで、ほぼ毎回ご一緒します。
最初にお声をかけましたのは、保坂検事が裁判の進行や証人尋問で、ほとんど書類に目を落とすことなくスピーディーに対応されるので、私が「裁判に必要な全ての内容を記憶されているのですか」と尋ねたことがきっかけです。

検事さんからは「自民党さんですか」と尋ねられましたが、「無所属です」と正直に答え、「私が議員として在任中の事件ですので関心を持ち続けています」と模範的に答えました。
本当は、「あんたは間違っている!見当違いの裁判だ!」と、言いたかったのですが、・・・・迫力ある検事の前では・・・・言えませんでした。

したがって、当然の事ながら、マナーとして事件に関係することはお聞きしません。一般的な談合防止の方法や今日の公判は何時頃に終わりそうなのか等、傍聴人として、ごくごく一般的な話です。(いわゆる世間話の類)

休憩中、タバコを2本立て続けにお吸いになるので、私と同様?ストレスのある仕事だろうと推察いたします。
お互い健康には気をつけたいものです。(ナンノコッチャ?・・・やっぱり検事には言いたいことが書けません。お察しください
08.10.27 PM 6:40 (月)        約1年ぶりに小堀前副市長の公判も開始!

先ほど小堀前副市長の第2回公判を終え、役所に戻って来ました。約1年ぶりの公判となりました。小堀前副市長はお元気そうでした。一言二言お話しました。

朝10時に開廷され、1年以上に及んだ期日間整理(13回)に基づいて検察側の冒頭陳述で始まり、次いで、弁護側の冒頭陳述がありました。その後、検察側、弁護側双方の証拠説明で午前の審理を終えました。
午後1時から5時まで、検察、弁護側双方から森井証人への尋問が続きました。

午前中、弁護側の冒頭陳述の中で、病気の小堀氏に暑い中、6時間も水を与えず、病状の悪化や細菌感染でカテーテルを入れながらも過酷な取り調べが続いた実態が述べられました。

また、午後からの証人尋問では、証人の証言と、供述調書の矛盾が明らかとなり、供述調書の信憑性を覆されるなど、私の感じでは弁護側優勢で推移したように感じました。


小堀氏の次回公判は、22日にお伝えしたように11月5日、午後1時からとなりました。

今回の小堀前副市長に対する検察側冒頭陳述は、中司前市長との類似点も多いことから、21日に初公判となった中司前市長の検察側冒頭陳述の速記版をアップしようと思います。今しばらくお待ちください。

また、小堀前副市長の弁護側冒頭陳述もアップしたいと思いますが、手元にはメモ程度で正確性に欠く状態です。議員個人の力にも限界があります。どなたかご協力をいただければと思います。
08.10.25 PM 2:20 (土)      中司前市長の冒頭意見陳述正規版

昨晩、中司前市長の正規版冒頭意見陳述をいただきました。これにより23日にアップしました文章は「速記版」といたします。
正規版を読みますと、なるほど微妙なニュアンスの違いが認められます。議会答弁にも感情に流されることなく、微妙な表現にこだわられた中司前市長の細やかさが感じられます。よって、23日の「速記版」を修正することなく「正規版」もアップしておきます。

2008.10.21 大阪地裁201号法廷にて           正規版

 市長職を辞してから一年余りがたちましたが、初めて私の思いを申し述べることができるこの日を、一日千秋の思いで待ち望んでおりました。
 私は、昨年春、4期目の就任をさせていただいた直後に、談合容疑で逮捕・起訴されました。そして、昨年9月に、市政に混乱をもたらし、市政に対する信頼を損ねたことへの責任を取って辞職いたしました。       

 このことについて、当時の市政の責任者として万死に値することと、市民の皆さん、そして市職員並びに関係者の皆さんに心からお詫び申し上げます。同時に、公約として掲げたマニフェストの実現に対して、市民の皆さんのご期待に応えることができなかったことを大変申し訳なく思っています。

 しかしながら、私は、談合に関与しておらず、談合罪に問われるような行為は一切行っておりません。公訴事実にあるような、第2清掃工場の建設工事の入札において公正な価格を害する目的で共謀し、大林・浅沼共同企業体が落札するよう談合を行ったことはありません。

 枚方市の第2清掃工場は、市民生活にどうしても必要であるにもかかわらず、近くに建てられるのは困るという、いわゆる迷惑施設でありました。
 このため、環境面での心配などから、建設予定地周辺の住民による激しい反対運動が続いていたのです。
 加えて、当時、市の財政は非常に厳しい状況にあり、財政再建と清掃工場の整備を両立して進めることが課題となっていました。
 そこで私は、行財政改革を強力に推し進め、その一方で、施設の整備について理解を得るため、何度も地元の集会に足を運び、罵声の中で頭を下げ、ときには深夜まで話し合いを行いました。
 
その中でいただいた地元の皆さんのご意見を受け入れて、環境への最大限の配慮を約束するとともに、焼却ごみの半減を掲げるなど、積極的にゴミの減量施策を推進してきました。その結果、施設の規模も予算の額も、当初の予定より大幅に削減することができたのでした。
 第2清掃工場は、このように、地元のみなさんとの話し合いを繰り返して、理解と協力を求めるなど、10年余りに及ぶ多くの人々の努力の末に、やっとのことで計画を前に進めることができたのであります。

 また、枚方市では、私が市長に就任する以前、別の清掃工場の建設にさいして契約に疑惑があることが判明し、市議会で調査特別委員会が設置されたことがありました。
 だからこそ、事業の実施にあたっては、まず、環境面で世界最高水準であること、そして、談合のない施設整備を行うことを大方針として取り組んできました。
 建設に反対する方々の理解を求め、職員と一緒に、本当に苦労に苦労を重ねた事業だったのです。ですから、特定の建設会社を利する行為に加担しようなどという考えも認識も一切ありませんでした。もちろん、何らかの見返りを求めたこともありません。
 それだけに、よもや私自身が談合の嫌疑を受けることになろうとは思ってもみませんでした。まして、これまで何事においても公正な行政を進めてこられた小堀副市長まで巻き込んでしまうことになり、まさに断腸の思いで、悔やまれてなりません。
 
 私は、平成7年4月に市長に初当選以来、生まれ育った愛する枚方の発展のため、市民の皆さんの幸せを実現するため、身命を賭して尽くしてまいりました。全市民に対して公平、公正であり、財政を健全にし、環境にやさしく、政策本位の行政を築くことが、就任当初からの私の政治目標でした。
 そうした考えから、全国で初めて市政にマニフェストを導入し、市民のみなさんに公開しました。そして、マニフェストに基づく市政改革に全力で取り組み、財政再建を果たすとともに、市民生活に必要な数々の事業を実現してきました。また、行政の透明性を高め、利権構造をなくすために、他市に先駆けて情報公開や市民参加の導入、入札制度の改革などを行ってきたのであります。
 市役所職員、そして、市民のみなさんと一緒に進めてきた、取り組みの全てを誇りに思っています。
 
 今、第2清掃工場が完成し、稼動後の周辺地域の環境を守るために、里山でのボランティア活動に参加しています。立ち上がった施設を目にし、整備に苦労してきたことを思い返す度に、このような事態に直面した悔しさが胸にこみ上げてきます。
 
 この一年半、私にとりまして、かつて経験したことのない辛いときを過ごすことになりました。とりわけ、大阪地検特捜部の苛烈極まりない取り調べの中で、精神的に追い詰められ、何を言っても聞き入れられないことへの無力感や挫折感から、事実と異なる供述調書に署名してしまった、自分の弱さを思うと、残念でなりません。
 また、先に行われた、他の被告人の裁判での証言についても、悔しい思いで一杯であります。
 
 これまで、この状況に耐えて沈黙を守ってまいりましたが、この裁判を通して事件についての真実が明らかになり、私の潔白が証明されますことを強く願っています。

さて、上記が正規版全文です。秋の夜長、速記版と正規版をコピーして読み比べられることをお勧めします。
句読点も含め、40カ所ほど修正いたしました。中司前市長らしさを感じ取ることができます。

今回、「速記」は、あくまで「速記」であることを改めて勉強させていただきました。
なお、議員報告地域配布版には「正規版」を掲載したいと思います。
08.10.24 PM 1:30 (金)

昨日アップしました市長の言葉について、「ほとんど正確であるが、ほんの少しだけニュアンスが異なる所がある。」とのご指摘を受けました。
より正確を期するため、調査の上、本文に少し修正を加えたいと思います。もうしばらくお待ちください。
08.10.23 PM 2:15 (木)       1年半ぶりの中司前市長の肉声

私は昨年12月23日の報告日記で小堀前副市長の「記」を全文アップしました。
一昨日、21日、中司前市長の初公判が開かれ、冒頭、約1年半ぶりに公の席での中司前市長の肉声を聞くことが出来ましたので、メモや速記を元にした内容をアップします。

公判開始後、検察官による公訴事実の朗読のあと、裁判長より「自ら申し述べることがありますか」との問いかけに、中司前市長が自らの思い(意見陳述)を裁判所に述べられたものです。

2008.10.21 大阪地裁201号法廷にて         速記版

 「市長職を辞してから一年余りがたちましたが、初めて私の思いを申し述べることができるこの日を、一日千秋の思いで待ち望んでおりました。
 私は、昨年春、4期目の就任をさせていただいた直後に、談合容疑で逮捕・起訴されました。
 そして、昨年9月に、市政に混乱をもたらし、市政に対する信頼を損ねたことへの責任を取って辞職いたしました。

 このことについて、当時の市政の責任者として万死に値することと、市民の皆さん、そして、市職員並びに関係者の皆さんに心からお詫び申し上げます。
 同時に、公約として掲げたマニフェストの実現に対する、市民の皆さんのご期待に応えることができなかったことを、大変申し訳なく思っています。
 しかしながら、私は、談合罪に問われるような行為は一切行っていません。

 公訴事実にあるような、第2清掃工場の建設工事の制限付き一般競争入札において公正な価格を害する目的で共謀し、大林・淺沼共同企業体が落札するよう談合を行ったことはないのです。

 枚方市の第2清掃工場は、市民生活にどうしても必要であるにもかかわらず、近くに建てられるのは困るという、いわゆる迷惑施設でありました。
 このため、環境面での心配などから、建設予定地の周辺住民によって、激しい反対運動が続いていました。
 加えて、当時、市の財政状況は非常に厳しく、財政再建と清掃工場の整備とを両立して進めることが課題となっていました。

 そこで私は、行財政改革を強力に推し進める一方、施設の整備について、地元の皆さんの理解を得るため、率先して何度も地元の集会に足を運び、罵声の中で頭を下げ、時には深夜まで話し合いを行いました。
 そして、その中でいただいた地元の皆さんのご意見を受け入れて、環境への最大限の配慮を約束するとともに、焼却ごみの半減を掲げるなど、ごみ減量施策を強力に推進してきました。
 その結果、施設の規模も予算の額も、当初の予定より大幅に削減することができました。

 第2清掃工場は、このように、地元の皆さんとの話し合いを繰り返して、理解と協力を求めるなど、10年余りに及ぶ多くの人々の努力の末に、やっとのことで計画を前に進めることができたのであります。
 また、枚方市では、私が市長に就任する以前に、別の清掃工場の施設整備に際し、契約に疑惑があることが判明し、市議会で調査特別委員会が設置されたことがありました。
 だからこそ、事業の実施にあたっては、まず、環境面で世界最高水準であること、そして、談合のない施設整備を行うことを大方針として取り組んできました。
 反対の方々の理解を求めて、苦労に苦労を重ねた施設の整備に際し、特定の建設会社を利する行為に加担するような考えは一切ありませんでした。
 もちろん、何らかの見返りを求めたこともありません。
 それだけに、よもや、私自身が談合の嫌疑を受けることになろうとは思ってもみませんでした。
 まして、これまで何事においても公正な行政を進めてこられた小堀副市長まで巻き込んでしまうことになり、まさに断腸の思いで、悔やまれてなりません。

 私は、平成7年4月に市長に初当選以来、生まれ育った愛する枚方の発展のため、市民の皆さんの幸せを実現するため、身命を賭して尽くして参りました。
 全市民に対して、公平、公正であり、財政を健全にし、環境に優しく、政策本位の行政を築くことが、就任当初からの私の政治目標でした。
 そうした考えから、全国で初めて市政にマニフェストを導入し、市政改革に全力で取り組んで、財政再建を果たすとともに、市民生活に必要な数々の事業を実現してきました。
 また、行政の透明性を高め、利権構造を無くすために、他市に先駆けて情報公開や市民参加の導入、入札制度の改革などを行ってきました。
 市役所職員、そして、市民の皆さんと一緒に進めてきた、取り組みの全てを誇りに思っています。

 今、第2清掃工場が完成し、稼働後の施設周辺地域の環境を守るために、里山でのボランティア活動に参加しています。
 立ち上がった施設を目にし、整備に苦労してきたことなどを思い返す度に、このような事態に直面した悔しさが胸にこみ上げてきます。
 この一年半、私にとりまして、かつて経験したことのない、辛いときを過ごす事になりました。

 とりわけ、大阪地検特捜部の苛烈極まりない取り調べの中で、精神的に追い詰められ、何を言っても聞き入れられないことへの無力感や挫折感から、事実と異なる供述調書に署名してしまった、自分の弱さを思うと、残念でなりません。
 また、先に行われた、他の被告人の裁判での証言についても、悔しい思いでいっぱいです。

 これまで、この状況に耐えて沈黙を守って参りましたが、この裁判を通して、事件についての真実が明らかになり、私の潔白が証明されますことを強く願っています。」


以上が内容です。
その後、検察側の冒頭陳述の後、弁護側は無罪を述べられ、公判が進みました。今後の裁判日程は昨日アップしました。
尚、冒頭でご報告しましたとおり、事件内容については小堀前副市長の時と同様の取り扱いとし、本日、アップしました内容については、小堀前副市長と同様に議員報告地域配布版にも記載したいと考えております。

08.10.22 PM 6:15 (水)       日程

今日行われた初田氏の第6回目の公判では3名の証人尋問が行われました。職員さんも1名、証人尋問を受けられました。

さて、今後の裁判日程ですが、何の保証もありませんし、責任も持てません。様々な方からお聞きした範囲ですので、ご参考にされた上、地裁へ直接お尋ねください。日程は変更されることがあります。

中司氏
10月21日 10時     201号大法廷
11月4日  10時から  803号法廷
11月11日 9時40分  803号
11月14日 10時     802号
11月17日 10時     603号
11月21日 10時     603号
11月28日 10時     603号
12月5日  10時     603号
12月9日  10時     803号
12月10日 1時      201号
12月15日 10時     603号
12月16日 10時     803号
12月17日 10時     603号
12月22日 10時     603号
12月24日 10時     603号
12月26日 10時     603号
1月13日  10時     803号
1月14日  10時     603号
1月16日  10時     603号
2月4日   1時30分  603号 (論告・弁論)
小堀氏
10月27日 10時     802号
11月5日  1時      802号
11月17日 10時     603号
11月19日 10時     603号
11月26日 10時     603号
12月3日  10時     603号
12月8日  10時     603号
12月10日 1時      201号
12月15日 10時     603号
1月7日   1時30分  603号
1月8日   1時30分  1004号
1月19日  10時     603号 (予備日)
2月2日   2時30分  603号 (論告・弁論)
初田氏
9月19日  10時
10月8日  1時
10月15日 10時
10月20日 10時
10月22日 10時
11月4日  10時     803号
11月14日 10時     802号
12月3日  3時30分  603号
12月10日 1時      201号
12月12日 1時      603号
12月15日 10時     603号
12月17日 1時      603号
12月22日 10時     603号
1月20日  10時     803号
1月23日  10時     603号 (予備日)
2月2日   10時     603号 (論告・弁論)

以上です。尚、地裁判決は4月頃と聞いています。
08.10.21 PM 5:40 (火)        中司前市長の初公判始まる!

昨日は初田氏の5回目の公判に行きました。またまた面白いエピソードがあるのですが後日にご報告いたします。

ようやく中司前市長の初公判が始まりました。傍聴券の発行は61枚、80名以上が並ばれたように思います。
コンピューターによる抽選で私は傍聴をすることが出来ました。中司前市長はお元気そうでした。

すでに各紙の夕刊の記事となっていますので詳細は省きますが、逮捕前と変わらず明確に無罪主張をされました。

公判は来年2月4日まで20回に渡って開かれます。判決は4月頃となる見込みです。金銭の収受(贈収賄)もなく、確たる証拠もないため、裁判では証人合戦となります。

明日は初田氏の6回目の公判が開かれます。検察側の森井証人に対して弁護側による尋問となります。明日は決算特別委員会最終日ですが、池上議員にお任せして公判の傍聴に行く予定です。
08.10.19 PM 3:55 ()        いよいよ始まります

明日は初田氏の5回目の公判、そして明後日は中司前市長の初公判となります。いずれも決算特別委員会中ではありますが傍聴せず、公判の方へ行ってきます。
尚、中司前市長の初公判は、21日午前9時半から45分までに並ばれた方を対象に抽選となります。抽選の場所は本館北玄関東側出入り口、開廷は10時です。
08.10.18 PM 6:30 (土)        トヨさん

私は平原元警部補とは何らかの因縁があるのかも知れません。

その1
先週8日(水)、初田氏の第3回公判で、休憩中にタバコを吸いに行きました。そこに平原証人と保坂検事が先にタバコを吸ってられました。休憩後の証言を打ち合わせておられたようです。

そこへ初田氏と有馬弁護士がタバコを吸いに入ってこられました。保坂検事は「お!具合悪いな・・」と言って出て行かれますが、その時、平原証人は初田氏に向かって「トヨさん、ほな先いくわ!」と、悪びれることもなく出て行かれました。呼び方に迫力を感じました。
休憩直前の平原氏の証言では、初田氏のことを「先生」「初田さん」と呼んでいたと証言された後でしたので、「トヨさん」と呼んでいたとの証言はありませんでした。11日の日記での「違和感」です。なにかおかしい。
因みに、初田氏の名前は豊三郎(とよさぶろう)さんです。

その2
15日(水)の第4回公判では2時過ぎに一旦休憩に入り、4時半に再開されるのですが、休憩に入ってから8階のトイレに入ったときのことです。私が一人で「小」の方の用をたしていますと、平原証人も「小」用で一人で入ってこられました。

「わぁー平原証人や、聞きたいことが山ほどある」と思いながらも、つい、「ご苦労さんでした」と言ってしまいました。(ここですでに負けてる)
ジロとこちらを向かれたときのオーラは半端ではありませんでした。ムム、迫力ある・・・思わず「小」が止まりそうになりました。
さすが一流の捜査官だけのことはあると思いながら、「傍聴していましたので」と言いますと、すかさず「恥ずかしいことをしてしまいました」と反省の弁を一言述べられました。
私は思わず「がんばってください」と言ってしまいました。・・・反省・・・

しかし、平原氏の切り替えも誠にお見事!!これだけの頭の回転と迫力、オーラでは一般人は太刀打ちできません。聞きたいことは何も聞けずに立ち去りました。 トホホ・・・
08.10.17 AM 11:50 (金)         実質閉ざされている裁判傍聴

来年5月から裁判員制度が始まります。一般の方が突然、刑事事件の裁判官(裁判員)になられるわけです。今までの刑事裁判では裁判官3名で行われていましたが、これを裁判官3名と裁判員6名で行い、評議、評決まで行います。
それに比べ、大変遅れているなと思うのが裁判傍聴です。はっきり言って裁判日程がよほど注意していないとわかりません。
傍聴しているのは限られた関係者と司法を勉強している方、そしてマスコミ関係者だけと言っても過言ではありません。・・・・・・・事件に関心のある一般は困る・・・・・・・

今回の大林組による枚方談合事件では公判の日程がわからず、苦労されている方も多いかと思います。
そこで私が知りうる限りの日程を近々アップしたいと思っています。
現在、日程をアップすることに違法性がないかどうか検討を重ねているところですのでもう少しお待ちください。

本日、、議員報酬が支給されましたのでご報告。

支給額         669000
 (04. 7月より69万円から3%の減額669000円)

所得税            40730
  (平成19年1月分より所得税の税率見直し及び定率減税の廃止に伴い2750円安くなりました)

市府民税          59900
 (府が40%、市が60%となります)(07.6月 税源移譲により約1万円の負担アップ)

議員共済会費       99200
  (地方議員として最高額負担・これに公費約4割がプラスされて議員年金が支給されます。国会議員とは制度が異なります)
                       
(19年4月分より80600円から9300円アップ)(20年4月分より89900円から9300円アップ)
議員厚生会費        9000
  (04.4月2500円負担アップし、ここから議員駐車場代2720円を出す事に。以前の5000円から実質値下げ)

会派費
(改革市民会議)   30000  (改革市民会議の研修・旅費・図書購入・会派慶弔費等に充てます。不足は追加負担、余れば個人に返されます)

        -----------------------
以上が議会事務局から配られる明細書の引き去り記載分------------------------

議員駐車場代           0  (02.10月より支払い。全国初徴収)(04.4月より上記の議員厚生会より支出。当時の駐車場代5000円)

国民健康保険       65000
  (03.6月より報酬天引きから個人の自動引き落としに変更)
                              (内訳は年額で
医療440000円.介護90000円、後期支援120000円です)

国民年金          14410
  (03.6月より報酬天引きから個人の自動引き落としに変更)(07.05より13580円から14100円へ負担増)
                    
   (08.4月より310円の負担アップ)

手取額         350760 円
 

※市会議員は地方公務員ですが採用試験ではなく「選挙」で選ばれ、任期4年の「特別職非常勤職員」という扱いを受ける為、「給料」ではなく、「報酬」となり、「退職金」及び「諸手当」(期末手当を除く)はありません。また、4年に一度の「選挙」については無所属の私は自費となります。
尚、別に議員に支給される「政務調査費」(月額7万円)につきましては領収書も含め、使途を公開しておりますのでホームページ内「データバンク」をご参照下さい。また、年収については源泉徴収表そのものを私は公開しております。
以上、皆様の税金からいただきました。ガンバリマス。

08.10.15 PM 5:50 (水)       4回目の公判

午前中から、午後3時頃まで初田氏の第4回目の公判を傍聴してきました。
先週、検察側証人として証人尋問を受けられた平原元警部補を、今度は弁護側が尋問するわけです。
テレビドラマを見ているような場面が随所にあり、興味深く傍聴できました。

休憩を挟んで4時半からもありますが、決算中のため途中で引き上げました。

その決算については、昨日、決算委員の池上のりこ議員がいろいろな項目で鋭い指摘をされています。今後、会派でも引き続き質問をしていきたいと思います。

尚、初田被告の次回の公判は20日(月)10時からで、森井氏が検察側証人として出廷されます。
08.10.13 PM 4:20 (

昨日から法事で丹後半島に行っていました。昼過ぎに役所に戻って来ましたが、池上議員が決算質問準備をされています。池上議員の質疑は明日の2番目です。税の使い方や分担のあり方に厳しい質疑となりそうです。
08.10.11 PM 4:50 (土)       インタビュー記事

 今朝の読売新聞と産経新聞に中司元市長のインタビュー記事が掲載されていました。

 予想通り、中司元市長は「談合に関与しておらず無罪主張で戦う」との記事でした。小堀元副市長は一貫してその主張です。
8日には検察側証人として平原元警部補が証言台に立たれましたが、初田元府議も今後の裁判の中で明確に反論されるようです。
 この事から考えられる方向性(ベクトル)は、主導的に犯罪行為をされたお方は・・・・証人その人であるように思われます。

昨日の日記で「・・・ようわからん・・・」と締めくくっていますが、もう一つわからん事があります。

 8日の公判において、平原証人は冒頭で、「枚方においては●元市議が枚方の公共工事を食いものとし、ブレーン市議に金をばらまいていた云々・・・。」というような証言があったように思います。
 そして枚方から談合を防止すために中司氏や初田氏に協力してしまった。というような流れで証言されていたように思います。(私は逆だと思っています)

 証言によるところの公共工事を食いものとしていた●元市議はある時期に立候補を断念されましたが理由はわかりません。私はこの前後から主客が入れ替わったのではないかと思っています。
 そのことに中司氏も初田氏も気がつかなかったのではないか。平原証人は現役時代から常々高圧的、威圧的であったとも仄聞(そくぶん)します。このところが、わざとなのか検察主張では欠落しているように思います。ようわからん。
・・・・平原証人が被告(中司氏、初田氏)どのように呼んでいたかについて検察側が執拗にお尋ねになっていたが、「高圧的、威圧的」というウワサを払拭するためとするならば理解出来るのだが・・・・ようわからん。

 ついでにもう一つ、検討会議から「分離発注」という意見が出されるのですが、検察側からはそのことを触れておられないのも不思議でわからんところです。

 私のように、主に情報が「傍聴だけ」の人々からは、検察側主張にはわからんことだらけのように感じる日々です。

検察に対しては、公費(税金)で調べ上げた情報は全て公開して欲しい・・・・とも、感じる日々でもあります。

私が事件発生時から一貫して感じる方向性(ベクトル)は警察官(複数)による官製談合というベクトルです。

08.10.10 PM 6:45 (金)        KABAU?

一昨日の裁判を傍聴して疑問に思ったことがあります。

 平原証人に対する検察質問の最後の方で、弁護側から異議が出たにもかかわらず、特別に平原証人の心境を述べさせた部分があります。
「当初は、逮捕されてから(中司氏と初田氏)かばっていたが、捜査が進みバレてしまっている以上は、全て今までのことを正直に云々・・・・」というような証言であったように思います。

 検察にとっては重要な部分であるからこそ、あえて平原証人に証言させたわけです。

 私は「かばっていた」という言葉を聞いたときに、「なぜ、平原氏が二人をかばう必要があるのか」が理解できなかったのです。
 一般的には、検察としては平原氏の談合による逮捕時の供述と、収賄による再逮捕以後の供述矛盾に対しての整合性をとる意味と、平原氏の証言の信憑性を上げるため、心境をあえて語らしたように思いますが、そもそも談合に対して有能なベテラン刑事が、検察特捜に逮捕された時点において、中司氏、初田氏の二人をかばう必要があったのかという疑問です。

 捜査のプロであれば、地検特捜の取り調べがどれだけ厳しい調べか理解しているはずです。自分自身が逮捕され、警察組織を揺るがしている中で、他人をかばうどころか自分自身の先行きに対して考えるのが精一杯であったはずです。

そこのところが、どうもヘンなシナリオに付き合わされているように思うわけですが・・・・ようわからん・・・


08.10.08 PM 6:30 (水)        宣誓

午後1時から初田前府議被告の3回目の公判を傍聴してきました。公判では平原元警部補(最高裁に上告中)が検察側の証人として出廷されました。
冒頭、平原証人は宣誓書を読み上げた後、裁判長からウソの発言は偽証罪にあたるとの注意があり、その後、1時間40分程度、検察と平原証人のやり取りがありました。平原氏の証言内容は概ね昨年の冒頭陳述に準じた内容でした。

初田氏の反論は来週10月15日午前10時からです。

08.10.07 PM 3:00 (火)

来週の14日から決算特別委員会が開かれます。会派からは池上のりこ議員が質問をされますが、昨日から質疑に関係する部所からヒアリングにこられています。池上議員の質疑は14日の2番目です。
08.10.05 PM 5:10 ()           続、ネットブックパソコン

一日にネットブックの件を報告しましたところ、いろいろと質問をいただきましたので少し報告します。

ネットブックは基本的にネットからソフトをインストールするためDVDやCDドライブがありません。USBから外付けが基本となります。ショップに行きますと1万円前後で売っていますのでDVDやCD-ROMからのダウンロードは外付けドライブでインストールすることとなります。

私の場合、EeePC901という台湾製のネットブックですが、ハードディスクはありません。ハードディスクに相当する部分はSSD(ソリッドステートドライブになっています。
早い話、SSDはフラッシュメモリです。この為、ハードディスクより軽く、衝撃に強く、省電力で、かつ、早いわけです。
ただ、SSDはハードディスクより高価なため、安いネットブックには少ない容量のSSDが装備されています。

EeePC901には12ギガのSSDが装備されていますが、コストの関係で4ギガは高価なSSD、残り8ギガは安価なSSDが使われています。そして高価なSSDはCドライブ(4ギガ)に、安価なSSDはDドライブ(8ギガ)に使われています。

※さて、そこで問題になるのですがCドライブにウィンドゥズXPのOS(オペレーションシステム)が入っています。そして、OS関連ソフトやウイルスソフトなどをインストールすると、Cドライブはすぐに満杯となります。

充分なハードディスク容量を持った最近のパソコンになれていると戸惑います。知恵と工夫を総動員して快適に使用するための努力が不可欠なわけです。・・・・・私はそこのところが大変楽しく感じています。

一般の方は少なくともCドライブに8ギガから16ギガ程度のSSDが装備されるまで、今少し待たれることをお勧めします。デルからは16ギガSSDのミニノートが発売されました。また、リナックス仕様も併売されました。

因みに、EeePC901のウィルスソフトには、今回初めて更新料がかからない「ウィルスセキュリティZERO」USBメモリ版を使用しました。USBメモリ版は1ギガUSBメモリが使われており、何かとお得です。尚、仕事用にはウィルスバスターを使用しています。

データ通信カードは、イーモバイルのUSBスティックタイプD11LC、3.6Mタイプを1円で契約して使っていますが、速度的には充分早いです。もちろん資金に余裕のある方は7.2Mタイプをお使いになると思われます。以上、簡単なご報告とします。
08.10.01PM 4:00 (水)        ネットブックパソコン

議会は、14日から開かれる決算特別委員会まで「ちょっと一服」と言ったところです。ただ、議員によっては、9月から11月にかけて地元行事が集中する時期で、大変忙しくされる議員さんも多くなるところです。

私も各地への出張を予定しています。出張先でも簡単な仕事が出来るようにとネットブックパソコンと呼ばれるミニノートを1台買いました。機種はアスース社のEeePC901という台湾製で、実売5万円弱なのですが、これがなかなかの性能で仕事に使えます。
オペレーションシステムはウィンドゥズXPですが、将来はリナックスで動かしたいと思っているところです。重要なデータは持ち歩きませんので気軽に使えてホントに快適です。

エイサー社やデル社のミニも人気です。MSI社などはサブノートとしても使えるスペックを持っていますが、いずれも実売5万円前後です。

この種のミニノートは多くの海外メーカーから出てきました。このジャンルの販売台数が、今後相当伸びるような気がしますが、日本のメーカーが出遅れたのを残念に思います。


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